優れた走行性能と快適な乗り心地、スタイリッシュな外観と豪華な内装を兼ね備えた高級車に憧れを抱いている方は多いのではないでしょうか。しかしながら、高級車は維持費がかかり、所有するハードルが高いというイメージがあります。
今回は、高級車の維持費はなぜ高いのか、また高級車を購入する際に利用を検討してほしいおすすめのサービスについても解説していきます。
高級車の維持費の内訳
どういったクルマが高級車に分類されるのでしょうか。明確な定義はありませんが、一般的には車両価格が500万円以上のクルマや、ブランド価値や品質が高いクルマを高級車とする傾向にあります。
クルマの維持費には、どのクルマにもかかるものと高級車ならではのものがあります。ここでは、まずメルセデス・ベンツEクラスとトヨタカローラを比較しながらクルマの所有に必要な様々な費用について解説していきます。
税金
クルマは、所有するだけで多くの税金がかかります。クルマにかかる税金は以下の4種類です。
・自動車税・軽自動車税(種別割)
・自動車重量税
・環境性能割
・消費税
それぞれ詳しくみていきましょう。
自動車税・軽自動車税(種別割)
「自動車税・軽自動車税(種別割)」は毎年4月~6月に納付時期がきて、排気量に応じて課税されます。税額の幅は軽自動車:10,800円〜、排気量6000cc超:110,000円と、大きく開きがあります。スポーツカーや高級車は排気量が大きいクルマが多く、自動車税も高額になる傾向です。
また、ガソリン車の場合、初年度登録から13年以上経過した場合は重課となり15%高くなります。
メルセデス・ベンツEクラス(1,991㏄) | 39,500円 |
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トヨタ カローラ ノーマル(1,800㏄) | 36,000円 |
自動車重量税
「自動車重量税」は、新車購入時と車検の際に車両重量に応じて課される税金です。
税額は車両重量と購入からの経過年数、普通車か軽自動車かによって異なります。普通車の場合、新車から12年目までは0.5tごとに4,100円/年、13年目から17年目までは5,700円/年、18年目以降は6,300円/年が課税されます。
メルセデス・ベンツEクラス | 新車時30,000円 |
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トヨタ カローラ ノーマル | 新車時12,300円 |
環境性能割
「環境性能割」は新車・中古車ともに、購入時にクルマの環境性能に応じて課税されます。燃費基準値達成度などの環境負荷軽減度合いに応じて、非課税から3%まで税率が分かれています。また、中古車の場合は初年度登録から一定の年数が経過した時点で非課税となります。
メルセデス・ベンツEクラス | 環境性能割なし |
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トヨタ カローラ ノーマル | 環境性能割なし |
消費税
「消費税」は普段の生活でも身近な税金のひとつで、福祉車両を除いて車両本体価格の10%が課税されます。
エコカー減税などの対象車を選ぶと減税されるため、税金を安く抑えたい場合は、どういった減税制度があるか確認するといいでしょう。
保険料
クルマを所有する上で必ず考慮しなければならないのが保険です。加入義務がある「自賠責保険」と、任意で加入する「任意保険」の2種類があります。
自賠責保険の保険料は、車検の時期により2パターンの料金があります。新車の自家用乗用車の場合、車検は3年後であるため保険料は27,770円/ヵ月です。また、通常の車検は2年ごとに行うため新車以外は20,610円/25ヵ月の保険料がかかります。
任意保険の保険料は保険会社や保証内容によって異なるため、ご自身のカーライフに合った保険を見つけましょう。
諸費用
ここまでご紹介した税金や保険以外にも、クルマを所有する上で必要となる諸費用はほかにもあります。
・車検代
・メンテナンス代
・燃料代
車検代
各種税金などの法定費用は一律ですが、それ以外は車検を受ける場所や交換部品の有無などによって異なります。例えば、メーカー系販売店に依頼した場合はメーカーのスペシャリストによる丁寧な車検を受けることができますが料金は高額になります。
メンテナンス代
故障やトラブルを未然に防ぐために必要な点検・整備にかかる費用です。経年劣化によって交換が必要になるタイヤやバッテリーなどのパーツは高額であるため注意しましょう。特に高級車の場合は専用のパーツを使用していたり、希少性の高いパーツを使用したりすることも多く、より高額な費用が発生します。
輸入車の場合、修理の際に国内に部品がなく海外から取り寄せることが多いため、国産車と比べて費用が高額になる傾向にあります。
燃料代
車種や乗り方にもよりますが、レギュラーガソリン1Lあたり180円で燃費15km/L、年間走行距離8,000kmの場合、年間で96,000円程度の燃料代がかかります。また、ハイオクを使用するクルマの場合はレギュラーガソリンよりも価格が高いため燃料代がより高くなります。
高級車の維持費が高い理由
クルマの維持にかかる費用について解説してきましたが、ここからは高級車の維持費が高い理由について解説していきます。
メンテナンス・修理代が高い
高級車は、部品点数が多く構造が複雑な場合が多いため、メンテナンスや整備に手間がかかります。また、使用している部品も高品質なため高額なことが多く、タイヤやオイル交換をはじめとしたメンテナンス・修理代も高額となる傾向にあります。
なお、高級輸入車の場合、国内に部品がなく海外から取り寄せとなる場合があるため、その際はさらに部品代は高額になります。
任意保険料が高い
高級車の場合、盗難リスクや修理代が高いため、任意保険料が高額になる傾向にあります。車両保険を付帯すると保険料はさらに高額になります。
大排気量の車種が多い
高級車とされる輸入車やスポーツカーは大排気量のエンジンを搭載している車種が多く、また燃料もハイオク指定であることが多いです。
そのため、燃費があまり良くない車種が多く、また燃料代に加えて自動車税も高額になる傾向があります。
高級車の維持費を抑える方法
大排気量のエンジンと多くの高額部品により維持費がかかりがちな高級車ですが、修理代やメンテナンス代次第で維持費を抑えることが可能です。ここでは、知っていれば差が付く、高級車の維持費を抑える方法について解説します。
クルマ選びが重要
維持費を抑えて高級車に乗りたいのであれば、まずクルマ選びが重要です。選ぶ際のポイントにはどのようなものがあるのでしょうか。
排気量、重量の小さい車種を選ぶ
なるべく排気量が小さい車種を選ぶことで、維持費を抑えることができます。
例えば、高級車のメルセデスベンツは、人気のCクラスの場合でもグレードにより排気量が1,500〜4,000ccと幅が広いため、小さめの排気量を選ぶことで自動車税(種別割)を安く抑えることが可能です。また、エンジンが小さい分車両重量も軽くなるため、自動車重量税も抑えられます。
事前にメンテナンス代を確認しておく
検討中のクルマのメンテナンス代がいくらかかるか、事前に確認しておくことも大切です。
クルマにより、部品やその交換頻度が異なるため、事前にメンテナンスに必要な費用を確認し、維持費のイメージをつかんでおくようにしましょう。
特に、高級車の中でも販売台数が少ない車種の場合、純正部品はもちろん、社外パーツも少ないことが多いため、メンテナンス費用は高額になる傾向があります。
メンテナンスは中古パーツを使う
メンテナンスの際、中古パーツやリビルドパーツを使うのもメンテナンス代を抑える方法のひとつです。これらの部品は、パーツショップやネットオークションで購入することができます。ただし、この場合パーツが適合するかどうか判断が難しいこともあるため、自信のない方は整備工場へ相談することをおすすめします。
また、リビルドパーツであれば専門業者で中古パーツを分解し、オーバーホールを行っているため、安心して使用することが可能です。加えて、整備工場で新品の正規部品を購入するより費用を安く抑えることができます。
カープレミアで維持費を抑えつつ高級車を所有する
維持費を抑えつつ高級車を所有するには、「カープレミア」の利用がおすすめです。多彩な購入プランの中からご自身のライフスタイルに合わせた最適な方法を選ぶことができ、出費を大きく抑えることが可能です。
ここでは、「カープレミア」おすすめの購入プランをご紹介します。
残価据置プラン
まず1つ目は、「残価据置プラン」です。車両本体価格からあらかじめ推定下取り価格(残価)を差し引くプランで、月々お支払いが必要になるのは車両価格の一部のみとなります。そのため、月々のお支払金額が抑えられ、年間のクルマの所有にかかる費用を抑えることができます。
また、契約満了時には、据置き額と車両査定額の差額を支払って別の車に乗り換えたり、据置き額を一括または分割で支払ってそのまま乗り続けたりするなど、ニーズに合わせたお支払い方法をお選びいただけます。
オートリース
オートリースとは、リース会社が購入したクルマを毎月一定の料金で長期的に借りることができるサービスです。オートリースは、頭金が不要で車検やメンテナンス、税金等の諸費用がすべて月々の支払いに含まれているため、まとまった出費を避け、月々の支払いを抑えることができます。
一時利用が主のカーシェアリングやレンタカーと異なり、オートリースでは契約期間中はお好きな車種を選んでマイカーのように使うことができます。特に、「カープレミアクラブリース」では幅広い国産車を取り扱っているため、希望に沿うクルマがきっと見つかるでしょう。
「憧れの車種をリースしたい!」という方は利用をご検討ください。
まとめ
ここまで、高級車を所有するために大切な維持費の抑え方や、おすすめの購入プランを紹介してきました。維持費を抑えるためにはご自身のライフスタイルに合った購入プランを選ぶことが大切です。賢く維持費を抑えて憧れの高級車を所有するために「カープレミア」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
「カープレミア」は、今回ご紹介の「残価据置プラン」や「カープレミアクラブリース」以外にも豊富なサービスでお客様の車選びをサポートしています。また、カーケアやメンテナンスなど幅広いサービスを全国展開しているため、安心のカーライフを送ることができます。