「タイヤ交換の時期はいつ?」すり減ってから交換だけでは危険!4つある交換タイミング!

カーライフを賢く楽しむ パーツ・用品

「愛車のタイヤの交換時期はいつ?」という疑問にお答えします!「タイヤの溝がすり減ってきてから」だけだと思っていませんか?タイヤは走行しなくても劣化していくことを、ご存じでした?

スリップサイン・残り溝◯mm

クルマのタイヤは「スリップサイン」と呼ばれる、溝の一部がほかの部分より盛り上がって、タイヤが摩耗したときに、そのサインが現れるようにする作りになっています。

このスリップサインは、残り溝1.6mmになったら現れます。しかし新品のタイヤの溝は基本的に8mmとなっていますので、半分程度の4mmまですり減ったらタイヤ交換をおすすめします。

「残り溝4mm」をおすすめする理由は、それ以上すり減ると、特に雨天時などでブレーキをかけてから停止するまでの制動距離が伸びてしまうからです。

「道路運送車両の保安基準」では、タイヤの残り溝は1.6mm以上あることと定められています。4mm以下になっても直ちに違反となるわけではありませんが、雨の日などで、水の上にタイヤが乗った状態となり、ハンドルやブレーキ、アクセル操作などが一切できなくなる「ハイドロプレーニング現象」が発生しやすくなるのが、残り溝4mm以下となります。

タイヤの残り溝が4mmをきったときが、タイヤ交換時期の目安のひとつです。

タイヤの製造年から◯年

タイヤに「消費期限」があることを、ご存じでしょうか?

タイヤの主成分はゴムです。ゴムは、日光(紫外線)を浴びると変質(硬化)し、水分、油分などによっても劣化していきます。

すなわち、タイヤは履いて走らなくても、置いておくだけでも時間の経過とともに劣化していくのです。

タイヤの消費期限は、サマータイヤで4〜5年、スタッドレスタイヤで3年とされています。サマータイヤよりスタッドレスタイヤの寿命が短いのは、スタッドレスタイヤのほうが、柔らかいゴムを使用しているため、硬化する速度が速くなるからです。

タイヤの製造年の確認方法

タイヤのサイドウォール(側面)の刻印から、タイヤの製造年が確認できます。

写真が逆向きで見づらいのですが、このタイヤの刻印は『JBA4621』下4桁が製造年と週を示す。この画像では、2021年の第46周目(11月頃)が製造された時期となる。

走行距離◯km

履いたタイヤの銘柄、どんな場所を走るのかによってタイヤのすり減り方は変わってきますが、一般的に、5,000km走行するとタイヤが1mm摩耗していきます。

前項「タイヤの交換時期 その1」でお伝えしたように、新品タイヤの溝が8mm、推奨される交換タイミングの残り溝は、4mmですから、5,000 × 4= 20,000kmが、タイヤの交換時期の目安となります。

新車で納車されてから、ないしは新品タイヤに交換してから、走行距離20,000kmを超えたら、タイヤ交換の時期と心得ておくと安心・安全なカーライフが送れるでしょう。

ひび割れ・キズ・パンク

タイヤのサイドウォール(側面)の細かいひび割れは、基本的に問題ありません。タイヤのサイドウォールの一番外側は薄いゴムでできているため、経年劣化で硬化し、走行中に発生する自然なタイヤの変形を受けて、ひび割れしやすくなっています。しかし、サイドウォール内部は、「カーカス」と呼ばれるしっかりとしたものが使用されているため、外側のゴムが劣化しただけでは、タイヤの基本性能を損なうことがありません。

ただ、トレッド(路面と接する部分)の大きなひび割れは、グリップ力などに影響するおそれと、最悪バーストするおそれがありますので、すみやかな交換がおすすめです。

また、サイドウォールに鋭利なもので切ってしまったような傷があった場合も、すみやかな交換がおすすめです。これも、最悪の場合、バーストの原因になります。

運悪くタイヤがパンクしてしまったら、基本的にタイヤを交換することをおすすめします。なお、車種やタイヤによっては、パンクしたタイヤは交換することが指定されているケースがあります。

クルマのタイヤは、自転車のタイヤとは違って、タイヤの中にチューブがありません。自転車のパンクの修理は、チューブに薄いゴムを貼って穴を塞ぎますが、クルマのタイヤの場合、タイヤそのものにゴムなどの修理剤を詰め込んで塞ぎます。このため、特にパンクした箇所が路面と接している場合、修理剤で埋めた穴に大きな負担が発生します。

パンクしたときの応急キットが、スペアタイヤではなく、エア漏れ止め材を使用するパンク修理キットタイプのクルマがどんどん増えています。車種やタイヤによっては、1度パンク修理キットを使ったら、タイヤをすみやかに交換することが求められているケースがあります。また、静粛性を向上させるために、タイヤ内部に吸音材を入れたものがあります。この場合、吸音材(スポンジ材質)がエア漏れ止め材を吸ってしまい、本来の性能を発揮しなくなってしまいます。

「カープレミアガレージ」とは

「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。

また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。

「カープレミアパーツ」とは?

カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。

中古・リビルト部品って何?

中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。

リビルト部品をオススメする理由

1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。

中古・リビルト部品のメリット

新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。

その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。

※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です。

カープレミアならクルマの検索や故障の症状検索ができる

タイヤの交換時期は◯◯か◯◯、どちらか早いほう!

タイヤの交換時期は、走行距離20,000kmを超えたときか、新品タイヤの製造年から4年(スタッドレスタイヤは3年)を超えるか、どちらか早いほう。

また、パンクや大きな傷がついてしまったときは、すみやかに交換しましょう。それでは、どうぞご安全に、素敵なカーライフをお楽しみください!

※この記事は、2022年5月時点での情報を元に執筆しています。

関連記事

中古車検索は月額比較のカープレミアがおすすめ!