外車のSUV、今や余裕で100車種を超えるラインナップとなりました。外車のSUVをお探しのあなたに、カープレミアマガジン編集長の宇野が価格帯別のおすすめを選びました。
外車のSUVの魅力とは？
本記事では、Webコンテンツマーケティング上「外車」という言葉を使っていますが、自動車メディア的な表現なら「輸入車」となるでしょう。本記事のテーマは「外車 SUV」がメイン・キーワードですので、表現は「外車」で統一します（といっても、トヨタ ハイラックスはタイ生産なので輸入車、になるとかありますけどね）。
外車SUVの魅力をひとことで言うと？
外車SUVの魅力を一言でいうと、筆者は「選択肢が豊富」とお答えします。外車各ブランドは、SUVのラインナップにとても力を入れています。ドイツ3大ブランド、メルセデス・ベンツ、BWM、アウディは「これでもか！」というくらい、上から下までびっしりとラインナップを埋めています。同じ車名でも、普通のSUVとクーペに分かれていたり、ハイパフォーマンスモデルの設定があったりと、フルラインナップとはこのこと、といわんばかりです。
デザインも実に多彩
国産車と比べて外車は、ボディサイズが大きいものばかりです。国産車では日本の道路事情や駐車場事情を鑑みて、使いやすい大きさに収めたSUVばかりとなります。ボディサイズに制約があると、デザイン上も制約を受けてしまいます。デザインが実に多彩となるのは、ボディサイズが自由にできることが、大きな理由のひとつだからです。ただ、大きいSUVは、狭い道が多い日本では取り扱いづらいですね……
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300万円台以下の外車SUVのおすすめはこれだ！
300万円台以下の外車SUVは車種数が少なく、最廉価グレードの車両価格を拾うと以下の5モデルとなります。
| メーカー | 車名 | 最廉価グレード 価格 |
|---|---|---|
| フォルクスワーゲン | T-Cross | 3,043,000 |
| ルノー | キャプチャー | 3,270,000 |
| シトロエン | C3エアクロスSUV | 3,421,000 |
| プジョー | 2008 | 3,556,000 |
| フォルクスワーゲン | T-Roc | 3,943,000 |
どのクルマもいいですね。コスパの高いモデルばかりです。T-Crossは、過去3年連続で輸入SUV販売台数1位を獲得した大人気モデルですね。さて、この中から筆者が選んだおすすめはこちらです。
ルノー キャプチャー
日本では地味な存在ですが、本国フランスでは、トヨタ ヤリス クロスやライズと同じ立ち位置の、みんなが気軽に乗っているコンパクトSUVです。フランス車はハードルが高そうにお感じのあなた、ぜひ一度ディーラーで試乗してみてください。国産車との隔たりがないことと、運転のしやすさ、乗り心地の良さといったクルマとしての基本性能の高さを感じるはずです。
また、なんといっても、フランス車の雰囲気がもたらす好影響といいましょうか、キャプチャーに乗ると、休日はちょっとメゾンカイザーでパンを買いに行きたくなったり、海辺のこじんまりとして小じゃれたカフェとか行きたくなってしまいます。新たなライフスタイルを呼び込んでくれる外車SUVとしておすすめしました。
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500万円台以下の外車SUVのおすすめはこれだ！
車両価格が500万円台までとなると、わりと選択肢が増えます。この価格帯では、「迷ったらこれ！」という視点で選びました。500万円台という価格帯は、クルマを購入する人の予算枠のひとつの区切りとなっています。
メルセデス・ベンツ GLB
「迷ったら、メルセデス・ベンツ」は間違いないと思いませんか？現在日本で最も売れている外車ブランドはメルセデス・ベンツ。リセールバリューが高いところもいいですね。
GLBは、2020年6月に国内発売された新型の3列シート・7人乗りのSUVです。3列目シートがお世辞にも広いとはいえず、身長168cm以下の人は座らないようにとインポーターがアナウンスしているぐらいです。ただ、補助シートのような扱いであっても、いざというときに7人乗れる余裕はうれしいものです。新車車両価格は、568万円から。
また、流麗なデザインの外車SUVが多い中、オフロードSUVライクなスクエアなデザインもとてもセンス良くまとまっています。メルセデスの先進技術もたっぷりと装備されたおすすめの1台です。
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800万円台以下の外車SUVのおすすめはこれだ！
500万円台の1つ上の区切りとなる価格帯は、800万円台。この価格帯は選択肢が豊富ですので、どれをおすすめにするのかとても悩みましたが、筆者がこれなら万人に間違いないだろうと選んだのはこちらです。
ボルボ XC60 Recharge
世界中のカー・オブ・ザ・イヤーを総ナメ、日本でも本賞を受賞したXC60のPHEVをおすすめします。PHEVは、日常生活でのちょい乗りだけなら電気だけで走行可能で、給油の回数も減りますし、環境に優しい（本当に優しいかどうかの議論は別として）クルマです。遠出するときはEVのように出先での充電を考えなくてもいいので、精神衛生上にもいいクルマです。
個人的には、スカンジナビアンスタイルのクリーンなデザインは、ほかのSUVにはないミニマムながらも存在感を示していてとても好きですね。車両価格は、874万円から。
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【1,000万円台以下】外車SUVのおすすめはこれだ！
この価格帯が最も選択肢が多くなります。筆者はどうしても1台に絞り込むことができず、ライフスタイル別の2タイプをおすすめとして選出しました。
【アーバンライフ】ポルシェ マカンS
0−100km/h加速4.8秒のスペックをもつ、マカンSをおすすめに選びました。日本の道路事情でも扱いやすいスポーツSUVは、アーバンなライフスタイルにぴったり合うと思いませんか。新車車両価格は、1,013万円。
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【アウトドアライフ】ランドローバー レンジローバー スポーツ
愛称は「レンスポ」。2022年5月に日本上陸しました。英国老舗四輪駆動車専門ブランド、ランドローバーが誇るオフロード性能が、こんなにスタイリッシュなデザインに隠されているとは驚くばかり。アウトドアライフもスマートに、スタイリッシュにキメたい方は特におすすめです。新車車両価格は、1,068万円から。
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【1,000万円台以上】注目の外車SUV
最後に選ぶおすすめは、1,000万円台以上を超える外車SUVです。この価格帯は、各ブランドのフラッグシップモデルや超高級SUV、スーパーSUVとなり、その中で1台を選ぶというは至難の業。たとえ選んだとしても、ほかのクルマに申し訳なくて……そこで、1,000万円台以上の外車SUVは、「注目の1台」とさせていただきました。そのクルマはこちらです。
BMW XM
2023年1月にローンチした『XM』は、BMW Xモデルで初となるM専用モデルが、Mモデル初のPHEVで登場しました。BMWはサーキット走行も可能としたというハイパフォーマンスにも注目です。すべてが別格のスーパーSUVとなる予感がします。価格は2,130万円から。
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※この記事は、2023年3月時点での情報で執筆しています。
