バンパーに傷がついたら塗装を行う、おすすめの整備工場を紹介

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バンパーは車体の前後についている部品です。最も突出している部分であり、思わぬ場面でぶつけてしまうことがあります。砂利の多い駐車場や草木が飛び出している道路を走行する際に、砂利や枝があたりバンパーに傷がつくこともあります。
今回はバンパーをこすってしまった、ぶつけて傷を作ってしまった際に塗装して補修を行う方法について解説します。バンパーを補修する際の参考にしてみてください。

バンパーを塗装する理由

車両の見た目をあまり気にしない方の中には、補修せずに放置するケースもあるかもしれませんが、最近のバンパーはボディとキレイに一体化されたデザインのものが主流なため、傷がつくと大変目立ちます。また、バンパーに傷が付いていると周りの人から運転が下手なのではないかと思われてしまうかもしれません。バンパーは一体化されているため、交換すると部品代が高く、また塗装代も高くなります。そのためバンパーについた傷は交換ではなくなるべく修理したいと考える方は多いのではないでしょうか。
ここからはまず、バンパーの役割と塗装の機能性について詳しく解説します。

バンパーの役割

バンパーは緩衝装置の役割を果たしており、衝突事故などで発生する衝撃を軽減します。バンパーの素材自体が弾力性を持っているため、衝撃を吸収しやすい構造になっています。そのおかげで衝突時に車体やドライバー、同乗者を保護することが可能です。また、より安全なバンパーの開発が進んでおり、歩行者とぶつかってしまった際にその歩行者に対するショックを軽減する歩行者傷害軽減ボディが開発されています。

バンパーの塗装の役割

バンパーの塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3段階に分かれており、それぞれ役割が異なるので、見ていきましょう。

下塗り

下塗りはバンパーのように樹脂が素材となる部品は塗料が密着しにくい特徴があるため、この後の工程の塗装が密着しやすくなるようにする役割を担っています。

中塗り

中塗りは走行時の飛石衝突による銅板露出を防ぐ役割を担っています。さらに電着表面の粗度を隠して表面を滑らかにすることや、光に弱い電着面を守るために光線透過を抑える機能があります。

上塗り

上塗りは着彩用の塗装の役割を持ちます。また、ボディカラーの最終的な見た目を整え、耐候性や耐久性を確保します。

このようにどの塗装も役割を担っているため、はがれたりえぐれたりしている場合は塗装のし直しを検討しましょう。

バンパーにつく傷の種類とは

ここまで、バンパー自体の役割や塗装の役割について紹介しました。ここからはバンパーにつく傷の種類と補修の際に塗装に及ぼす影響について紹介していきます。傷がついてしまった際に自分で補修を行うか、業者に頼む必要があるのかの判断基準にしてみてください。

バンパー表面の薄い傷

車のボディの表面を覆っている透明の塗装部分をクリア層といい、普通に洗車した場合でも細かく薄い傷がついてしまいます。このような薄い傷は初心者でも比較的簡単に補修が可能です。

バンパーのひっかき傷

クリア層の下にカラー層があり、車のボディカラーとなる塗装が施されています。クリア層にできる傷は引っかき傷に似ており、大きく深い傷の場合は傷部分の補修に加えて表面の塗装などの工程が増えるため、初心者の簡易的な対処では難しいです。

バンパーがえぐれた傷

カラー層のさらに下に下地層という塗装があります。傷がここまで到達するほど深い塗装破損の場合、パテ補修や下地処理、塗装の適切な手順が必要となる大がかりな修理となるため、業者に依頼するようにしましょう。

バンパー塗装は本当にDIYできる?

バンパーの塗装はムラになりやすく、初心者の方にとっては難しい工程が多いです。しかし小さい傷や細かい傷であれば塗装の技術に自信がある方、DIYが好きな方なら自身で行える場合があります。その際に必要となる道具と補修工程について紹介していきます。

必要な道具と手順

■必要な道具
・防水ペーパー
・マスキングテープ
・パテ(削られた部分に合わせて変形しヘコミを埋める役割)
・脱脂剤
・下地剤
・カラー塗料
・クリア塗料
・バンパープライマー(塗装の密着度を高める役割。バンパー用)
・プラサフ(塗装の密着度を高める役割。ボディ用)
・傷消しコンパウンド(研磨剤)

このような道具を用いてバンパーのえぐれた傷を補修する際の手順を紹介します。

傷がついた部分を防水ペーパーで研磨し、凹凸部分を減らす。

脱脂剤で表面の油分や汚れを取り除く。

バンパープライマーを吹きかけて、パテを傷が埋まるようにのせる。その後、不要な部分は拭き取り、再度研磨と脱脂を行う。

補修部分ではないところに塗料が飛び散らないように傷の周囲にマスキングテープを貼る。

バンパープライマーとプラサフ塗装の順で行い、マスキングテープをはがす。その後の補修部分の境目の段差をコンパウンドで研磨し、完了後に脱脂。

カラー塗装の前にも塗料が飛び散らないようにマスキングテープを貼る。

ぼかし剤、カラー塗装で仕上げを行う。

補修部分が目立たないようにぼかし剤でぼかし、乾燥したらコンパウンドで仕上げの研磨を行う。

深い傷になると元々塗装が何層にも重なっている分、このように多くの材料と補修工程が必要になります。

自身でバンパーの塗装や補修を行うことで補修業者に依頼する際の工賃節約にはなるかもしれません。しかし、手間や労力がかかる上に簡単な作業ではないため、自身で行う際にはよく検討しましょう。

プロに依頼するのが安心・手間がかからない

1ヵ所のバンパーについた傷を塗装するだけでも専用の道具といくつもの工程が必要になり、パテで傷を埋める工程ではパテだけではなく、ヘラやマスキングテープも必要になります。また、1つの工程に多くの道具をそろえる分、費用がかさみ、初心者が塗装作業を行うと塗装部分の密着度が弱く、はがれることや、傷が浮き出てしまうトラブルが発生することもあります。そのため、確実な塗装や補修を希望するならプロに依頼することをおすすめします。

バンパー塗装を行うならカープレミアガレージ

バンパーの塗装はがれが原因で錆が侵食したり、破損やヘコミによって緩衝機能に影響が出たりすることがあります。見た目の問題だけではなく、塗装の役割を最大限に活かすためにもバンパーの補修は適宜行うようにしましょう。自動車の整備工場「カープレミアガレージ」なら車両の状態やお客様のご要望に合わせて最適なサービスを提案します。お客様目線のサービス提供を重視しているため、初めてのバンパー補修で不安や心配なことがある際には気軽にご相談ください。
ここでは「カープレミアガレージ」の概要とバンパー塗装に力を入れている店舗について紹介します。

カープレミアガレージとは

高い技術を持つ整備工場である「カープレミアガレージ」はカーライフのトータルサポートを推進する「カープレミア」が提携している整備工場のネットワークです。。国産自動車メーカーの全車種に対応しており、比較的新しい車両の補修も可能で、正確な診断と確実な補修を行う信頼のおける補修業者です。

カープレミアガレージでのバンパー塗装

小さな傷の塗装から事故車の補修まであらゆる傷の程度に対応しており、長年自動車整備を行ってきたベテランが在籍しているため安心して任せられます。また、担当者がお客様のご要望に合わせた塗装プランを提案いたします。

まとめ

複雑な塗装構造を持つバンパーを初心者の方が補修する場合、時間と労力がかかります。今回ご紹介した補修方法の対応可能な場合は問題ありませんがバンパーがへこんでしまっている、機能性に問題が生じているなどトラブルの原因になりそうなときは資格を持ったプロの補修業者に依頼しましょう。また、手間なく確実に補修を仕上げたい場合もプロに任せると安心です。「カープレミアガレージ」は安心の技術を持つ整備士が補修を行うため納得の仕上がりになります。自身でバンパーの補修をするのが心配な方は「カープレミアガレージ」に依頼することをおすすめします。

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