スイフト(スズキ)の緑のクルマ

総合評価
3.9
平均価格 44.4 万円(税込)
価格帯 39.0 ~ 49.8万円(税込)
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スズキ スイフト について

車種の特徴

スズキのコンパクトカーのなかでも主力である「スイフト」は、1983年から2002年の間に販売された「カルタス」の後継モデルです。実際、「カルタス」の2代目モデルは、欧州や北米などにおいて「スイフト」の名前で販売されていた過去があります。国内で「スイフト」が誕生したのは、2000年のことです。走りとデザインをキーワードに、「見て力強さを感じ、乗って力強く走るダイナミックコンパクト」のコンセプトで開発されました。ワゴンRプラスの骨格をベースとした初代モデルは、販売当初から低価格なコンパクトカーであることを売りにしていました。そして2002年には「泣く子も黙る79万円」のキャッチコピーとともに価格が変更され、一般的な軽自動車を下回る価格設定になったのです。しかし、「スイフト」のすごさは価格だけではありませんでした。欧州で鍛えてきたしなやかな乗り味を実現しつつ、走りも重視し続けたことから、走りが良いコンパクトカーとしての評価を獲得していったのです。さらに、2003年にはスポーツ走行に対応できる剛性の高い「スイフトスポーツ」が誕生しました。「スイフトスポーツ」は、スズキの「走りのフラッグシップ」としてコンパクトなボディのままスポーティーな走りを楽しめるモデルであり、現在も高い人気を誇ります。そして2004年のフルモデルチェンジでは、欧州の車を意識したボディデザインの「スイフト」2代目モデルが誕生しました。世界戦略車として生まれ変わった同モデルは、ボディデザインが変更となっただけでなく、燃費性能や走行性能が向上したことも大きな特徴です。「走りの楽しさ」と「日常性」を両立した2代目モデルは、2005~2006年の日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞「Most Fun」と2006年次のRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。受賞記念として、2006年には特別仕様の「1.3XG Limited」が2,400台限定で販売されたこともあります。また、2010年に誕生した3代目モデルは、力強い走りと低燃費を両立したエンジンや減速エネルギー回生機構のエネチャージなどを搭載。さらなる走行性能の向上に加え、燃費性能も向上したことが特徴です。2017年のフルモデルチェンジで誕生した現行モデルの4代目は、エンジンが変更され最高出力もアップしました。黒で統一されたシートインパネ周り、そしてD型のステアリングホイールがよりスポーティーな空間を演出して乗る人の気持ちを走らせてくれます。人気のボディカラーであるピュアホワイトパールやスピーディーブルーメタリックなどは、街中で見かけることも多いでしょう。発売から20年を迎えて、「スイフト」はスズキを代表する人気の車種になっています。

車名の由来

「スイフト(SWIFT)」は、「軽快・快速」を意味しています。車両重量が1トンを下回るスイフトは、その名の通り軽快で小回りの利くフットワークの良さが特徴です。

最新モデル情報

最新の4代目モデルは、2017年のフルモデルチェンジで誕生しました。最新モデルでは、安全性能や走行性能をより高めた「HEARTECT(ハーテクト)」というプラットフォームが採用されています。ボディサイズ全長3,890×全幅1,735×全高1,500mm、車両重量は1トン未満と、3代目モデルに続きスポーティーな運転感覚を楽しめるコンパクトカーです。ガソリン車やハイブリッド車のほか、一部がハイブリット化されたマイルドハイブリッド車の3モデルから選択できます。黒で統一されたスポーティーな内装や3代目モデルより広い後席、そしてハイブリット車以外では荷室広くなっていることもポイントです。グレードはXG・HYBRID MG・RS・HYBRID RS・HYBRID SZの5種類が展開されており、全てのグレードでステアリングチルトとシートリフターが標準装備されています。また、ピュアホワイトパールなどのシンプルなものから、バーニングレッドパールメタリックやスピーディーブルーメタリックなど、カラー展開が豊富であることも特徴です。

※記載の文章は、2021年10月時点の情報です。