フルラインナップをうたうトヨタのSUV全11車種の人気ランキングを発表します。2022年1月から12月の1年間の販売台数を元に、言い方は悪いですが最下位から順に紹介、あわせて編集部が考察したその順位の理由をお伝えします。記事の末尾で比較しやすいように、ボディサイズ・価格・燃費を一覧表にまとめています。
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【第11位】トヨタ bZ4x(350台)
トヨタで最も売れなかったSUVが、EVの『bZ4x』でした。読み方は、「ビー・ズィーフォー・エックス」です。
bZ4xは、スバルとの共同開発で2022年5月に、トヨタのサブスク(リース)『KINTO』専用車として発売されました。スバルでは『ソルテラ』の名称で、若干のデザインと仕様を変更して、一般販売されています。
発売から5ヵ月後、10月6日にトヨタはbZ4xとスバル ソルテラのハブボルトの仕様が不適切とのことでリコールを発表し受注を停止、同月26日に再開しています。もし、読者の中でbZ4xないしはソルテラをお乗りの方で、対策を受けていない場合は愛車をご確認ください。
販売台数がかんばしくないのは、EVそのものが万人受けするクルマでないことと、リース専売モデルだったからでしょう。ちなみに、スバル ソルテラの販売台数は89台でした。
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【第10位】トヨタ ランドクルーザー(4,370台)
日本が世界に誇るクロカン車でありながら、高級SUVとしてトヨタブランドのフラッグシップSUVに君臨するランドクルーザー。略称「ランクル」で親しまれています。
現行モデルは2021年6月にフルモデルチェンジを受けた『300系』、予約受注が始まるや否や注文が殺到、またたくまに納期4、5年待ちとなってしまいました。ランクルは、年間生産計画台数が5,000台と少ないという背景がありますが、トヨタは納車待ちの間に改良が入り、納車されたら仕様が古くなるという事態を避けるべく、2022年7月1日に受注停止の措置が取られ、現在も続いています。
なお、クルマは販売台数をカウントするとき、受注ベースではなく登録完了で数えるため、ランドクルーザーはこの順位になっています(年間生産台数と販売台数がほぼ一緒です)。
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【第9位】トヨタ クラウン クロスオーバー(8,830台)
2022年7月に16代目にフルモデルチェンジを果たしました。クラウン史上初のSUVにして、初のFFベースで大きな注目を集めました。
クラウン クロスオーバーの全長は、ランドクルーザーとほぼ同じの4,930mm。流麗で堂々した先進的なデザインが目を引きます。
発売が7月からと短い期間にも関わらず、8,830台をデリバリーしているのは立派な数字です。
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【第8位】トヨタ ハイラックス(11,090台)
タイトヨタで生産される逆輸入ピックアップトラックです。トヨタの公式WebサイトではSUVに分類しています。SUVの意味は「多目的スポーツ車」ですから、間違いではありません。なお、北米ではSUVとピックアップトラックを分ける文化でハイラックスは「Trucks」に分類されています(北米はピックアップトラックが大人気でモデル数も多い)。
ハイラックスの全長はSUVで最も大きい5,320mm。ラージSUVでは、国内第3位の販売台数を誇る人気モデルでした。
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【第7位】トヨタ C-HR(11,811台)
2016年にトヨタが世界戦略車としてデビューさせたコンパクトSUVです。プラットフォームとパワートレインはプリウスと共通で、日本のディーラーでは展示されたC-HRを客に見せ「このかっこいいSUV、中身はプリウスです」というとみんな買っていった、という逸話を聞いたことがあります。
現在は、デビューから丸6年が経過しモデル末期で販売台数は低空飛行です。すでに23年7月の生産終了が予告され欧州トヨタで次期新型C-HRが発表されていますので、日本仕様の次期新型も近いうちに発表されることが期待されています。
C-HRの意味は、「Compact High Rider(コンパクトでリフトアップされた格好いいスタイル)」と、「Cross Hatch Run-about(ハッチバックのようにキビキビと気持ちよく走るクロスオーバー)」の両方の頭文字を取ったものです。
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【第6位】ランドクルーザー プラド(31,050台)
現行モデルは、2020年デビューの3代目。2度のマイナーチェンジを経て現在に至ります。現行プラドは約12年という長いモデルスパンですが、現在は販売中止されており、年内フルモデルチェンジのリーク情報が出ています。
モデル末期ながら、ワイルドなオフロード4WDとして高い人気を維持していました。トヨタ車では珍しいディーゼルエンジン搭載車があることも人気の理由です。ラージSUVではトップの販売台数でした。
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【第5位】トヨタ RAV4(31,118台)
プラドに辛くも勝って5位に入った、アッパーミドルSUV。ハリアーとプラットフォームとパワートレインは同じ兄弟車ですが、走りの性格は異なり、RAV4はおおらかでソフトな乗り心地です。ハリアーと販売台数が肉薄していましたので、両者ともに人気だったことがうかがえます。
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【第4位】トヨタ ハリアー(34,182台)
全登録車(いわゆる普通車)で販売台数ランキング第18位、全SUVでは第8位、アッパーミドルSUVではトップの座に輝いたのはハリアーでした。初代から安定した人気を維持し続けています。ハイブリッドよりガソリン車のほうが販売比率が高いという、いまどきのSUVにしてはちょっと変わった売れ筋になっているようです。
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【第3位】トヨタ カローラ クロス(59,070台)
トヨタで3番目に安いSUVが第3位でした。全SUVでは第4位、ミドルSUVではトップの座に輝きました。カローラ クロスはタイ生まれ。日本市場より先にアジア市場で販売され、ファンからは日本市場導入の声がたくさん上がっていました。
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【第2位】トヨタ ヤリス クロス(82,710台)
トヨタで2番目に安いSUVが第2位でした。ヴィッツがフルモデルチェンジしてヤリスになったとき、後席が狭くなって使い勝手が悪くなったという声が目立ちましたが、しばらくしてヤリスがベースの3ナンバー・コンパクトSUV、ヤリスクロスがデビューしました。ディーラーでは、ヤリスでは後席が狭いという方に、ヤリス クロスをすすめると、みんな買っていったという話を聞きました。
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【第1位】トヨタ ライズ(83,620台)
登録車全体でも第5位という大人気モデル、ライズが1位を獲得しました。ライズはダイハツ ロッキーのOEMですので、手柄はダイハツとなってしまいますが、ユーザーにはあまり関係がありません。実用性に優れたコンパクトランキングをやっても1位に輝くはずです。
*販売台数は自販連発表による。自販連が車種別ではなくシリーズで台数を発表しているモデル(例えばヤリスクロス、カローラクロス、ランドクルーザー/プラドなど)などは編集部独自調査による。
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【トヨタのSUV】ボディサイズ・燃費・価格一覧
車名 | 全長 | 全幅 | 全高 | 燃費 | 燃費 | 価格_最安 | 価格_最上級 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ライズ | 3,995 | 1,695 | 1,620 | 17.4 | 28.0 | 1,717,000 | 2,338,000 |
ヤリスクロス | 4,180 | 1,765 | 1,580 | 17.6 | 30.8 | 1,896,000 | 2,936,000 |
カローラクロス | 4,490 | 1,825 | 1,620 | 14.4 | 26.2 | 1,999,000 | 3,199,000 |
ハリアー | 4,740 | 1,855 | 1,660 | 14.7 | 22.3 | 3,128,000 | 6,200,000 |
RAV4 | 4,600 | 1,855 | 1,685 | 15.2 | 21.4 | 2,938,000 | 5,633,000 |
ランドクルーザー プラド | 4,825 | 1,885 | 1,835 | 8.3 | 11.2 | 3,676,000 | 5,543,000 |
C-HR | 4,385 | 1,795 | 1,550 | 14.3 | 25.8 | 2,392,000 | 3,155,500 |
ハイラックス | 5,320 | 1,855 | 1,800 | 11.7 | 11.7 | 3,527,000 | 4,312,000 |
クラウン クロスオーバー | 4,930 | 1,840 | 1,540 | 15.7 | 22.4 | 4,350,000 | 6,400,000 |
ランドクルーザー | 4,950 | 1,925 | 1,980 | 7.9 | 9.7 | 5,100,000 | 8,000,000 |
bZ4X | 4,690 | 1,860 | 1,650 | – | – | リース専売 | リース専売 |
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※この記事は、2023年3月時点での情報で執筆しています。