クルマのバッテリーはいつ交換すべき?時期、費用、方法、ベストな選択を解説

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クルマのバッテリーには寿命があり、電気を供給しているバッテリーの寿命が尽きると動かなくなってしまいます。そのためバッテリーは、劣化してきたら早めに交換する必要があります。しかし、決して安価な交換ではないため1日でも長く使い続けたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

今回はバッテリーの交換時期、費用、そして交換方法を紹介していきます。正しい時期を知ることで安全なカーライフを送りましょう。

交換時期、費用はクルマごとに異なる

バッテリーの交換時期はクルマの種類や乗り方によって異なります。劣化する原因を知り、劣化を進めるような乗り方をしないことが重要です。また、バッテリーの交換費用については価格の幅が広いため、価格を知るためには自分のクルマに適しているバッテリーを知っておきましょう。
ここでは劣化の原因や交換にかかる費用などを紹介します。

交換時期の見極め方

バッテリーは新品であれば2〜3年を目安に、劣化していないか確認を行いましょう。クルマのバッテリーが劣化する原因には次のものがあります。

・経年劣化
・電装の負荷が多い
・温度環境が悪い
・放電気味になる
・長期放置
・メンテナンス不足

バッテリーは多少劣化しても、充電することで再利用することができます。しかし、上記の原因がいくつも重なった状態が長期間続くと劣化が進み、バッテリーの寿命を縮めてしまいます。
特に注意したいのは、アイドリングストップ機能が搭載されたクルマです。
アイドリングストップの機能をもつクルマはエンジンの始動を繰り返すため、そのたびにバッテリーに負荷がかかり劣化しやすくなります。

バッテリーが劣化している兆候

バッテリーが劣化すると、電気で動いているクルマの部品の動きが鈍ってきます。
エアコンをかけてワイパーを動かしているときに、ヘッドライトの明かりが暗くなった場合は、バッテリーの劣化の兆候と考えてよいでしょう。
もしその兆候が新しいバッテリーにしてから2年以上経過した時点で現れていたら、交換タイミングの可能性があります。一度整備士などに見せるようにしましょう。

費用

バッテリー交換を整備工場などに依頼する場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。交換にかかる費用は安いものから高いものまであるため、自分のクルマに合うバッテリーを確認しておきましょう。

バッテリーの交換費用の構造

バッテリー本体の代金は安いものなら5,000円を切りますが、高いものでは40,000円を超えます。値段の差は性能の差となる傾向にあるため、安すぎるものはリスクがあります。

交換工賃は依頼する業者によって異なりますが、目安としてガソリンエンジンの普通自動車が約1,000円、ハイブリッド車が約4,000円、電気自動車が約1,500円です。なお、ハイブリット車と電気自動車においては補機用バッテリーの交換工賃をご紹介しています。もうひとつ、駆動用と呼ばれるバッテリーも搭載されていますが、そちらは寿命が長くほとんど交換する必要はありません。また、輸入車はもう少し高くなるでしょう。

バッテリーの廃棄料は無料のところがある一方で、3,000円程度の支払いが必要な場合もあります。これらのことを踏まえ、バッテリー交換の総額は6,000円〜50,000円となります。

バッテリー交換は本当に自分でできるの?注意点とともに手順を紹介

バッテリーは、クルマの所有者が自分で交換することもできます。一般的にボンネットの中に設置されており、上面にプラスとマイナスの電極表示がある箱型の固体です。交換自体はそのバッテリーを新しいものに入れ替える単純な作業となります。
しかし、バッテリーは高い電圧がかかっている上に硫酸が入っているため危険物として扱われています。自分でやるには多くの危険が伴うため、自信がない方は、整備工場に頼んだほうが安心して交換を行うことができます。

自分で交換する際に準備するもの

自分でバッテリー交換を行う際にはどのような道具が必要になるのでしょうか。自分でバッテリーを交換するときは次のものを用意してください。

・新しいバッテリー
・スパナ
・保護メガネ
・ゴム手袋
・ワイヤーブラシ
・サンドペーパー

新しいバッテリーはカー用品店やホームセンターで買うことができますが、車ごとに規格が違うため、自分のクルマの規格を確認した上で購入しましょう。わからない場合には販売店で担当者に確認してみましょう。

バッテリー交換の手順

バッテリー交換の手順を解説します。

保護メガネをつけ、ゴム手袋を装着する

クルマのエンジンが停止してから30分以上あけてから作業を始める

エンジンはオフ、ライトなどの電気部品もオフにしておく

準備出来るようであればバックアップ電源を設置

マイナス端子のケーブルターミナルをスパナを使って外す
(※必ずマイナスから外す)

プラス端子のケーブルターミナルを外す

バッテリーを固定している金具を外して、現行のバッテリーを取り外す

新しいバッテリーを取り付けて、金具で固定する

プラス端子のケーブルターミナルをつける

マイナス端子のケーブルターミナルをつける

このように取り外しや金具での固定などバッテリーの交換には多くの細かい工程があります。

バッテリー交換の注意点

ここまで自分でバッテリーを交換する際の作業工程を紹介してきました。ここでは交換の際に絶対に行ってはいけないこと、必ずするべきことなどの注意点を紹介します。

バックアップ電源を準備しよう

最初に確認したい事項はバックアップ電源の有無です。なくてもバッテリー交換は可能ですが、時計やナビオーディオ、最近のクルマであればECUなどの設定がリセットされてしまいます。再設定が自身でできない場合は、バッテリー交換自体を整備工場に任せることをおすすめします。

ケーブルターミナルのつけ外しに注意

バッテリー交換は、ケーブルターミナルのつけ外しの順番を間違えると、ショートを起こすことがあります。最悪の場合バッテリーが爆発したり、クルマのコンピュータが壊れたりすることがあるため、細心の注意を払いましょう。

マイナス端子とプラス端子を金属で接触させない

工具などの金属がバッテリーのマイナス端子とプラス端子をつないでしまうとショートして発火することがあります。火災の原因になるため、絶対に行ってはいけません。

取り外した古いバッテリーの廃棄方法

バッテリーには鉛や硫酸などの有害物質が含まれているため、一般ゴミや燃えないゴミとして出すことができません。
自治体が指定する方法で廃棄するか、新しいバッテリーを買った店舗で引き取ってもらうか選ぶ必要があります。あらかじめ店舗に問い合わせておき、引き取りが可能か確認しておきましょう。

バッテリー交換を依頼するならカープレミアガレージへ

バッテリー交換は危険を伴うため、安心安全を考慮して信頼できる整備工場に任せるのがおすすめです。
ここではバッテリー交換の依頼先として、「カープレミアガレージ」を紹介します。
「カープレミアガレージ」の特徴は以下のとおりです。

・国家資格をもった整備士が、指定工場、認証工場で丁寧かつ確実に作業をしている
・国産車の全メーカーに対応している
・初めてのお客様でも、バッテリー交換だけでも大歓迎
・カープレミアガレージの整備士は、バッテリー交換のみの依頼でも、クルマ全体の点検を無料で行う
・お客様のご要望やクルマの状態に合わせて、最適なカーライフを実現するための提案をする

場合によってはバッテリーの故障理由や上がった原因から関連する部品の点検も行います。バッテリー交換が必要になる時期はその他の部品にも劣化が出ている可能性があるためです。もしバッテリー以外に異常が見つかったら、お客様にその内容をお伝えするとともに該当部品の交換の提案を行うこともあります。

まとめ

バッテリーは危険物であり、高圧の電気が流れ、クルマを動かす重要部品です。交換の際に工程を間違えると大事故につながる可能性があります。そのため、自分で行うのはリスクが大きい作業です。
「カープレミアガレージ」であれば安心安全に配慮をして交換を行い、作業の際に整備士がクルマ全体を確認するため、その他の不具合を発見できるかもしれません。安心できるカーライフを送るために「カープレミアガレージ」を利用してみてはいかがでしょうか。

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