トヨタ ハイエースのナローボディで車中泊を楽しむ!

クルマを選ぶ テーマ別特集

車中泊モデルやキャンピングカーのベース車といえばハイエースがおなじみですが、なかでも数多く採用されているのが「ナローボディ」と呼ばれる標準ボディロング標準ルーフ。ナローボディが人気を集める理由や、ナローベースの注目モデルを紹介します。

【なぜベース車にハイエースが適しているの?】構造要件を満たしやすいレイアウト

車中泊モデルやキャンピングカーに欠かせない装備が、フラットで快適に寝られるベッド。8ナンバーのキャンピングカーの場合はいくつかの構造要件を満たす必要があり、そのひとつに「大人用の就寝部位は1人につき長さ1.8m以上、かつ、幅0.5m以上の連続した平面を有すること」という項目があります。

エンジンがフロントシートの下にあり、荷室を広く取れるキャブオーバータイプなら、1.8mのベッドも楽に設置できます。

そのキャブオーバーバンの代表格がハイエース。今回紹介する「標準ボディロング標準ルーフ(ナロー)」を筆頭に、全長が5mを超える「ワイドボディスーパーロングハイルーフ」、全幅1,880mm、全高2.2m以下の「ワイドボディロングミドルルーフ」、全長と全幅はナローと同じで、全高2,240mmの「標準ボディロングハイルーフ」の4つのボディバリエーションを展開。

2人旅仕様やファミリー仕様、立体駐車場にも対応した街乗り仕様まで、用途に合わせてボディタイプを選べるのが、ハイエースがベース車として人気を集める理由です。

【ハイエースのナローとは?】4ナンバーのキャブオーバーバン

エンジンルームの上にキャブ(車室)があるキャブオーバータイプのハイエース。エンジンルームと車室が分かれたミニバンでは得られない、広い荷室がもたらす高い積載性、自由にアレンジが利く使い勝手のよさで、ワークユースだけでなく、趣味やレジャーに活用するプライベートユーザーにも好評です。

ハイエースのボディタイプのなかでもっともコンパクトなのが標準ボディロング標準ルーフ(ナロー)。4ナンバー登録(小型貨物)になり、全長4.7m以下、全幅1.7m以下というサイズは乗用車の5ナンバー枠に相当。ノアやセレナに近いサイズで、5ドア車は乗降性を高める両側スライドドアを備えているのでミニバンからのステップアップにも最適です。

また、全高1,980mm(2WD・スーパーGL)なので、大半の自走式立体駐車場に乗り入れ可能。ナローは普段使いから車中泊まで1台でこなせるので、都市部のユーザーに人気があります。

【ハイエースのナローのグレード展開】パーソナルユースで人気なのは特別仕様車

グレードはシンプルなDXと装備が充実するスーパーGLの2タイプ。そしてスーパーGLをベースに黒木目マホガニー加飾やダークメッキのパーツ、合皮トリムをあしらい、内外装をグレードアップした特別仕様車「ダークプライムII」はパーソナルユーザーに絶大な人気を誇ります。

エンジンは2.8Lディーゼルターボと2Lガソリンが選べ、4WDはディーゼルのみ。ミッションは全車6速ATになります。スーパーGLの荷室サイズは長さが3,000mm、高さは1,320mm、幅は1,520mm。スーパーGLのリアシートは2段階調整式のスライド&リクライニング機構が備わり、フルフラットや折りたたみも可能です。

予防安全パッケージのToyota Safety Senseも標準装備。自動ブレーキのプリクラッシュセーフティ、はみ出し防止のレーンディパーチャーアラート、ハイ/ロービームを自動で切り替えるオートハイビームの3つの先進機能で安全運転をサポートします。

【おすすめのハイエースナローモデル#1】ゴードンミラーモータース「GMLVAN V01」

価格:497万2000円~(2Lガソリン/2WD/DXベース/4ナンバー)

機能的なデザインのガレージウェアやファニチャー、アウトドアギア、ツールなどさまざまなプロダクトを通して、カーライフの楽しさを提案するゴードンミラー。そのエッセンスを凝縮したオリジナルカーレーベルが「ゴードンミラーモータース」です。

GMLVAN V-01は丸目4灯フェイスが特徴的なクラシックバン。前面のほぼすべてのパーツをオリジナルで作り替え、ブラックのサイドガーニッシュを車両全周に配しているので、ベース車の面影はほとんどありません。

クラシカルなルックスとは裏腹に最新の安全性能や快適装備、運転のしやすさ、商用車ならではの抜群の耐久性を備えていることから、ハイエースが選ばれました。

セカンドシートは前向き、後ろ向き、フルフラットにアレンジできるREVOシートを採用。リアタイヤハウスの張り出しを隠すサイドボックスの間に4枚のフロアボードを敷くと、ダブルベッドよりも広いフルフラットなスペースに変身。天井全面が天然木で覆われ、暖色LEDを仕込むことでバンライフのムードを高めています。

フロアボードはセカンドシート前の収納ボックスと、サイドボックスの間のガイドに差し込んで収納できます。荷室長は最大で2.6mになり、床面は木目のクッションフロア材(塩ビ製)を貼り込んでいるので、サーフボードやスキー板などを濡れたまま積み込めます。

【おすすめのハイエースナローモデル#2】バンテック新潟「VR470タイプ1」

価格:352万円~(2Lガソリン/2WD/DXベース/4ナンバー)

8ナンバーキャンパーの構造要件が改正されたのを機に、バン登録のままでベッドや電装品を架装する「4ナンバーキャンパー」という新たなカテゴリーを創出。これをバンの革命=バンレボリューション(VR)と命名しました。

VR470タイプ1のモデル名はベース車のハイエースナローの全長(約4.7m)に由来し、カーゴ、乗車、ベッドの各モードにアレンジ可能。前向き5人乗車で収納式2段ベッドを標準装備し、5名就寝を実現しています。

セカンドシートは前向き/後ろ向き/フルフラットになるREVOシートに換装され、下段用ベッドマット兼用ベンチと組み合わせて対座や下段ベッド、カーゴにアレンジできます。

VRシリーズの最大の特徴が、段違いの2段ベッド。ベッドを使わない時は、すべてのベッドマットを左右のキャビネット内に収納できるのでカーゴスペースが犠牲になりません。ベッドサイズは上段が1,800×1,520mm(3名就寝)、下段は2,100×1,400mm(2名就寝)で、ファミリーユースにも対応しています。

【おすすめのハイエースナローモデル#3】オグショー「DI」

価格:440万円~(2Lガソリン/2WD/スーパーGLベース/4ナンバー)※3BF-TRH~(ガソリン車)に対応可 ※メーカーオプション・ディーラーオプションは含まれません ※登録諸費用は別途必要になります

トランポの老舗ビルダー、オグショーのコンプリートモデル。1,300mm幅のTSTiシートをフロアに埋め込んだスライドレールの上にセットし、荷室の助手席側にFLシングルフリップベッド、運転席側にサイドボックスを配置。それぞれを組み合わせて全面ベッドやリビングモード、トランポモードなど、シチュエーションに合わせて空間をアレンジできます。

前向き/後ろ向き/フルフラットなど多彩なアレンジを可能にするTSTiシート。表皮は肌触りのいい写真のファブリックと、汚れに強いブラックレザーが選べます。センスのいい色彩バランスもポイント。ビンテージ調フロアとファブリックの柄、シックなウッド調ウィンドウパネルが調和し、自宅のリビングルーム感覚でくつろげます。

【おすすめのハイエースナローモデル#4】レクビィ「ホビクル オーバーランダーIV」

価格:424万6000円~(2Lガソリン/2WD/DXベース/4ナンバー)

オーバーランダースタイルやバンライフ、ミリタリールックといった流行りの要素を盛り込んだアングラー仕様のモデル。釣り具ブランドのTIEMCO(ティムコ)とのコラボで、2名分の就寝スペースを確保しながらロッドやボックス、ウェーダー、ルアーなどのフィッシングギアを効率よく積載できます。外装はジャオスのフロントスキッドバーやフェンダーガーニッシュを装着し、ワイルドな4×4テイストに仕立てています。

フロアはタフな縞鋼板風、シートとベッドマットの表皮は耐久性、耐候性、撥水性に優れた難燃帆布を使用するなど、アングラー目線で使いやすさを追求しています。

カヤックやインフレータブルボート、バスボートに装着する電動船外機を積んでお気に入りのフィールドに向かう……といった使い方が似合いそうです。

【おすすめのハイエースナローモデル#5】FLEX「DOG VAN」

価格:385 万8000円~(2Lガソリン/2WD/スーパーGLダークプライムIIベース/4ナンバー)

ベッドマットは8分割。細かく分けた理由はマット1枚の重さを軽くするため。愛犬用のケージを積む際に、大きさや個数に合わせて自在にマットの枚数を調整できるように配慮されています。

消臭・抗菌・滑り止め加工が施されたペット専用フロアは、愛犬の脚を傷めないようにスライドドアのステップ部も含めて厚みのある生地が敷設されています。

ベッドサイズは最大で長さ1,900×幅1,500mm。外したマットはすべて上段に収まるので、荷室を広く使えます。前席のセンターコンソールが外され、愛犬専用シートスペースの「わんわんシート」を設置。わんわんシートとセカンドシートの間をウォークスルーできるように、隙間を埋めてフラットにする2分割式のキャビネット「zero_FLAT_N」も備わります。

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【まとめ】普段使いと遊びを両立するならナローがベスト!

ハイエース=職人さんが現場に資材を運んだり、配送に使われたりする「働くクルマ」のイメージですが、ボンネットの付いたミニバンでは絶対不可能な広い荷室は遊びのギアを積んだり、快適な車中泊に必須のベッドを架装したり、キャンピングカーの架装にピッタリ。

さすがに全長5m超えのスーパーロングだと都市部での取り回しや、駐車場の白枠(長さ5×幅2mがほとんど)に収まらないので苦労しますが、乗用車の5ナンバーサイズに収まるナローボディなら普段使いも余裕でこなせます。

「いかにも商用車」的な四角いボディも、アルミホイールやサスペンション、エアロパーツ、ルーフラックといったアフターパーツが充実しているので自分好みのスタイルにカスタムしていく楽しみがあります。

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