2022年にクロスオーバースタイルへと生まれ変わったクラウン。1955年に登場した初代トヨペットクラウン以来、70年近く多くの『日本人の憧れ』であり続けるロングセラーモデルです。クロスオーバーモデルはまだ車検時期ではないので、ここでは2003年に登場した12代目(180系)から2018年に登場した15代目(220系)までの車検についてお伝えします。
トヨタ クラウンの車検を受ける前に…タイヤサイズに注意!
歴史が長いクラウンは、年式によっては自動車重量税が重加算の対象になったり、消耗部品の交換が必要になったりするケースが増えてきます。低年式の・クラウンに乗っている人は、余裕を持って車検費用を用意しておきましょう。
また、プレミアムカーであるクラウンは、タイヤをインチアップして乗っている人も多いモデル。車検ではスピードメーターが正確に働いているかを確認する検査がありますが、タイヤの外径が純正から大きく変わっているとスピードが正しく表示されないために車検に通りません。また、タイヤが車体に干渉していたり、ロードインデックス(荷重指数)が下がったりしているものも車検に通りません。
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【15代目】 トヨタ クラウン(2018年6月〜2022年6月)
トヨタのクルマづくりの指針であるTNGAに基づいて開発された新プラットフォームを採用。そして車載通信機であるDCMが全グレード標準装備になり、コネクティッド技術が本格的に導入された最初のモデルとなります。
パワーユニットは2L直噴ターボ、2.5Lハイブリッド、そして3.5Lハイブリッドに有段ギアを組み合わせたマルチステージハイブリッドが用意されました。
なお、これまで展開していた「クラウンアスリート」「クラウンロイヤル」「クラウンマジェスタ」はこのモデルから「クラウン」に集約されました。
【14代目】 トヨタ クラウン<アスリート・ロイヤル>(2012年12月〜2018年6月)
王冠をモチーフにしたフロントフェイスが特徴的な14代目クラウン。その表情はアスリートとロイヤルで大きく変えられています。インテリアには日本の美意識を活かした造形や手工芸品のような質感が取り入れられています。2013年にはピンクのボディカラーを期間限定販売。2015年には空色と若草色が限定販売されました。
パワーユニットはアスリートが2.5L V6、3.5L V6、2.5Lハイブリッドで、2015年10月には2L直4ターボが追加されました。ロイヤルは2.5L V6と2.5Lハイブリッドになります。
【13代目】 トヨタ クラウン<アスリート・ロイヤル・ハイブリッド>(2008年2月〜2012年11月)
クラウンの伝統を受け継ぎながらも、先進技術が惜しみなく投入されたことで世界基準の性能が与えられました。大きなトピックはスポーティなアスリート、フォーマルなロイヤルに加えて、ハイブリッドがラインナップに加わったこと。
パワーユニットはアスリートが2.5L V6と3.5L V6、ロイヤルが2.5L V6と3L V6。ハイブリッドは3.5L V6とモーターを組み合わせて4.5L車並みの動力が与えられました。
すべてのモデルに高い車両安定性と予防安全性能を確保するVDIMを搭載されています。
【12代目】 トヨタ クラウン<アスリート・ロイヤル>(2008年2月〜2012年11月)
プラットフォーム、エンジン、サスペンションなどの主要コンポーネントを一新して、ゼロからのスタートを切った新世代クラウン(通称:ゼロクラウン)。スタイルは『書の勢い』をモチーフにしたサイドビュー、低く構えたフロントフェイスにより先進性を表現。アスリートはリアコンビアンプに丸型デザインを採用してスポーティさを強調しています。
パワーユニットはこの代から直6からV6に変更されています。アスリート・ロイヤルともに2.5L V6と3L V6の2種類。ロイヤルには4WDも用意されました(2004年8月にはアスリートも2.5Lに4WDを設定)。
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トヨタ クラウンの車検費用の相場はいくら?
車検費用は、「法定費用」と「整備費用」の2つがあります。法定費用は国が定めた自動車重量税と自賠責保険料(自動車賠償責任保険)は、どこで車検を受けても金額が変わりません。法定費用のうち検査費用(印紙代・証紙代)は整備を受ける場所が指定工場(=民間車検場)かそれ以外かで600〜700円異なります。整備費用は、車検を受ける店、工場によって金額が変わってきます。
【15代目】トヨタ クラウンの車検費用の相場
デビュー時のものは2度目の車検タイミングを迎える15代目クラウン。この年式だとまだ車検時に大掛かりな整備が必要になるケースは少ないでしょう。自動車重量税の区分はすべて1.5〜2tで、ハイブリッドはエコカー減税の対象になります。
【15代目】トヨタ クラウンの法定費用
自動車重量税 | ハイブリッド車:¥20,000 ガソリン車:¥32,800 |
---|---|
自賠責保険料(24ヵ月) | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600) 認証工場:¥2,300 |
合計 | ¥41,610〜¥55,110 |
※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
■自賠責保険は25ヵ月分かけるケースもある
自賠責保険は、次回車検までの期間分加入します。次回車検までなら24ヵ月の加入でいいのですが、実は車検の有効期限満了は夜24時までなのに対し、自賠責保険の有効満了は正午12時までと、12時間のズレがあります。そのため、車検をギリギリのタイミングで受ける場合、数時間の保険未加入期間が発生してしまいます。
自賠責保険に加入していないクルマは公道を走行できないだけでなく、車検を通すこともできません。このような事態を防ぐために自賠責保険を25ヵ月分かけるケースがあります。
【15代目】トヨタ クラウンの車検整備費用の相場
この世代のクラウンはデビュ~時のものでも2度目の継続車検に差し掛かるタイミング。後期型は初回継続車検が近づくくらいの年式です。まだ大掛かりな整備が必要になるケースは少なく、編集部がインターネットで調べたところでは、5万円以内から10万円程度の間がもっとも多い実際の車検整備費用でした。法定費用と車検整備費用の合計の相場は、7〜15万円程度となります。
【14代】トヨタ クラウン<アスリート・ロイヤル>の車検費用の相場
2012年末にデビューした14代目クラウンは、デビュー時のものは初度登録から10年以上経過しているので、乗り方や走行距離によっては車検を通すための整備や消耗部品の交換が必要になるケースも考えられます。自動車重量税はまだ重加算の対象にはなっておらず、ハイブリッドはエコカー減税の対象です。区分はすべて1.5〜2tになります。
【14代】トヨタ シエンタ<アスリート・ロイヤル>の法定費用
自動車重量税 | ハイブリッド車:¥20,000 ガソリン車:¥32,800 |
---|---|
自賠責保険料(24ヵ月) | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600) 認証工場:¥2,300 |
合計 | ¥41,610〜¥55,110 |
※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
【14代】トヨタ クラウン<アスリート・ロイヤル>の車検整備費用の相場
2015年10月以降の後期型ならまだそこまで心配する必要はありませんが、デビュー時のものは初度登録から10年以上経過しているため、車検時に不適合箇所が見つかったり、車検を機に交換したほうがいい消耗部品が出てきたりする可能性が高い時期です。クラウンはプレミアムモデルであることもあり、タイヤなど消耗部品によっては交換費用が高額になることもあります。
編集部がインターネットで調べたところでは、車検整備費用は部品交換がなければ5万円程度で済んでいますが、15万円程度かかっているケースもありました。法定費用と車検整備費用の合計の相場は、10〜20万円程度となります。
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【13代目】 トヨタ クラウン<アスリート・ロイヤル・ハイブリッド>の車検費用の相場
2008〜2012年まで生産された13代目クラウンは、自動車重量税が「13年経過」の重加算対象になっているものが出てきています。自動車重量税の区分はすべて1.5〜2tになります。
【13代目】 トヨタ クラウン<アスリート・ロイヤル・ハイブリッド>の法定費用
自動車重量税 | ¥32,800 |
---|---|
自賠責保険料(24ヵ月) | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600) 認証工場:¥2,300 |
合計 | ¥54,410〜¥55,110 |
※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
※自動車重量税が重加算の対象車は¥45,600になります。
【13代目】 トヨタ クラウン<アスリート・ロイヤル・ハイブリッド>の車検整備費用の相場
すでに多くのものが自動車重量税の重加算対象になっている200系クラウン。車検では消耗部品などの交換が必要になるケースが増えてくるころです。編集部がインターネットで調べたところでは、5〜20万円程度の間が最も多い実際の車検整備費用でした。法定費用と車検整備費用の合計の相場は、10〜25万円程度となります。部品交換が多くなるとこれより費用が高くなることも考えられます。
【12代目】 トヨタ クラウン<アスリート・ロイヤル>の車検費用の相場
すべての年式で自動車重量税が「13年経過」の重加算対象になっている180系クラウン。デビュー時のものは「18年経過」の重加算対象です。自動車重量税の区分はすべて1.5〜2tになります。
【12代目】 トヨタ クラウン<アスリート・ロイヤル>の法定費用
自動車重量税(13年経過) | ¥45,600 |
---|---|
自賠責保険料(24ヵ月) | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600) 認証工場:¥2,300 |
合計 | ¥67,210〜¥67,910 |
※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
※自動車重量税が「18年経過」の重加算対象車は¥50,400になります。
【12代目】 トヨタ クラウン<アスリート・ロイヤル>の車検整備費用の相場
低年式車の部類に入って久しい180系クラウンは、年間走行距離が7,000kmという平均に近いものでも総走行距離は10万kmを超えています。そのため、車検時に消耗部品の交換が必要になる可能性が高くなります。編集部がインターネットで調べたところでは、5〜20万円程度の間がもっとも多い実際の車検整備費用でした。法定費用と車検整備費用の合計の相場は、10〜25万円程度となります。部品交換が多くなるとこれより費用が高くなることも考えられます。
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トヨタ クラウンの車検費用を「安く・安心」に済ませる方法〜「カープレミアガレージ」とは
「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。
また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。
「カープレミアパーツ」とは?
カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。
中古・リビルト部品って何?
中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。
リビルト部品をオススメする理由
1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。
中古・リビルト部品のメリット
新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。
その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。
※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です。
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※この記事は、2023年1月時点での情報を元に執筆しています。