軽自動車の車検証の見方を教えます!(2023年版)

カーライフを賢く楽しむ クルマの点検・車検

一般的に車検証と呼ばれる、自動車検査証。記載されている内容には、何やら聞きなれない単語が羅列されています。軽自動車といえども、その内容は登録車と同様さまざまな情報であふれています。ここでは軽自動車の車検証には何が記されているのか、ひと項目ずつ詳しく解説していきます。

車検証とは?

国が定めた検査をパスし、日本国内の公道を走行できることが証明された書類。車検証がないクルマは公道走行をしてはならず、運行中は常備していなければならないと法律で定められています。車検証という呼び名は通称で、正確には自動車検査証といいます。

なお、登録車の車検証は2023年1月から電子化され、必要最小限の記載事項を除き各種情報はICタグに記録されるようになりました。軽自動車の車検証電子化は2024年1月からの予定です。詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

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車両番号

ナンバープレートの番号が記入されています。登録車は自動車登録番号といいますが、軽自動車の場合は車両番号と記されます。

交付年月日

所有者や使用者、住所等が変わったなど、記載内容が最後に更新された日付を表します。登録車の場合は所有者が最後に変わったときに更新されますが、軽自動車は所有者だけでなくほかの項目が変更された場合も更新されます。

初度検査年月

そのクルマが登録されナンバープレートが最初に発行されたときの年月を表します。大抵の国産車は新車登録された年月となりますので、ここに記された年がそのままそのクルマの年式を示す場合が多くなります。

海外から輸入されてきた中古車(中古並行輸入車)の場合、日本国内で初めて登録された年月が記載されますので、そのクルマの年式とは異なることが多くなります。

自動車の種別

ここの項目には軽自動車と記載されます。登録車の場合は、小型や普通、大型など種類が分かれますが、軽自動車には区分がありません。

用途

軽自動車は、多くの場合「乗用」もしくは「貨物」となります。5ナンバーは乗用、4ナンバーは貨物に区分されています。ほかに乗合、特種などがありますが、軽キャンピングカーのような改造車は特種に分類され8ナンバー登録となります。

自家用・事業用の別

ナンバープレートの色によって分かれる項目です。通常の黄色地ナンバーは自家用、反転した黒地ナンバーは事業用に分類されます。

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車体の形状

ボディの形状によって区分される項目です。軽自動車では、箱型、ステーションワゴン、幌型、バンなどに分類されます。特殊車両として、キャンピング車、冷凍冷蔵車なども用意されています。

車台番号

製造したメーカーが工場出荷時に必ずフレームへ直接打刻する、そのクルマだけのシャシーナンバーのことです。ボディのモノコックフレーム部分のどこかに刻印されていて、コーションプレートの記載でも確認ができます。ほかの製品でいうところの製造番号と同じ意味を持ち、1つの番号はそのクルマ1台だけのものとなります。

乗車定員

クルマに乗れる人の数を表し、軽自動車は最大で4人と決められています。

最大積載量

貨物登録の車両に記載される、そのクルマが積むことができる荷物量を表します。軽自動車の場合は最大で350kgまでと法律で定められています。

車両重量

そのクルマの重量を表します。ここには車体に加え、ガソリンやオイル、クーラントなどの液体を満載した重さも加わっています。登録車はここの記載内容によって重量税が変わってきますが、軽自動車の場合は重量税が一律で定められていますので、税金には関係ありません。

車両総重量

乗用登録の場合は、上述の車両重量へ乗車定員数分の重さを足した数値です。人の重さは55kgで計算されます。貨物登録ではさらに積載量を満載にしたときの重さも加わります。税制には関係ありませんが、例えば重量制限のある立体駐車場に入る場合などは、ここの数値を参考にした方がいいかもしれません。

長さ

ボディの全長を表します。表記の単位はセンチメートルです。軽自動車は3,400mm以下と法律で定められています。

ボディの全幅を表します。表記の単位はセンチメートルです。軽自動車は1,480mm以下と法律で定められています。

高さ

ボディの全高を表します。表記の単位はセンチメートルです。軽自動車は2,000mm以下と法律で定められています。

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車名

車名と表されていますが、ここには通常メーカー名が記載されます。例えばスズキ ジムニーの場合、ジムニーではなくスズキと記されます。

型式

そのクルマがどの車種のどの世代かを表す、数字とアルファベットで組み合わせられた表記です。国土交通省にメーカーが届出し、認可されたものであり、クルマの生産期間や排ガス規制適合など多くの情報が得られるため、クルマの名称単体よりも重要視されます。通常はモデルチェンジやマイナーチェンジなど、構造や原動機などの変更があると更新されます。

原動機の型式

駆動用エンジン、もしくは駆動用モーターの種類を表すものです。数字とアルファベットで構成されます。多くの場合エンジンやモーターの型式のみですが、ハイブリッド車の場合のみエンジンとモーターの型式が併記されます。

燃料の種類

軽自動車にはディーゼルエンジンがありませんので、ガソリン、もしくは電気と記載されます。

総排気量または定格出力

エンジン車は排気量が記載されます。軽自動車は660cc以下と排気量が決まっているので、0.65Lと表記される場合がほとんどです。BEV(電気自動車)は排気量ではなく出力が記され、単位はkWとなります。

前軸重

フロントタイヤの2本に掛かる重さを表します。後述の後軸重と合わせれば車両重量となり、前後の重量バランスを知ることもできます。

後軸重

リアタイヤの2本に掛かる重さを表します。

型式指定番号

国土交通省が型式を認可した際に発行する番号です。5桁の数字で表します。

類別区分番号

同じ型式で仕様の異なる車種を分類するために使用される番号で、4桁で表されます。トランスミッションや駆動方式の違い、同一メーカー内の兄弟車など、型式だけでは区別できないものがこの番号でわかります。

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使用者

そのクルマを実際に使用する人の名前と住所が記載されます。登録車の車検証では所有者の方が上の項目になりますので、ここは上下が逆になります。

所有者

そのクルマのオーナーの名前と住所が記載されます。使用者と同一の場合は空欄とします。ローンやリース、残価設定でクルマを購入した場合はローン会社の所有となるため、使用者ではなくローン会社の名称と住所が記載されます。

使用の本拠の位置

クルマを実際に使用する本拠地の住所が記載されます。使用者と同じ場合は、空欄となります。

有効期限の満了する日

車検の有効期限です。この日付を過ぎてしまいますと、公道での走行は一切できなくなります。スムーズに車検を行うためにも、時間の余裕を持って車検の依頼することが必要です。見積りをするようでしたら少なくとも期限の1ヵ月前に、車検の依頼は2週間前にはするようにしましょう。期限切れで自走できなくなった場合、陸送費が別途請求され高くついてしまうこともあります。

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車検費用を「安く・安心」に済ませる方法〜「カープレミアガレージ」とは

「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。

また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。

「カープレミアパーツ」とは?

カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。

中古・リビルト部品って何?

中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。

リビルト部品をオススメする理由

1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。

中古・リビルト部品のメリット

新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。

その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。
※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です。

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※この記事は、2023年3月時点での情報を元に執筆しています。

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