ダイハツの軽自動車を中古で探していらっしゃる方へ、おすすめモデルを5台、カープレミアマガジン編集長が選びました。本記事では、生産終了した絶版車からも選出。ライフスタイルや好みに応じたクルマ選びができるようにまとめました。
※各見出しのナンバーは便宜上つけたもので、おすすめの順位順ではありません。
【No.1】ファミリーユースなら定番のハイトワゴン「タント」
3代目の標準モデル
もはや多くを語る必要はないでしょう。街で走る姿を見かけない日はないダイハツのスーパーハイトワゴン「タント」。現行モデル4代目はちょっと販売台数が伸び悩んでいますが、それでも軽自動車販売台数で3位の座をキープしつづけ、中古車市場では先代、先々代モデルを中心に豊富なタマ数が流通し、選びやすい状況になっています。
コストパフォーマンス重視なら、3代目（2013〜19年式）がおすすめ。価格もこなれたお買い得車が目立っています。タントは標準モデルと内外装を上質化した「カスタム」の2モデルがラインナップしています。新車価格はカスタムのほうが高いため、中古車価格も高くなる傾向です。中身は同じですので、見た目にこだわりがなければ標準モデルがおすすめです。
3代目の中古車相場価格：60〜140万円（2013〜19年式）
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【No.2】日常の足にちょうどいい定番トールワゴン「ムーヴ」
現行6代目の標準モデル
前述のタント同様、日常生活の足としてすっかり定番になったトールワゴン「ムーヴ」。このクルマも多くを語る必要はないでしょう。タントもいいけど、車高が高く横風に弱そう、後席にスライドドアはいらない、という方にジャストフィットするのがムーブです。
スーパーハイトワゴンのタントより、ムーヴは10cmほど車高が低く、車重は100kgも軽くなります。このため、走りの軽快感と燃費はムーヴのほうに軍配があがります。後席スライドドアの必要性がなければ、ムーヴを選んだほうが中古車価格も安いのでおすすめです。
コストパフォーマンス重視なら、6代目現行モデルの初期型。現行モデルは2014年のフルモデルチェンジで、そろそろモデル末期。2017年8月にマイナーチェンジが行われていますが、その前の初期型は価格もこなれてきていますし、設計も新しいのでおすすめです。できれば、先進安全技術スマアシ搭載モデルを選びましょう。
ムーヴも標準モデルと内外装を上質化した「カスタム」の2モデルがラインナップしています。新車価格はカスタムのほうが高いため、中古車価格も高くなる傾向です。中身は同じですので、見た目にこだわりがなければ標準モデルがおすすめです。
6代目初期型の中古車相場価格：50〜120万円（2014〜17年式）
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【No.3】初心者や運転が苦手な女性におすすめしたい「ミラ ココア」
後期型
2009年8月にデビューした5ドア・ハッチバックの「ミラ ココア」。ダイハツは「自分の感性・感覚でモノ選びを行い、毎日を肩肘張らずに楽しむ女性をターゲットに『私にぴったり！賢いハッピーパートナー』として、“お出かけが楽しくなるデザイン”と“気軽に運転できる扱いやすさ”を追求した」と伝えていました。
ミラ ココアは、ベースモデルのミラの販売終了にあわせて、2018年3月で販売終了しました。ヒット商品といえるほど売れませんでしたが、一定の人気を得ており、現在の中古車市場では探しやすいタマ数で流通しています。
ミラ ココアは、軽自動車の中でもコンパクトなハッチバックですが、車高がトールワゴンに近く（全高…2WD：1,530・4WD：1,560）、広い室内空間と乗り降りしやすく、運転もしやすいのが特徴です。中古車価格も安めなので、ちょっとくらいぶつけても精神的ダメージが少ないでしょう。初心者や運転が苦手な女性におすすめの1台です。
販売期間：2009〜18年
中古車相場価格：20〜100万円
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【No.4】ドデカク使えたがあえなく不人気車で安めな「ウェイク」
2005年11月にデビューした、スーパーハイトワゴン「ウェイク」。全高1,835mm・室内高1,455mmと軽自動車トップの室内高を実現、「ドテカク使おう」のCMが注目を集めましたが、車高の高さが操縦安定性への不信感につながったいう点が裏目に出て販売台数は伸び悩み、2022年8月に1世代限りで生産を終了してしまいました。
TVCMでは、ゴルフバッグを縦に積めるという圧倒的な室内空間を演出、使い勝手の良さは軽バン、軽ワゴンを凌ぐほど。ウェイクは不人気車ということで中古車相場価格もほかのスーパーハイトワゴンに比べると安めです。ホビーユースに最適な1台。絶版車なので、この先モデルチェンジしない、古臭くならないクルマというのもポイントです。
販売期間：2014〜22年
中古車相場価格：70〜180万円
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【No.5】MTで乗りたい！実はスポーティでミニマルな「エッセ」
販売期間は、2005〜11年の1世代限りで終わったしまった「ESSE（エッセ）」。デザインはシンプル&スマートのコンセプトで開発、ミニマルな軽ハッチバックです。
エンジンは新開発のKF-VE型を搭載。最高出力58PS・最大トルク65N･mという意外なハイスペック。5MTモデルもラインナップ。5MTの車両重量は700kgと軽量で、実はスポーティな走りを見せます。
ゲタ車でも走りを楽しみたいなら最適な1台。ただ、5MTは隠れた人気車なのか、中古車価格はちょっと高めです。
年式：2005〜11年
中古車相場価格：20〜90万円（5MT）
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（執筆：宇野 智 画像：ダイハツ）
※この記事は、2022年12月時点での情報で執筆しています。
