【トヨタのコンパクトSUV】大きさや価格を徹底比較|2023年版

クルマを賢く買う クルマの購入ノウハウ

今、日本で最も売れているSUVがトヨタ ライズ、2番目に売れているSUVもトヨタ。ヤリス クロスです。この記事では、そんなトヨタのコンパクトSUV2モデルを比較します。

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタのSUV」を探す

コンパクトSUV『ライズ』『ヤリス クロス』の違い

ライズ

ヤリス クロス

ライズは、ダイハツが開発・製造する『ロッキー』をトヨタがOEM供給を受けて販売しています。いっぽう、ヤリス クロスはトヨタの自社開発・製造となっています。2022年の販売台数ランキング1位がライズ、2位がヤリス クロスというトヨタからしてみれば、ちょっと歯がゆい結果に見えますが、ダイハツはトヨタの子会社ですし、プロボックスやタウンエースもダイハツが担っていますから、あまり気にする必要がないかもしれません。

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ ライズ」を探す

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ ヤリス クロス」を探す

価格の違い

「フルラインナップ」をうたうトヨタは、コンパクトSUVを2車種ラインナップしています。価格帯も少しヤリス クロスのほうが高いくらいで差があるというレベルでもありません。

ライズとヤリス クロスの車両価格

車名 価格_最安 価格_最上級 中間価格 価格差
ライズ 1,717,000 2,338,000 2,027,500 621,000
ヤリス クロス 1,896,000 2,936,000 2,416,000 1,040,000

ヤリス クロスの最上級グレードは、スポーツタイプの『GR-SPORT』となっているため同一車種内の価格差が広がっています。

ライズ、ヤリス クロスともにガソリン車とハイブリッド車が設定されていますので、GR-SPORTを省いたグレードで比較してみます。

ガソリン 2WD

車名 価格_最安 価格_最上級 中間価格 価格差
ライズ 1,717,000 2,049,000 1,883,000 332,000
ヤリス クロス 1,896,000 2,331,000 2,113,500 435,000

ガソリン 4WD

車名 価格_最安 価格_最上級 中間価格 価格差
ライズ 1,994,800 2,309,200 2,152,000 314,400
ヤリス クロス 2,127,000 2,562,000 2,344,500 435,000

ハイブリッド 2WD

車名 価格_最安 価格_最上級 中間価格 価格差
ライズ 2,173,000 2,338,000 2,255,500 165,000
ヤリス クロス 2,284,000 2,705,000 2,494,500 421,000

ハイブリッド 4WD

車名 価格_最安 価格_最上級 中間価格 価格差
ライズ
ヤリス クロス 2,515,000 2,936,000 2,725,500 421,000

全体的に約20万円ほど、ヤリス クロスのほうが高い価格となっています。クルマの価格で20万円は誤差の範囲のように思えますが、100万円台からのエントリーモデルでは、約1割の差となるため見過ごせない差額です。

この価格差の背景には、ダイハツのクルマに対する考え方があるでしょう。ダイハツは「良品廉価」をモットーにクルマづくりをしています。ダイハツは小型車専門メーカーで、大衆向けのクルマをつくっていることから、安くていいものをユーザーに提供したいという強い思いをもっています。

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ ライズ」を探す

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ ヤリス クロス」を探す

5ナンバーと3ナンバーの違い

ライズは日本の法制度上、小型乗用車に分類される5ナンバー、ヤリス クロスは3ナンバーとなっています。ボディサイズが一回り大きいのがヤリス クロス、その分価格も高いともいえます。ボディサイズの違いについてはこの後に記述します。

【ライズ/ヤリス クロス】ボディサイズ・室内寸法比較

ライズとヤリス クロスの取り回し性や使い勝手を比較します。

ライズ

ヤリス クロス

使い勝手はライズが上

ボディサイズ (mm)

車名 全長 全幅 全高
ライズ 3,995 1,695 1,620
ヤリス クロス 4,180 1,765 1,580

室内寸法 (mm)

車名 室内長 室内幅 室内高
ライズ 1,955 1,420 1,250
ヤリス クロス 1,845 1,430 1,205

※グレードにより差異がある場合は最小数値を掲載

全長・全幅はヤリス クロスのほうが一回り大きいですが、室内長(インパネの一番出っ張っているところから後席の後端まで)、室内高はライズのほうが大きい数値になっています。

また、全幅が70mm広いライズですが、室内幅は10mmしか広くなっていない点にも注目です。

室内寸法だけを見ても、ライズのほうが使い勝手がいいといえます。ライズは、使い勝手を追求しており、ラゲッジはフロア下も活用できるよう2階建て構造になっているなどの工夫も見られます。

取り回し性もライズが上

最小回転半径を比較してみます。

車名 最小回転半径
ライズ 4.9
ヤリス クロス 5.3

※ライズは17インチタイヤを装着する『Z』グレードは5.0m(ほかは16インチタイヤ)

最小回転半径40cmは、取り回し性に大きな違いが出ます。ヤリス クロスより70mm狭い車幅もあいまって、実際に乗ってみて狭い道や駐車場での取り回し性は、ライズが頭ひとつ抜き出ています。

ライズ

ヤリス クロス

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ ライズ」を探す

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ ヤリス クロス」を探す

【ライズ/ヤリス クロス】パワートレイン比較

ライズ、ヤリス クロスともにガソリン車とハイブリッド車をラインナップしています。駆動方式は、両車ともに2WD(前輪駆動)と4WDをラインナップしていますが、ライズのハイブリッド車は2WDのみとなっています。

ガソリン車は、ライズは1.0Lターボ、ヤリス クロスは1.5L自然吸気が搭載されており、動力性能はヤリス クロスが上ですが、ライズは自動車税が安いリッターカーになっています。

ハイブリッドは機構が大きく異なる

ヤリス クロスのハイブリッドは、トヨタのシリーズ・パラレル式の2モーターハイブリッド『THSII』が搭載され、ライズはダイハツが開発したシリーズ式ハイブリッド『e-Smart』が搭載されています。

ヤリス クロスのハイブリッド『THSII』は、発進時から低速域ではモーターのみで駆動し、高速域ではエンジンのみで駆動、強い加速が必要なときは両方で駆動する仕組みで、エンジンとモーターそれぞれ効率がいいところだけを使うシステムとなっています。

ライズのハイブリッド『e-Smart』は、エンジンは発電専用、モーターだけで駆動する方式です。エンジンの効率がいい回転数だけを使いながら、EVのような力強い加速が得られるシステムとなっています。

スペック比較

ガソリン車

車名 種類 最高出力 最大トルク
ライズ 直列3気筒1.0Lターボ 72kW(98PS)/6,000rpm 140N・m/2,400~4,000rpm
ヤリス クロス 直列3気筒1.5L自然吸気 88kW(120PS)/6,600rpm 145N・m/4,800~5,200rpm

ハイブリッド車

▼エンジン

車名 種類 最高出力 最大トルク
ライズ 直列3気筒1.2L自然吸気 60kW(80PS)/5,600rpm 105N・m/3,200~5,200
ヤリス クロス 直列3気筒1.5L自然吸気 67kW(91PS)/5,500rpm 120N・m/3,800-4,800rpm

▼モーター

車名 最高出力 最大トルク
ライズ 78kW(106PS) 170N・m
ヤリス クロス 59kW(80PS) 140N・m
∟4WDリア 3.9kW(5.3PS) 52N・m

実際の走りを比較

走りの質感は、スペックが上のヤリス クロスのほうが高い印象です。ですが、ライズの1.0Lターボは扱いやすく、よく走ると好評です。

ライズのe-Smartは、実際の速度とエンジンの回転音が合っていない速度域があり、少しうるさく違和感を感じる人がいるかもしれません。また、高速域ではモーター駆動だけになるため、パワーの頭打ちがどうしても出てしまいます。高速走行が多い方はヤリス クロス、街乗りばかりならライズという選び方も出てきます。

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ ライズ」を探す

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ ヤリス クロス」を探す

【ライズ/ヤリス クロス】燃費を比較

ライズとヤリス クロスのWLTCモード燃費を比較します。

車名 ガソリン燃費(km/L) ハイブリッド燃費 (km/L)
ライズ 17.4 28.0
ヤリス クロス 17.6 30.8

※グレードにより燃費が異なる場合は最小数値

全体的にヤリス クロスのほうが、やや良好な数値です。ちなみに、ヤリス クロスは全SUVの中でトップの燃費を誇っています。

実燃費では、走り方にもよりますが両車とも同等に、カタログ数値の1割ダウン程度となっているようです。ライズのほうが車重が100kgほど軽いことと、ハイブリッドは100%モーター駆動であるから、ストップ&ゴーが多い市街地ではヤリス クロス ハイブリッドより有利に働きます。

【ライズ/ヤリス クロス】どっちがおすすめ?

ライズとヤリス クロスの特徴から、何を重視するかでおすすめが変わります。

【実用性重視なら】ライズ

室内空間、ラゲッジともに広く使いやすいのはライズです。また、小回り性能もライズのほうが上で、ボディサイズも小さく狭いところでも運転しやすいのが魅力です。

【走行性能重視なら】ヤリス クロス

走りの質は、ヤリス クロスのほうが上です。走りにこだわりがない方なら、ライズを選んでも何も不自由しません。

【経済性重視なら】ライズ ガソリン車

ライズのガソリン車は経済的なリッターカーです。排気量が小さい分、自動車税が安くなります。ガソリン・2WD車では、車重1トンを切っているため自動車重量税も安くなります。燃費はハイブリッド車より落ちますが、車両価格の差を燃料代で回収するには相当な距離を走らねばなりません。

上記3点が、トヨタのコンパクトSUV、ライズとヤリス クロスならどっちを選んだほうがいいかの目安となります。あとは、好みのデザインがどちら、というところも大切ですね。

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ ライズ」を探す

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ ヤリス クロス」を探す

「カープレミア」で愛車を探そう!

「カープレミア」は提携している全国の中古車販売店から自分に合ったクルマを見つけることができるサイトです。車種やメーカーだけでなく、月々の予算からも探すことができます。

「カープレミアディーラー」は厳選された優良販売店

カープレミアに掲載の中古車販売店は、東証プライム上場のプレミアグループが提携している全国の厳選された優良な販売店です。

オートローンやカーリースのファイナンスサービスの提供を始め、買った後も安心できるアフター保証も取り揃えています。支払いや維持費が心配でも、柔軟に対応してくれるので安心して車を購入できます。

「カープレミアクレジット」なら自分に合った支払いプランが選べる

「カープレミア」のオートクレジットは、新車・中古車問わず、分割払い、ボーナス併用払いや一部繰上返済などの豊富な支払いプランを用意しています。さらに故障保証に加入すれば無料で修理対応が可能です。

「故障保証」など充実したアフターサービスで安心のカーライフを

「カープレミア」は購入後のカーライフを支えるサービスも多数提供しています。例えば「カープレミア故障保証」では最長3年、最大437ヵ所以上の自然故障を修理費0円で対応可能です。わかりやすいシンプルな4プランから、自分にあった最適なプランを選べるので、余分な保証費用がかからず、必要最低限の支出で万が一に備えることができます。

また、365日24時間対応のロードサービスも利用可能で、全国9,500ヵ所の拠点からすぐに駆けつけることができます。そのほか、困ったときの相談役になるコンシェルジュサービスを整えており、安心のカーライフをお過ごしいただけます。

▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタのSUV」を探す

カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる

※この記事は、2023年3月時点での情報で執筆しています。

関連記事

中古車検索は月額比較のカープレミアがおすすめ!