ホンダの軽トラ「T360」から「アクティ」までの歴代モデル一覧と中古車相場価格

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ホンダの軽トラック「アクティ」シリーズの歴代モデルと、おすすめの中古車を紹介します。

ホンダの軽トラの特徴

ホンダの軽トラの歴史は、1963年にまでさかのぼります。どのモデルも、いかにもホンダらしい独自の機構、構造を持っているのが最大の特徴。残念ながらホンダは軽トラ市場から撤退してしまいました。現在でも熱心なファンが多く、中古車市場価格も高止まりしています。

それでは、ホンダ軽トラの始祖、T360から順にご紹介します。

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T360(1963年8月〜1697年11月)

ホンダ初の四輪車にして、国産車初のDOHCエンジン(2バルブ)を採用した。排気量はそのときの軽自動車規格の360ccで、水冷4サイクル直列4気筒と当時にしてはハイスペックな仕様(当時のエンジンは、空冷や2サイクルが多かった)でいかにもホンダらしい。

T360のデビューは、キユーピー3分クッキングの放映開始の年で、サントリービールと日清焼そばのデビュー年でもある1963年。当時のホンダは二輪車のみの生産販売で、オートバイ販売店で冬でも売れるクルマということで軽商用車をリリースしたそう。

T360の中古車相場価格

推定200〜300万円以上

TN360・TNIII360(1967年11月〜1972年6月)

T360の後継車として、1967年にデビュー。この年は、ホンダ N-ONEの始祖、N360のデビュー年と同じで、森永チョコボールのデビュー年とも同じ。1970年のマイナーチェンジで、車名は「TNIII360」に変更された。

TN360は、N360のパーツの多くを流用するも、トラックの基本構造として最も多く採用されているラダーフレームではなく、現在の乗用車と同じ高度な設計技術が求められるプラットフォームを使ったモノコック構造だった。また、エンジンは空冷でN360の横置きFF(フロントエンジン・フロントドライブ=前輪駆動)・トランスアクスル方式を流用するが、トラックであることから後輪駆動へ置き換えられ、MR(ミッドシップ・リアドライブ=エンジンが前輪と後輪の中間に位置する後輪駆動)レイアウトに、それゆえ後輪のサスペンションは、ド・ディオン式となり、その後のアクティシリーズの基本となった。

TN360の中古車相場価格

100〜200万円以上

派生車種「バモスホンダ」1970年10月〜1973年

TN360の派生モデル、バモスホンダは、4人乗りの軽トラのオープンカーとしてデビュー。ドアはなく、転落防止用のバーを備えるだけという非常にユニークな構造(現在の安全基準では考えられない)であった。

バモスホンダの中古車相場価格

推定100〜200万円以上

TN-V・TN-7(1972年6月〜1977年7月)

アクティシリーズらしい近代的なデザインにモデルチェンジ、縦型の丸目4灯が独特。ホンダの軽トラでは最後の空冷エンジン車となった。1975年に軽自動車のナンバーがそれまでの小さいタイプから、現在と同じ黄色ナンバーへ変更されて車名が「TN-7」に変更された。

TN-Vの中古車相場価格

100〜200万円以上

TN-ACTY【初代アクティ】(1977年7月〜1988年5月)

軽自動車の排気量規格が550ccになったことに合わせてデビュー。新設計の4サイクル2気筒SOHCエンジン(最高出力28PS・最大トルク4.2kgm)を搭載。MR(ミッドシップ・リアドライブ=エンジンが前輪と後輪の間にある)レイアウトに、トランスミッションとデファレンシャルギヤが一体型のトランスアクスルを採用した。この構造はスポーツカーに多く採用されており、軽トラは2シーター(2人乗り)であったことから「農道のフェラーリ」などと呼ばれることがあった(ライバルのスバル サンバーが、RRレイアウトで「農道のポルシェ」と呼ばれたことに対応するものでもあった)。ちなみに、新設計エンジンはホンダの大型バイク、ゴールドウイングの水平対向4気筒の片バンクを元に開発されたそう。

TNアクティの中古車相場価格

30万円以上

2代目 アクティ トラック(1988年5月〜1999年5月)

エンジンは3気筒になった2代目も、MRレイアウトを継承。1990年のマイナーチェンジで、軽自動車新規格に合わせて排気量を660ccへアップさせた。

2代目アクティトラックの中古車相場価格

15〜35万円

3代目 アクティ トラック(1999年5月〜2009年12月)

3代目フルモデルチェンジの前の年に行われた軽自動車の規格改定で、クラッシャブルゾーンを車両前部に設ける必要があったため、先代から大きく異なるデザインとなった。先代に引き続き、MRレイアウトを採用した。ボディタイプは先代までのフルキャブ(前席が前輪の直上にある)からセミキャブ(前輪は前席より前、ドライバーの足元より前にある)になり、ホイールベースが延びた。このため、直進安定性や乗り心地には優れるが、旋回半径が大きくなり、運転席のペダル類が車両左側にオフセットされるなど、軽トラとしては仇となるデメリットが出てしまい、販売台数はイマイチであった。

3代目アクティトラックの中古車相場価格

15〜60万円

4代目 アクティ トラック(2009年12月〜)

3代目で不評だったセミキャブから、フルキャブへ回帰してフルモデルチェンジ。ホイールベースは520mmも短縮し、当時の軽トラでNo.1の最小回転半径3.6mを達成した。このフルモデルチェンジは、軽トラのアクティのみで、パワートレインやシャシーを共有する軽バン、アクティシリーズはモデルチェンジがされなかった。MRレイアウトは、4代目でも継承。

2021年4月にアクティ トラックの生産販売が終了し、ホンダは軽トラック市場から撤退した。

4代目アクティトラックの中古車相場価格

10〜80万円(程度のいいタマは高値傾向)

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※この記事は、2023年1月時点での情報で執筆しています

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