ミラココアは女性をターゲットとして開発された軽自動車。同カテゴリーにはスズキ アルトラパンという絶対王者が君臨していましたが、その対抗馬として誕生しました。そのためライバルにはない至れり尽くせりの装備が用意されていました。
【サマリー】王者スズキ アルトラパンのライバルだった女性向け軽自動車
女性に圧倒的な支持を得ていたスズキ アルトラパンに対し、それまでミラジーノで対抗してきたダイハツ。2009年8月にミラジーノの後継モデルとしてミラココアをリリースしました。
可愛らしいデザインだけでなく、バックモニター内蔵ルームミラーを国産車で初めて採用するなど、女性が気にしがちな運転のしやすさや、扱いやすさが重視されています。結局ラパンの牙城は崩せず、ラパンがコンセプトを継承し、名前もそのままで代替えしているのに対し、ダイハツはミラココアの後継にミラトコットを投入しました。
【外観スタイル】シンプルな造形ながら角の丸い“なで肩&台形シルエット”
デザインコンセプトは「あたたかモダン」。シンプルな水平基調のラインとクリーンな面の構成に、角に丸みをつけた“なで肩&台形シルエット”が与えられました。丸型のヘッドライトにターンランプを繋げて愛らしさを演出。一方でくり抜いたような6ライトのサイドウィンドウで良好な視界を確保しています。
【インテリア】駐車時に便利なバックモニター内蔵ルームミラーが用意された
エクステリア同様、水平基調のインパネやドアトリムは、角に丸みをつけたラウンドスクエアに。ソファのようなパイピングも施されています。
上級グレードの「ココアプラス」系のシートにはスエード調表皮が、「ココア」系はソファのような立体感のある表皮が採用されました。また駐車時に便利なバックモニター内蔵ルームミラーが一部グレードに標準またはオプションで用意されました。
【走り・燃費】エンジンは自然吸気660ccの1機種のみで、基本はCVT
エンジンは自然吸気660ccの1機種のみ。デビュー時のトランスミッションは4速ATとCVTがありましたが、2010年5月以降はCVTのみとなりました。駆動方式は2WDと4WDがあります。デビュー時の10・15モード燃費は18.6km/L〜23.5km/L。
【安全装備】衝突被害軽減ブレーキは備わらない
運転席&助手席エアバッグを標準装備。ABSは一部グレードに標準装備で他はオプションでしたが、2010年5月以降は全車標準装備となりました。ミラココアには残念ながらダイハツご自慢の衝突被害軽減ブレーキ「スマートアシスト」は最後まで設定されませんでした。
【グレード構成】ベーシックな「ココア」系と、上級グレードの「ココアプラス」系
グレードはベーシックな「ココア」系と、ルーフレールが備わり、高級感のあるシート生地になるなど仕様が高められた上級グレードの「ココアプラス」系の2種類に大別できます。それぞれ装備等の違いでグレードがさらに細分化されています。
デビュー時のグレードは価格の安い順に、ココア系がココアL、ココアXの2種類。ココアプラス系がココアプラスL、ココアプラスX、ココアプラスGの3種類。そのほか装備の充実した特別仕様車も度々登場しています。デビュー時の車両本体価格は105〜143万2,000円。
【マイナーチェンジ&改良一覧】燃費は順次向上、マイナーチェンジで仕様も大きく向上
2009年8月にデビューしたミラココア。エンジンは自然吸気の660ccのみで、最廉価グレードとなるココアLとココアプラスLは4速AT、他はCVTが組み合わされましたが、翌2010年5月には全車CVTとなりました。
2011年6月に一部改良が行われ、上級グレードのココアプラスXと同Gの運転席&助手席に、照明付きバニティミラーや、夜間時に運転席の足元を照らすフロアイルミネーション、グローブボックス内の照明が標準装備されました。
2012年4月にも一部改良が行われました。アイドリングストップや減速エネルギー回生機能が備わった新エンジンに切り替わったことで、2WD・CVTのJC08モード燃費は23.5km/Lから26.0km/Lに、4WD・CVTは20.0km/Lから25.6km/Lに向上しています。
併せてメッキ加飾等エクステリアの手直しが行われたほか、最上級グレードとなるココアプラスGはバックモニター付きナビが、全車にマルチインフォメーションディスプレイが標準装備されました。
2014年5月にはスマートフォン連携ナビシステムなどを装備した特別仕様車「スマートセレクションSN」が設定されました。
2014年8月:ココかわプロジェクトで内外装を変更
2014年のマイナーチェンジでは、見た目こそ従来と大きく変わらないものの、仕様変更など徹底的に作り込まれました。
まず同車のユーザーにアンケートやヒアリングが行われ、内外装の新デザインが企画されました。この時社内の女性社員による「ココかわプロジェクト」が立ち上げられ、彼女たちの視点も反映されています。その結果外装デザインとボディカラー、内装色の組み合わせで160通りのバリエーションから選択可能になりました。
具体的にはLEDヘッドライトやジュエリーをイメージしたフロントLEDイルミネーションランプ、新デザインのフロントバンパーが設定されました。ボディカラーは全15色となり、5種類の2トーンカラーが選べるようになりました。
インテリアではインパネやセンターコンソール等内装パネルカラーが3色、シートカラーも3色用意され、9通りのパネルカラー×シートカラーの組み合わせから選べるようになりました。ジュエリーボックスをテーマにしたルームランプも用意されたのも、トピックのひとつです。
併せてエンジンの改良によって、2WDはJC08モード燃費29km/L、4WDは26.8km/Lに向上しています。
その他、キーを持っているだけで差し込まずともドアを開閉できるキーフリーシステムや、オート格納式ドアミラーが採用されました。またスマートフォン連携ナビを備えたスマートセレクションSNがココアXとココアプラスXに設定されました。
【ミラココラのおすすめモデル#1】マイナーチェンジ後のココアプラスX
2014年8月のマイナーチェンジでかなり仕様がアップデートしたミラココア。デザイン面やLEDヘッドライトをはじめとした機能面、燃費も向上していますから、今から狙うのであればマイナーチェンジ後のモデルであることが前提と言えるのではないでしょうか。その中でも狙うなら、最上級グレードであるココアプラスXがおすすめです。
ココアプラス系ですからシート生地はココア系に比べて上質になりますし、エクステリアも華やかになります。さらにココアプラス系の中でもココアプラスXだけは、フロントLEDイルミネーションランプや、サイドターンランプ下にハッピークローバーエンブレムが入り、ルームランプも他と違うLEDジュエリーランプを標準装備。
こんな風に「ココアプラスXだけ」の専用装備がたくさんあるので、購入後の満足度が高いのではないでしょうか。
【ミラココアのおすすめモデル#2】スマートセレクションSN
女性に向けた仕様や装備が用意されたミラココアですが、そこに当時の先進装備を搭載したのが2014年5月以降に登場したスマートセレクションSNです。ベースはココアXかココアプラスXです。
スマートフォン連携ナビシステムが装備される「スマートセレクションSN」なら、自分のスマホに入れたお気に入りの音楽を聴きながらドライブできます。通勤や買物などが楽しくなるはずですよ。
【まとめ】エクステリアとインテリアのカラーにこだわろう
かわいらしい、カジュアルなデザインが魅力のミラココア。特にマイナーチェンジ後はボディカラー×内装パネルカラー×シートカラーで160通りの組み合わせから選べたモデルです。好みの組み合わせの中古車もきっとあるはず!? 自分らしいカラーのミラココアを見つけましょう。
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※この記事は2022年7月現在の情報に基づいています。