新車のオイル交換はいつするのがベスト?今は慣らし運転も不要に?

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クルマに乗る上で欠かせない定期交換品としてもっともなじみ深いのがエンジンオイル。新車を買った際はどのくらいのペースで交換していくのがいいのでしょうか。実は昔と現在では、エンジンオイル交換の『常識』が変わっています。そこで今回は新車のオイル交換について考えていきましょう。

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新車のオイル交換はいつするのがベスト?

エンジンオイルの役割は?

エンジンオイルには大きく、5つの役割があります。

■清浄:エンジン内に溜まっていく汚れ(スラッジ)を吸着して取り除く。
■防錆:エンジン内をオイルでコーティングし、錆から守る。
■冷却:燃焼で高温になるエンジンのパーツから熱を取る。
■潤滑:エンジン内のパーツをオイルがコーティングして動きを滑らかにする。
■密封:ピストンをはじめ、エンジンの動く部分にオイルが入ることで気密性を高める。

オイルが劣化するとこれらの効果が薄くなってしまうため、定期的にエンジンオイルを交換して性能を維持する必要があるのです。

エンジンオイルの交換時期は?

エンジンオイルはクルマを走らせる(エンジンを動かす)ことで劣化します。そしてクルマをあまり動かしていなくても経年劣化していきます。そのため、走行距離と時間軸で交換時期を見ていく必要があります。

以前は「3,000kmごとに交換」「3ヵ月に一度交換」などといわれたりもしていました。しかし現在ではエンジンの性能とともにエンジンオイルの性能も向上しているため、そこまで頻繁に変えなくても大丈夫です。

エンジンオイルの交換サイクルはエンジンの種類により異なります。一般的にいわれるのは以下のとおりです。

エンジンの種類 交換時期の目安(どちらか早いほう)
ガソリンエンジン(自然吸気) 1万5,000km または 1年ごと
ガソリンエンジン(ターボ) 5,000km または 半年ごと
ディーゼル/ディーゼルターボ 1万km または 1年ごと

ただ、これは目安であり、車種ごとに設定された交換サイクルに従うようにしましょう。また、この目安はあくまで『普通に走っていた』ときのもの。エンジンが高回転まで回る山道の走行やスポーツ走行に近い走りをしたとき(シビアコンディション)は、ガソリンエンジン(自然吸気)なら7,500kmまたは半年と、通常使用の半分くらいの時期に交換するといいでしょう。

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では、新車時はどのくらいで交換するといい?

クルマが工場から出荷され公道を走り始めたとき、エンジンはまだ部品同士がなじんでいないため、鉄粉などが多く出てしまいます。基本的にはメーカーが推奨する交換サイクルに従えば大丈夫ですが、最初に出た汚れを早めに洗い流すためにもシビアコンディションで使ったタイミングで交換し、エンジン内の汚れを出しておきましょう。

かつては1000km走行時にオイル交換と言われていた?

まだエンジンの部品精度や耐久性がそこまで高くなく、エンジンオイルの性能も今ほど良くなかった頃は『新車時は1,000kmまたは1ヵ月』でエンジンオイルを交換するのが常識でした。そうしないと最初に出る鉄粉がエンジンにダメージを与える可能性があったからです。

現在でもディーラーやカー用品店などが提供するメンテナンスパックに加入すると新車1ヵ月点検でエンジンオイル交換がメニューに入っているケースがあります。一方でメンテナンスパックに加入せずに新車1ヵ月点検を受ける際は、「エンジンオイルの交換はどうしますか?」と聞かれるものの、交換が必須になっているわけではありません。

これは通常サイクルでの交換でも問題がないためユーザーの金銭的な負担を減らす、そして環境に配慮し廃油が出るのを防ぐためといわれています。

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今の新車は慣らし運転も不要に?

慣らし運転とは、新品のエンジンの部品をなじませるように運転すること。走行距離が2,000km程度まではエンジン回転数を3,000rpm以内に抑え、その後もだんだんと回転数を上げていく。そして急発進や急ブレーキはしないというやり方が一般的でした。

エンジンの部品精度が高くなった現在ではそこまでシビアになる必要はないでしょう。ただ、真新しいクルマですから回転数を抑え目にして丁寧に乗ってあげるのはクルマにとっていいことです。

また、メーカーや車種によっては現在でもならし運転を推奨していたり、回転数の制限をしていたりするケースもあります。その場合は指示に従うようにしてください。

愛車のオイル交換は安心でお得な整備工場へ!〜「カープレミアガレージ」とは

「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。

また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。

「カープレミアパーツ」とは?

カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。

中古・リビルト部品って何?

中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。

リビルト部品をオススメする理由

1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。

中古・リビルト部品のメリット

新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。

その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。

※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です。

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【まとめ】定期的にエンジンオイルを交換しないと大変なことになる……

エンジンオイルは、エンジンを守る大切なもの。昔と違って新車時にシビアになって交換する必要はなくなっていますが、定期的な交換は必要です。

中古車販売店でスタッフの方と話をすると「このクルマ、新車時から一度もエンジンオイルを交換していないのではないか」と思われる、真っ黒でドロドロになったエンジンオイルが入っているクルマが入庫することもあるそうです。そのようなクルマはエンジンの調子が悪くなっていても不思議ではありません。

エンジンオイルを定期的に交換し、クルマのコンディションを保って快適なドライブを楽しんでください。

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※この記事は、2023年3月時点での情報を元に執筆しています。

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