【STEP 3】#1 契約までに必要な手続きと書類「中古車購入ガイド」

クルマを賢く買う 中古車購入ガイド

中古車だけに限らず、クルマを購入する際は必ず契約が伴います。クルマ購入には必要な手続きや書類が複数あり、どれも省くことができません。大抵は販売店に代行してもらえますが、自分で用意するものもあります。ここでは、クルマの購入時に必要な書類や手続きを、順を追って解説していきます。

クルマ購入にはさまざまな書類が必要

以下は購入時に必要な書類や、必要になるものです。自分で用意するものと販売店で用意されるものとを分けましたが、販売店側の用意するものにも署名や捺印が必要なものもあります。

【自分で用意するもの】

■実印
住んでいる地域の役所で実印登録した印鑑のこと。不動産やクルマなどの契約を伴う購入には、必ず実印での捺印が必要になります(軽自動車は認印でOK)。変形しやすいゴム印や、シャチハタのようなスタンプ印でなければ、ほとんど実印登録できます。登録していない場合はなるべく早く準備しておきましょう。

■印鑑証明書
実印登録の証明書で、居住地域の役所で発行できます。クルマ購入時は発行日から3ヵ月以内のものが必要となります。なお、下取り車がある場合は、2枚必要になります。

■駐車場の確保
クルマを購入し登録するには、駐車場の車庫証明書が必要になります。クルマの購入契約をする前に、あらかじめ駐車場は契約を済ませておきたいところです。駐車場は、原則自宅から直線距離で2km以内と決められています。賃貸で借りる場合は、自宅からなるべく近いところを選ぶといいでしょう。

【販売店が用意してくれる書類】

■自動車検査証
通称車検証。クルマの戸籍謄本であり、中古車の場合は販売店が保管しています。クルマの購入後は、使用者の欄に自分の氏名と住所の記載があるか確認しましょう。クルマを購入した販売店以外で任意保険に加入する場合は、購入した車検証のコピーが必要になります。

■委任状
クルマの登録に関する複雑な手続きを、委任する意思を示す書類。販売店に代行してもらうために必要で、書類自体は販売店で用意してもらえます。契約時に署名と実印の捺印が必要になります。

■車庫証明書
クルマの保管場所である駐車場を証明する書類。保管場所を管轄する警察署に申請することで交付されます。書類の用意から申請まで販売店に代行してもらうことが一般的ですが、販売店に依頼すると手数料を請求されます。節約したい場合は、自分で申請することもできます。なお、賃貸の駐車場の場合は管理者の署名や捺印が必要となり、これらは自分で行わなければならず、管理者から発行手数料を請求される場合があります。

車庫証明書は自分でも用意できる

クルマの登録時に必要な書類のひとつである車庫証明書は販売店が発行代行をしてはもらえますが、数万円の手数料がかかる場合がほとんど。購入にかかる費用を少しでも節約したいのなら、自分で車庫証明書の発行手続きをしましょう。

1.警察署に申請書類をもらいに行く
購入するクルマを保管する駐車場の車庫証明は、その駐車場がある地域の管轄をする警察署が発行します。申請書類を取りに行くのも、その管轄警察署へ行きます。書類を申請する時に手数料等を支払いますので、この時点では無料で書類をもらえます。なお、申請書類は販売店でもらえるケースも多いです。

2.申請書類に必要事項を記入する
用紙は4枚の複写(軽自動車は3枚の複写)になっているので、はがしたり折ったりしないように記入しましょう。見本も添付されていますので、一つひとつ確認しながら記入してください。注意点は車名の欄で、ここにはクルマの個体名ではなく、メーカー名を記載します。車体型式と番号を記入する欄もありますので、販売店に購入したクルマの型式と番号をあらかじめ聞いておきましょう。

自宅敷地内の駐車場の場合は、自認書に記入し捺印をします。賃貸駐車場の場合は、その駐車場を契約していることを証明しなくてはなりません。駐車場を管理している大家さんや管理者に保管場所使用承諾証明書に必要事項の記入と捺印を依頼します。賃貸契約書のコピーが必要な場合もあります。

申請時には駐車場の位置を、地図や配置図で示します。地図に関しては、最近ではグーグルマップなどウェブサイトからのコピーでも可能です。

3.申請書類を提出し手数料を支払う
記入した書類を警察署へ持っていき、申請手数料(約2,000円)を支払います。このとき、本人確認がありますので必ず運転免許証やマイナンバーカード、住民票のコピーなどの住所と本人が確認できるものを持っていきましょう。受付が完了すると交付日を教えてくれます。目安は大体1週間前後です。

4.警察署へ車庫証明書を受け取りに行く
交付日に警察署へ行くと、車庫証明書と車庫証明のシール(標章)が渡されます。受け取りの際に証明書への捺印が必要になりますので、印鑑を忘れずに持っていきましょう。車庫証明シールの交付手数料(約500円)を支払い、書類とシールを受け取って完了です。

任意保険の申し込みもお忘れなく

購入して、いざ納車の日を迎えるときに忘れてはいけないのが任意保険期です。保険に新規加入する場合でも、現在の加入保険を切り替える場合でも、必ず保険会社に納車日を伝えるようにしましょう。

販売店で納車して、そのまま乗って帰ることになる時に任意保険に入っていないと、しゃれになりません。慣れないクルマですから、納車直後こそ必ず保険の開始を忘れないようにしましょう。保険会社には契約が済んだ段階であらかじめ納車日と開始時間を伝えておき、登録が終わったらナンバーを伝えましょう。

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※この記事は、2022年11月時点での情報で執筆しています。

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