【軽自動車のマニュアル車】おすすめの新車&中古車7台をプロが選ぶ|2023年版

クルマを賢く買う クルマの購入ノウハウ

今や日本で販売されるほとんどのクルマは、CVTや2ペダルMTを含むAT(オートマチックトランスミッション)車です。MT車の比率は1%強といわれており、また警察庁が発表した運転免許統計によると令和3年度の普通自動車免許取得者の70%以上がAT限定免許でした。このようにAT車が圧倒的に人気の日本では、MT車の希少価値が高まっているともいえます。今回はそんなMTで乗りたい軽自動車について調べてみました。

軽のMT車は楽しい!なぜ?

MTの楽しさの最たるものは、自分のタイミングで変速できること。トルクが豊かな回転域を使って燃費を稼ぐのも、パワーの出る高回転域を使うのも自由自在。また、みずから行う操作が多ければ多いほどスムーズに走らせられたときの達成感が得られます。

軽自動車の最高出力は、長年の自主規制により64馬力に抑えられています。最大トルクもターボ車で100Nm程度、NA車は65Nmほどと、登録車と比較すれば大きくありません。つまり、軽自動車で走りを存分に楽しもうと思ったら、MT車を選んで左足と左手を駆使して走らせる必要があります。400馬力、500馬力という驚愕のスペックを持つクルマではなかなかできない、パワーを使い切る楽しさを味わえるのが軽MT車といえるでしょう。

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中古車市場では軽マニュアル車は安い?

軽自動車をMTで楽しむといっても、MTが設定されていなければ意味がありません。2023年1月現在、新車で購入できる軽MT車はホンダのN-ONEとN-VAN、スズキのジムニー・ワゴンR・エブリイ・キャリイ、ダイハツのコペン・ハイゼットカーゴ・ハイゼットトラックの9車種のみ(OEMモデルを除く)。このうち乗用車はN-ONE、ジムニー、ワゴンR、コペンの4車種しかありませんが、中古車まで目を向けると選択肢が広がります。

ただしMT車は絶対数が少ないため、販売価格が安いとはいえません。特にMTの人気が高いスポーツモデルでは、AT車よりも高い価格設定となっていることもあります。最近の軽MT車は『あえて選ぶ』モデルであり、MTが不人気だった一昔前のように、価格の安さで狙う車種ではないといえるでしょう。

【おすすめの軽自動車のマニュアル車】新車&中古車

【新車】スズキ ジムニー

世界最小のクロスカントリー4WDであるジムニーは、積極的にMTで乗りたい車種の筆頭です。

最新の高級SUVは電子制御を駆使してオフロードを安全・確実に走れる車種が増えていますが、ラダーフレームや3リンクリジッドサス、パートタイム4WDなど古典的な構造を採用したジムニーは、車体の軽さ、コンパクトさを活かして走るモデルです。

装備する電子制御システムは最小限なのでドライバー自身の感覚を最大限活用する必要がありますが、そんなときにはダイレクトな走行感覚が得やすいMTが有利なのです。

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【新車】ホンダ N-ONE

N-ONEには、ターボエンジンに6速MTを組み合わせたグレード、RSが設定されています。見た目は普通の軽セダンながら中身はスポーツモデルという、まさに羊の皮を被った狼です。

このトランスミッションユニットはミッドシップスポーツのS660と同じもので、短いストロークで気持ち良くシフトが決まり軽快な走りが楽しめます。しかもギヤ比がクロスしているため、中高回転域を維持して走らせることが可能。

シフト操作にもたつくとエンジンの回転数が下がり、サスペンションのピッチングが出てしまうこともあるので、そうした挙動が出ないように走らせるのもクルマを操る楽しさといえそうです。

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【新車】ダイハツ/トヨタ コペンGRスポーツ

電動開閉式ルーフのアクティブトップを採用するオープンカー、コペンは全グレードにMTが設定されています。

シリーズにはビルシュタインダンパーやレカロシートなどを装備した『S』もありますが、注目はアンダーボディにフロントブレースを追加するなど車体剛性を高め、専用セッティングのサスペンションやエアロパーツを採用することでSグレード以上に走りを楽しめるGRスポーツです。

MTを駆使して気持ち良く走らせたいなら、シリーズ屈指のスポーツグレード、GRスポーツ一択といっていいでしょう。

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【中古車】ホンダ S660 初代 2015〜2021年式

2021年に生産終了となった、ホンダの軽オープンスポーツがS660。エンジンをシート後方に搭載したミッドシップモデルで、後輪を駆動させて走ります。

コーナリング性能は軽自動車随一といってよく、軽快なハンドリングを持つ1台ですが、大きな荷物を積むスペースがないなど純粋に走りを楽しむモデルといっていいでしょう。

MTのレッドゾーンは7700回転からで、CVTよりも700回転高められていることもMT仕様をおすすめする理由の1つ。エンジンのスペックは同社の軽FFモデルと同じなので、スポーティに走らせたいならクロスレシオの6速MTで高回転域を維持して走る必要があります。

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【中古車】スズキ アルトワークス 5代目 2015〜2021年式

アルトワークスは、軽ベーシックセダン、アルトのスポーツグレードです。最新モデルは2015年から2021年まで生産されていた5代目(アルトとしては8代目)で、専用チューンのサスペンションやクロスレシオの5速MT、レカロシートなどを標準装備していました。

4WDはAT免許で乗れるAGS(オートギヤシフト)も用意しますが、FFモデルはMTのみの設定なので、中古車の多くがMT仕様なのも特徴。

引き締められた足まわりのおかげでハンドリングに優れ、670kgと軽自動車の中でも軽量なため、鋭い加速も楽しめます。実用性も高いので、ファーストカーとしておすすめできる軽MT車です。

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【中古車】スズキ アルトラパンSS 初代 2003〜2008年式

前述のアルトワークスは、1998年から2000年まで生産された4代目と、2015年に発売の5代目の間に15年のブランクがありました。この間を埋めるべく登場したのが、アルトラパンのスポーツグレード、SSです。

個性的な丸形ヘッドライトを採用し、ターボエンジン+5速MT仕様も用意。ただしギヤ比はアルトワークスのようにクロスしておらず、ベース車のキャラクターに合わせ乗り心地も比較的ソフトなものでした。

生産終了からすでに15年が経過しますが、中古車のタマ数は意外と多く、MT仕様も多数残っています。モデルが古い分低価格な車両もあるので、走行距離やチューニングの有無などに気を付けて選んでください。

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【中古車】ホンダ バモス 2代目 1999〜2018年式

※写真はAT仕様

ホンダにはターボエンジン+6速MTを採用する軽貨物のN-VANがありますが、それはFF。軽ワンボックスワゴンのバモス/バモスホビオは何とエンジンをリアアクスル前に搭載するMR(ミッドシップ・リア駆動)で、5速MTをラインアップしていました。なお、バモスはロールーフ、バモスホビオはハイルーフ仕様となります。

プラットフォームが同じアクティトラックは「農道のフェラーリ」や「農道のNSX」と呼ばれますが、このバモスもリアにトラクションが掛かりやすくコーナーが楽しい1台。ホンダ車らしくエンジンは軽やかに回るため、ぜひともMTで乗ってほしいモデルです。

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【まとめ】複数モデルから選べる今のうちにMTを楽しもう

使い勝手を重視すればMTを選ぶことはまずない時代だけに、実用車が多い軽自動車でMTを選ぶというのは贅沢なことかもしれません。MTで限られたパワーを使い切り、一生懸命に走る愛車はより愛着が得られるはずです。

軽自動車にも電動化の波が押し寄せているため、今後はますますMTを設定する車種は減ることでしょう。選択肢がまだある今だからこそ、MT仕様に目を向けてみてはいかがでしょうか。

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※この記事は、2023年1月時点での情報で執筆しています。

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