初めて車を購入する際には、新車と中古車のどちらを購入するべきなのか、車の購入に必要な予算はどれくらいなのかなど、さまざまなことを考慮する必要があります。
そこで今回は、初めて車を購入する方が知っておくべき維持費や必要な予算について解説します。おすすめの支払い方法についてもご紹介しますので、最後までご覧ください。
初めて車を購入する方が知っておくべきこと
まずは、初めて車を購入する方が知っておくべきことを解説していきます。新車と中古車の購入金額や、実際にかかる車の維持費の相場を見ていきましょう。
新車と中古車の購入金額はどれくらい?
新車と中古車にはそれぞれメリットとデメリットがあり、一概にはどちらが良いと判断することは難しいです。
新車のメリットは以下の3つ。
・デザインも装備も最先端の車に乗ることができる
・保証が充実している
・減税制度を受けることができる
新車のデメリットは以下の2つ。
・価格が高い
・車種やグレードによっては注文してから納車まで3ヶ月〜6ヶ月待たされることもある
中古車のメリットは以下の3つ。
・価格が安い
・欲しい物件が見つかれば2週間ほどで納車される
・高年式、低走行の車であればメンテナンスの不安は少ない
中古車のデメリットは以下の3つ。
・故障や整備費用への不安
・傷やにおいなどの使用感
・先進安全装備などこの数年の最新技術が搭載されていない
新車と中古車では同じ車種でも価格にはやはり差があります。では、実際にどのぐらいの差があるのか見ていきましょう。
同じ車種でも例えばホンダ N-BOXの新車価格は132〜228万円ですが、同じモデル(2017年9月以降)の中古車相場は2021年12月現在で150万円です。N-BOXは2020年12月に内外装の変更を伴ったマイナーチェンジが実施されましたが、それ以降のモデルの平均相場は184万円程度です。比較的値落ちが少ないと言われる軽自動車でも、やはり中古車は割安だということがわかります。
*価格相場はカーセンサー調べ
車の維持費について
続いて、車購入後にかかる費用についても細かく確認していきましょう。購入する車を検討する際には維持費を考えることが必要です。一般社団法人・日本自動車工業会の乗用車市場動向調査(2019年度)によると、約9割の方が「車検代」、7割以上の方が「自動車税(種別割)」「任意保険料」の負担感が大きいと感じています。車の維持費には、基本的に以下の項目と特徴があります。
税金
所有している車の排気量に応じて毎年かかる自動車税(種別割)と、新車登録時は3年でその後は車検ごとに車の重量に応じてかかる自動車重量税、取得時のみにかかる環境性能割(旧、自動車取得税)の3つがあります。車両種類によって費用が異なりますが、自動車税(種別割)であれば毎年30,000円程度が目安で、自動車重量税は2~3年で40,000円程度必要となります。環境性能割は取得価格に対して、登録者は0〜3%、軽自動車は0〜2%かかります。
(参考元:https://www.mlit.go.jp/common/001403208.pdf
https://www.car-tax.go.jp/change02/)
保険料
契約が義務付けられている自賠責保険と任意で契約する任意保険の2つがあります。基本的には自賠責保険だけでは補償が不十分なので、任意保険の加入も必須と考えておいたほうがいいでしょう。
自賠責保険は2年ごとに20,000円前後です。任意保険は年齢や車種、等級、補償内容で大きく異なるため、あくまで目安になりますが、年12万円前後必要になります。
(参考元:https://www.sonpo.or.jp/insurance/jibai/calc.html)
走行費用
ガソリン代などが挙げられます。車両の使用頻度や燃費、販売価格によって異なります。月1回の給油ゼロから満タンにするとした場合、目安の走行費用は年50,000円前後です。この他に使用用途次第で高速代なども必要となります。
メンテナンス費用
消耗品であるエンジンオイル、オイルフィルター、タイヤなどの交換費用に加え、故障した際の修理費用があります。コンパクトカーなどの普通車のメンテナンスにかかる費用をご紹介します。
メンテナンス項目 | 費用 |
---|---|
エンジンオイル | 4,500円~ |
オイルフィルター(エレメント) | 5,000円~ ※工賃込み |
タイヤの新品交換(4本全部)/4年ほど | 20,000円~ |
新車を購入して間もない点検であれば必要になる項目はオイル交換費用ぐらいのため、年10,000円前後は必要と考えておきましょう。
車検代
新車登録時であれば3年目に、その後は2年ごとに車検という車両検査を実施することが義務付けられています。
車検費用は、車両に問題があって修理しない限りは大体50,000円〜100,000円程度で済みます。また、車検以外にも、法定1年点検という1年ごとの点検も義務付けられており、費用として10,000円程度必要になります。
(参考URL:https://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/question/index.htm)
駐車場代
住んでいる場所によって費用差はありますが、月々10,000円前後です。
ただし、東京や大阪、名古屋など都心部だと月々40,000~60,000円前後することもあります。地域別でみると首都圏中心部に近いほど、駐車場代の負担感が大きくなっています。
事前に住んでいる場所の駐車場価格を調べておきましょう。
車種や用途で必要な予算が変わる
車を購入する時点で車両価格や維持費を考慮できていないと、後々経済的に支払いが困難となり、車を手放す選択を迫られることにつながってしまいます。そうならないためにも、車購入における予算は、慎重に決めていきましょう。
車購入に必要な予算は、車種や用途で大きく異なります。車両価格が違うのはもちろんのことですが、維持費においても大きな差があります。それでは実際に見ていきましょう。
軽自動車の場合
軽自動車は、全体的に安いというイメージをお持ちの方も多いでしょう。
これは軽自動車であるダイハツのタント(重量890kg、総排気量660cc)の初年度を想定していきます。
ただし、価格はあくまで参考値で、所有者の状況等の条件により変動します。
・税金
軽自動車税(種別割):10,800円/年(グリーン化特例が適用される場合は25%軽減)
重量税:9,900円/3年(エコカー減税が適用される場合は25%軽減)
環境性能割:30,000円ほど(軽減条件を満たす場合は非課税となる可能性も)
・保険料
自賠責保険:19,730円/2年
任意保険:目安として約12万円/年(条件によって差がある)
・走行費用
ガソリン代:100,000円/年(年間走行距離を10,000km、ガソリン販売価格を150円/L、燃費15km/Lと想定)
・そのほか
メンテナンス費用:約30,000円(オイル交換費用など含めて)
車検代:だいたい1年点検を含めて約70,000円(車両状態や車検を受けるお店の価格にもよる)
駐車場代:12万円/年(地域で差が大きいため月々10,000円と想定)
普通車の場合
次に普通車(ここでは便宜的に軽自動車以外の登録車を指します)の年間維持費がどれぐらいになるかご説明していきます。
基本的には、軽自動車よりも税金やメンテナンス費用など維持費は高くなります。わかりやすいように人気のコンパクトカーであるホンダ フィット ハイブリッドの初年度を想定して見ていきましょう。コンパクトカーでもハイブリッドであれば燃費は軽自動車よりも良いことがわかります。
ただし、価格はあくまで参考値で、所有者の状況等の条件により変動します。
・税金
自動車税(種別割):30,500円/年
重量税:36,900円/3年
環境性能割:60,000円ほど
・保険料
自賠責保険:20,010円/2年
任意保険:約12万円/年(条件によって差がある)
・走行費用
ガソリン代:39,474円/年(年間走行距離を10,000km、ガソリン販売価格を150円/L、燃費38km/Lと想定)
・そのほか
メンテナンス費用:約50,000円(オイル交換費用など含める)
車検代:約1年点検を含めて約10万円(車両状態や車検を受けるお店の価格にもよる)
駐車場代:12万円/年(地域で差が大きいため月々10,000円と想定)
車の用途で費用は変わる
車の用途によっても、車両価格や維持費用は変わります。では実際にどのくらい異なるのか見ていきましょう。
ファミリーカー
ファミリーカーとは、家族全員が乗っても快適に過ごせる広さと機能性を持ち合わせた車です。
家族の人数によってどのファミリーカーが適しているのかは異なり、ミニバンやSUV、軽自動車等も含まれます。一般的に、ファミリーカーは十分な広さを確保するために車両サイズは大きくなります。また、機能性を高めるためにさまざまな装備が搭載されるため、車両価格は高い傾向にあります。
さらに、維持費もほかの車両より高くなる傾向があります。例えば、車の排気量や重量にかかる自動車税(種別割)やガソリン代等は、車両サイズが大きくなればなるほど高くなります。少しでも維持費用を抑えたい場合は、エコカー車両やハイブリッド車、軽自動車を選ぶことが重要です。
税金面で優遇を受けることができるだけでなく、燃費が良いのでガソリン代も安く抑えることができます。
ロングドライブ
使用用途がロングドライブ、つまり走行距離が多い場合は燃料の消費が早くなります。すると必然的に給油回数が増え、燃料代が高くなります。できる限り燃費の良い車両を購入することをおすすめします。
中でも、普通車のハイブリッド車やディーゼル車がおすすめです。軽自動車も街中での燃費は良いですが、多人数乗車時や山道などでは意外と燃費は伸びません。また、燃料タンクの容量が少ないため1回の満タン給油で走れる距離が少なく、ロングドライブには少し不向きです。
事業用
事業用として使う車は自家で使うよりも比較的走行距離が多く、ガソリン代が高くなるなど維持費の負担が大きい傾向にあります。
加えて事業用と自家用では車検のルールが異なります。一般的には新車の初回車検の有効期限は3年でその後2年となりますが、事業用の場合、初回から2年となるため、予算を立てる際には注意しましょう。
なお事業で使用する車のほかに仕入れや配送で用いる(ナンバープレートが白地に緑字)ような車も初回車検の有効期限は2年です。以上のように、車の用途によってかかる費用は変わります。使用目的を明確にしたほうが予算は立てやすいです。
予算が確定したら支払い方法を検討、カープレミアの自由返済型プラン!
車両価格だけでなく、維持費用や用途をしっかり考慮した上で予算が確定したら、支払い方法について検討していきましょう。支払い方法には現金一括払いやローンなどさまざまな方法があります。どの支払い方法を選ぶかで、予算の立て方や必要な費用が異なります。
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そんな「カープレミア」で車を購入するメリットとおすすめの商品の「自由返済型プラン」を説明していきます。
カープレミアで車を購入するメリット
「カープレミア」で車を購入するメリットは、おもに以下の4つです。
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Web上で簡単入力、または所定の申込用紙に記入するだけ。
・スピーディな審査
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・支払方法いろいろ
豊富なお支払プランをご提案し、お客様のライフスタイルに合わせたお支払いが可能。
「カープレミア」のサービスは、車の購入時にさまざまな支払い方法から最適なプランを選べることや、スピーディな審査を行うなどの特徴を持っています。購入後に万が一の故障があった際にも修理対応を行っているため、車を購入する際に安心できるだけではなく、購入後のカーライフまで安心のサポートを提供しています。
自由返済型プランは予算やライフスタイルに合わせたお支払いが可能
「カープレミア」の「自由返済型プラン」は、個人の予算やライフスタイルに合わせて支払いが可能な車の購入方法です。
例えば、以下のような方におすすめです。
■こんな方におすすめ
・就職が決まって免許を取得したが、初任給が出るまでは月々少なく返済したい方
・月の収入が安定していない学生(講義のない長期休暇時にまとめて働く方など)
・結婚、出産、育児などライフステージが上がるにつれて新車購入を検討している方
・子供が免許を取得し、車購入を検討している方
また、「自由返済型プラン」には以下のようなおすすめポイントがあります。
■自由返済型ローンのおすすめポイント
・「回数・金額指定支払い」「期間・金額指定支払い」の2種類からお支払い方法を選ぶことができる
・お支払いに余裕ができたとき、臨時に多く支払うことで手数料負担を軽くできる
・収入の状況に合わせてお支払額を減らす時期を契約期間中5回まで設定できる
・契約途中でも5回まで支払い方法を変更することができる
まとめ
初めて車を購入する際は、新車と中古車の相場を把握したうえで維持費用を考慮し、予算を決めていくことが重要です。また、車種や用途で必要な予算が異なることをしっかり理解しておきましょう。
「カープレミア」の「自由返済型プラン」を利用すれば、個人の予算やライフスタイルに合わせて支払い計画が立てられるので、無理なく車を購入することができます。
ご自身のライフプランやご予算に合わせて、最適な支払い方法をご検討ください。