新車を購入したばかりの方はもちろん、自家用車を持つ人なら、愛車を綺麗な状態で維持したいという思いが強いでしょう。しかし、日頃から洗車やメンテナンスに時間をかけるのは手間がかかるため、カーコーティングを検討されている方もいるのではないでしょうか。
今回は、カーコーティングにはどのような効果が期待できるのか、その種類や価格相場について解説していきます。
カーコーティングとは？その効果と必要性について
まず、「カーコーティング」とは、車のボディを樹脂やガラスなどの特殊な被膜で覆うカーケアの一種のことをいいます。
車のボディは日光や風雨に日々さらされているため、紫外線で塗装が色褪せたり雨染み等の汚れが付いたりと、多くのダメージを受けることになります。最悪の場合は再塗装が必要になるなど、元の状態に戻すには大きな出費を伴います。
こうしたダメージから大切な愛車を守り、綺麗な状態を長期間保つ手段としてカーコーティングが有用です。
カーコーティングを施すことでボディが汚れにくくなるため、洗車の負担が軽減され、お手入れが楽になります。また、綺麗な状態を長期間維持できることから、乗り換えや売却時の査定額アップが期待できます。
5種類のカーコーティング。効果効能の違いや価格を解説
カーコーティングは、コーティング剤の種類によって下記の5つに分類されます。
（1）油脂系コーティング
（2）樹脂系コーティング
（3）ガラス系コーティング
（4）ガラスコーティング
（5）セラミックコーティング
ここではそれぞれの特長や効果の違い、相場価格について詳しくみていきましょう。
①油脂系コーティング
「油脂系コーティング」とは、ワックスのことを指し、おもに「固形ワックス」「半練りワックス」「スプレーワックス」の3種類に分けられます。主成分が油とロウなので、深いツヤが出るのが特長です。
油脂系コーティングのメリットは、量販店で1000円程度から購入できる経済性の高さと、ユーザー自身で簡単に施工できる手軽さ、そして独特の深みのあるツヤにあります。
しかしながら、デメリットとして効果の持続期間が短いことや熱に弱いことが挙げられるため、約2週間～1ヵ月と比較的短期間で光沢が落ち、効果がなくなってしまうという特徴もあります。油脂系コーティングでボディの綺麗な状態を維持するには、こまめな洗車と塗り直しが必要です。
②樹脂系コーティング
「樹脂系コーティング」は、シリコンやフッ素といった樹脂（ポリマー）素材でできた被膜でコーティングする手法です。油脂系コーティングと比べてより耐久性に優れ、シャープなツヤが出るという特長を持ちます。
樹脂系コーティングは専門店での施工はもちろん、油脂系コーティングと同様にユーザー自身で施工することもできます。専門店の場合は車体サイズにより約2.5万～5万円、DIYの場合は量販店で5000円程度から購入することが可能です。
樹脂系コーティングのメリットは、持続期間が3～6ヵ月程度とワックスと比べて長いことや、剥離・再施工が簡単にできること、コーティングによって細かな傷が目立ちにくくなることが挙げられます。
デメリットとしては、被膜が薄く柔らかいため傷から守る効果が低いことや、熱や紫外線の影響を受けやすいこと、コンパウンド入りのシャンプー等で洗車をした場合に被膜が剥がれる可能性があることが挙げられます。
つまり樹脂系コーティングは、カーコーティングの中では比較的お手軽に施工できる反面、その効果は車の保管状況や使用環境に左右されやすいといった一面があります。
③ガラス系コーティング
「ガラス系コーティング」は、ガラス繊維にフッ素やシリコン等が含まれた被膜でコーティングする手法です。樹脂系コーティングよりさらに耐久性に優れ、自然なツヤと輝きを出せるという特長があります。ガラス系コーティングのメリットは、持続期間が約6ヵ月～1年と樹脂系コーティングと比べて長続きすることや、比較的施工が容易なことにあり、専門店やディーラーに依頼する以外にもDIYで施工することが可能です。
デメリットは、ガラスコーティングやセラミックコーティングと比べると被膜が薄いため、防汚性能で劣ることです。このほか、紫外線や天候の影響を受けやすいことなどが挙げられます。
価格帯は専門店では約5万～7万円程度が相場とされており、安価な市販品の中には「ガラス系」と謳いながらもガラス成分が微量しか含まれておらず、効果が薄いコーティング剤も存在するため注意が必要です。
④ガラスコーティング
「ガラスコーティング」は、ガラス成分が主体の透明性のある硬い被膜でコーティングする手法です。非常に密度の高い被膜を形成することから、剥がれにくく効果が長期間持続するという特長があるため、愛車を長く綺麗に保ちたいという方におすすめです。ガラスコーティングのメリットは、最長で約5年もの長期間効果が持続することや、汚れが固着しづらく軽い水洗いのみで落とせること、傷や紫外線に強いことが挙げられます。また、長期間キレイな状態が維持されるため、車両売却時の査定額アップに優位に働く場合もあります。
反対にデメリットは、施工料金が7万～15万円以上と高額なことや、強固な被膜により簡単に再施工が行えないこと、工程が多く最大約10時間と施工時間が長くかかることが挙げられます。
⑤セラミックコーティング
「セラミックコーティング」は、金属や酸素・窒素・炭素などの化合物であるセラミックの被膜でコーティングする手法です。非常に強固な被膜を何層にも重ねることで傷や汚れから塗装面を強力に保護し、輝きを長期間維持することができます。ガラスコーティングを超える耐久性と、美しく深いツヤが出るという特長があります。
一方でデメリットは約10万～15万円と施工費用が高額で、施工時間も最大約15時間かかること、また施工の難度が高いため施工できる業者が限られることが挙げられます。
しかし、これまでご紹介したどのコーティングよりも強力で耐久性に優れているため、「とにかく新車の輝きを長く維持させたい」という方にはおすすめのコーティングといえます。
また、こうしたコーティングにはそれぞれ水の弾き方にも種類があります。水が美しい雫となって流れ落ちることでボディの輝きを際立たせる「撥水」、水が広がりながら流れ落ちることでシミ跡が残りにくくなる「親水」、スルスルと水捌けの良い「滑水」、など自身のカーライフや好みに合わせて選ぶことができます。
カーコーティングはDIYできる？初めての場合は業者がおすすめ！
ここまでご紹介したように、カーコーティングの中にはユーザー自身で施工できるものもあり、量販店やAmazon等のネット通販でも非常に多くのコーティング剤が販売されています。
しかしながら、上述のとおりコーティングの種類はさまざまで特長も異なるため、コーティングの違いを理解しておかないと、イメージどおりに仕上がらないこともあります。
また、車の色や使用頻度や駐車環境、洗車の頻度、水の弾き方といったユーザーのカーライフや好みによってもベストなコーティングは変わってくるため、一概に価格が高ければ良いということではありません。
DIYでの施工だと均一に塗布できず塗りムラが発生してしまう場合もあります。コーティングの仕方によっては効果持続期間なども変わるため、せっかくお金をかけてコーティングをする場合は、プロの業者に施工してもらう方が確実といえるでしょう。プロの場合はコーティング前の下処理を専用工具を使って丁寧に行うなど、塗り以外の部分にも違いがあります。
以上のことから、初めのうちは自身のカーライフや好みをまとめておき、施工実績の多い経験豊富な専門店を比較検討してみることがおすすめです。
高い技術力を持つカープレミアガレージにカーコーティングを依頼しよう！
では実際に、カーコーティングをプロに任せることを検討する場合、「数多くの業者があるためどこに依頼すればよいのかわからない」ということがあるかと思います。そこで今回は、「カープレミアガレージ」のカーコーティングをご紹介します。
「カープレミア」は、「あなたのカーライフをもっと賢く、もっと安心に。」をモットーに「カーライフのトータルサポート」を推進するサービスを提供しています。
2021年11月現在、カープレミアでは提携している整備工場の「カープレミアガレージ」を全国44店舗に展開し、鈑金・塗装の最新設備を導入した工場でプロによるカーコーティングを実施しています。
今後サービスのさらなる品質向上を目指して、次々と高度化されていく技術や設備への対応を行い、お客様に常により良い提案、サービスをご提供し続けます。
まとめ
カーコーティングは、大切な愛車を傷や汚れから保護し、輝きを長く保つためのカーケアです。コーティングには多くの種類がありそれぞれ特長が異なります。また、日産やトヨタ、BMWなどの傷の自動修復機能があるクリアを採用しているケースもある為、ポリマー系やガラス系の相性を判断することができる経験豊富な専門店に相談するなどして自身のカーライフや好みに合った最適なものを選択しましょう。
カープレミアはグループが保有する全国の幅広い営業ネットワークを活用し、カーケアやリースなどの幅広いニーズにお応えすることで、お客様のカーライフがより良いものとなるようお手伝いをしております。
修理や塗装のこと以外にも車に関するお悩みごとは、「カープレミアガレージ」にご相談ください。
