プロが選ぶ「カッコいい安いクルマ」3つの基準&おすすめ9車種

クルマを選ぶ テーマ別特集

どうせ乗るならカッコいいクルマに乗りたい。でもクルマって高い買い物です。少しでも安く済ませたいというのは誰もが思うこと。しかし、よーく探せばあるものです。新車でも、中古車でも、安くてカッコいいクルマが!

安く買うことは幸福度につながる!

クルマ好き同士の会話の中でしばしば登場する、自分のクルマ自慢。その価値をわかってくれる人だからこそ、話す側も話したくなりますし、聞く方も共感して楽しんで聞けます。

中でも、「こんなに安く買えたんだよ!」はよく出てくるフレーズ。相場より安い、思っていたより安いなど、安いの基準は人それぞれですが、全ての“安い”に共通していることは買った人は満足感が高いということです。

「こんなに安く買えたよ」とほかの人にも話ができるような、そんな安くてカッコいいクルマをここでは紹介していきます。買った人が幸せになれる、そんなクルマを探しましょう!

安くて、カッコよくて、運転が楽しめるクルマ

カッコいいクルマというのは、見た目の判断だけで言えば個人差があります。デザインの好みは人それぞれだからです。クーペのような低いボディがカッコいいと思う人もいれば、クロカンSUVのような無骨さがカッコいい人もいるのです。

そこで今回は、カッコいいを前提にひとつの要素を加えることにしました。それは、運転して楽しいかです。運転が楽しいクルマを悪く言うクルマ好きは、今まで会ったことがありません。楽しくてカッコよくて、しかも安い。そんな満足度高めのクルマをチョイスしています。

今だから買っておきたい、安くてカッコいいクルマ

安いというフレーズが出てきますので、今回は購入条件をカテゴライズの基準にしました。そして新車、中古車に限らず今だから買える、これを逃すと買えなくなるかもしれないクルマを優先的に選んでいます。

『新車で買える安くてカッコいいクルマ』

原料の高騰や電動化技術、先進安全装備などにより、年々上昇している新車の価格。今では、軽自動車でも200万円以上が普通になってしまいました。しかし、まだ今なら安価で買える新車が残っています。

『100万円以下で買える安くてカッコいいクルマ』

初めてのマイカーや、買い足しのクルマなどの購入時によく基準になるのが100万円という金額。今だから狙える、使い勝手のよさそうなハッチバックモデルを中心にセレクトしました。

『200万円以下で買える安くてカッコいいクルマ』

200万円まで範囲を広げると、様々なクルマが選択肢に上がります。クーペやオープンスポーツカーなどの特殊なクルマも候補にあがってくるでしょう。ここでも今だから選びたいクルマをチョイスしています。

3つの基準で選ぶ安くてカッコいいクルマたち

ここからはオススメの安くてカッコいいクルマを紹介します。先程挙げた、3つの基準を満たしたモデルをそれぞれ3台ずつ選んでいます。

中古車については輸入車も含めたセレクトにしています。特に中古車は価格相場の動きが早いので、お好みのものが見つかったらすぐに行動に移しましょう! もう売れちゃいましたと言われるのが一番辛いですから……。

新車で買える安くてカッコいいクルマ BEST3

新車価格が年々上昇する中でも、魅力的な価格を提供してくれているクルマもあります。カッコよさはもちろんのこと、買った後の楽しさまで考慮したコストパフォーマンスを含めれば、大満足だろうと思われる3台をチョイスしています。

第1位「スズキ スイフトスポーツ」高性能ぶりが信じられないくらい超バーゲンプライス

●187.4〜214.2万円 ●全長3,890mm/全幅1,735mm/全高1,500mm

かつてはイエローブレット(黄色い弾丸)と呼ばれ、欧州のラリーで一気に人気に火がついたコンパクトスポーツカーです。現行モデルは4代目で、こちらも全日本ラリー選手権などのモータースポーツで人気の車種となっています。

モータースポーツベース車として人気があるのは、ベースモデルの素性がいいからです。1tに満たない車重とは思えないほどボディの剛性感が高く、140ps/230Nmの1.4Lターボで軽々と加速していきます。乗るとこんなに安くていいのかと思うほど高性能なのです。

見た目もクールで、速い、そして楽しい。さらには実用性もあるのに、安い。こんなに好条件がそろって新車で買えるクルマは、ほかにはありません。そして次期モデルがあるとしたら、価格アップは確実だと考えられます。

第2位「スズキ ジムニー」ラフロードを走らせたらNo.1の本格クロカン

●148.5〜190.3万円 ●全長3,395mm/全幅1,475mm/全高1,725mm

林道のような日本のラフロードを走らせたら、こんなに快適に走れるクルマはありません。スズキが世界に誇る本格クロカンオフローダーです。軽自動車のジムニーと登録車のジムニーシエラが選べますが、今回は価格の安さでジムニーをチョイスしています。

2代目のオマージュともいうべきスクエアなボディは、見切りのよさという機能も備えたデザイン。そして、どのクルマも真似できないような走破性。これらは、ジムニーならではのカッコ良さといえるでしょう。そしてMT車には運転の楽しさの原点が詰まっています!

モデルチェンジを3年前に実施してから、人気は下がるどころかウナギのぼり状態。半導体不足も影響していますが、いまだに納期は1年以上先になるのを覚悟したほうがいいでしょう。そこさえガマンできるのであれば、オススメの1台です。

第3位「ダイハツ コペン」4つのボディデザインが選べるオープンスポーツ

●188.9〜243.7万円 ●全長3,395mm/全幅1,475mm/全高1,280mm

2014年にデビューした2代目コペンは、初代のリトラクタブルハードトップを受け継ぐだけでなく、ボディデザインも選択できるようになりました。

初代と同じような丸型のライトが特徴の「セロ」、横長のライト類で近代的なデザインの「ローブ」、クロスオーバー風なデザインが個性的な「エクスプレイ」、そして本格的なスポーツ性能を持った「GRスポーツ」。この中でセロとローブは購入時だけでなく、買った後からでもまるで着せ替えるように外板を取り替えて交換できるようになっています。

ダイハツ独自の着脱構造が実現した、ボディチェンジ機能。部分的に単品で交換もできるので、カラーチェンジなども思いのままです。このドレスフォーメーションという新しい着せ替えメニューは、コペンだけの大きな魅力。個性的なカッコよさを求める人には最適かもしれません。

100万円以下で買えるカッコいいクルマ BEST3

中古車の魅力は、新車ではとても買えないような金額で手に入れることができることです。100万円以下、走行3万km未満、修復歴なしの条件で探すと、こんなカッコいいクルマたちが見つかりました。

※2021年12月現在の情報です。

第1位「ホンダ CR-Z」唯一無二のFFハイブリッドスポーツ

●中古車価格帯:20〜240万円 ●全長4,080mm/全幅1740mm/全高1,395mm

2代目インサイトなどに使用された1.5L+IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を搭載した、ハイブリッドスポーツ。1,200kgにも満たない軽量ボディということもあり、決してハイパワーではないパワーユニットでも十分にスポーツ走行が楽しめるクーペモデルです。

独特なワンモーションフォルムのカッコよさはもちろんのこと、スポーツモデルながら当時のJC08モード燃費で20km/Lを軽く上回った低燃費ぶりは大きな魅力です。そして中古車としては圧倒的に少なくなりますが、6速MTモデルが選べる点も走りを楽しみたい人にとっては嬉しいポイントです。

後期型になればなるほど価格は高騰していますので、100万円以下で探せるモデルも減ってきています。購入するのなら早めにアクションしたほうがいいでしょう。

第2位「BMWミニ ミニ」オリジナリティあふれるスタイルで不動の人気

●中古車価格帯:20〜300万円 ●全長3,700mm/全幅1,685mm/全高1,430mm

BMWが復活させたイギリスの老舗ブランドのコンパクトカーですが、独特の愛嬌あるデザインで高い人気を誇ります。新車の価格設定が高めということから、中古車市場の注目度が高いモデルでもあります。

100万円以下では、2代目が該当してきます。フランスのPSAグループとの協業から、上級グレードがスーパーチャージャーからターボへと変わったモデルでもありました。独特のカッコよさはもちろんのこと、ゴーカートフィールとも称されるキビキビした走りも魅力の1台です。

2代目のミニも、だんだんと個体数が減ってきています。好条件のものから早くなくなっていきますので、こちらもお求めはお早めに。

第3位「プジョー 308」新世代プジョーデザインを採用したCセグメントカー

●中古車価格帯:60〜310万円 ●全長4,275mm/全幅1,805mm/全高1,470mm

フランス車らしい乗り心地のよさが魅力の、Cセグメントコンパクト。新型が2022年に登場予定ですが、現行モデルですでに100万円以下の個体が出てきています。

308のカッコよさは、新世代プジョーデザインが反映されている点です。ライオンの爪痕を表した3本ラインのテールランプなどの外観的な特徴はもちろん、ドライバー優先のインテリアコンセプト「iコックピット」も採用されています。

まだ100万円以下の個体は少ないですが、今後新型が登場すればもっと魅力的な価格の個体も増えてくるかもしれません。

200万円以下で買えるカッコいいクルマ BEST3

引き続き中古車の紹介ですが、金額を上げてみました。中古車市場で最も流通量が多いボリュームゾーンと呼べるのが、この100〜200万円の市場です。今回も走行3万km未満、修復歴なしの条件で探したカッコいいクルマたちを一部ご紹介します。

※2021年12月現在の情報です。

第1位「マツダ RX-8」好条件な個体が手に入るのも最後か

●中古車価格帯:30〜360万円 ●全長4,435mm/全幅1,770mm/全高1,340mm

次期ロータリーエンジン搭載車は2022年には発売されると噂されていますが、EVのレンジエクステンダー用エンジンとなることが濃厚なようです。となると、純ロータリーエンジン車では現在最後のモデルであるRX-8に魅力を感じてしまう人もいるのではないでしょうか。

中古市場にまだRX-8自体は多いのですが、残っているのは過走行車ばかり。いつの間にか、低走行車の数が極端に減ってしまいました。前者は100万円未満が多くみられますが、後者は200万円くらいまで広げないと見つかりません。

今回は走行3万km以内で絞ったためこの価格帯での紹介となりましたが、条件に合うのは全国に十数台のみという状況です。状態の良い個体を探すのなら、本当に今が最後の機会かもしれません。

第2位「メルセデス・ベンツ SLK」今後はもう出てこない!? コンパクトロードスター

●中古車価格帯:130〜400万円 ●全長4,150mm/全幅1,850mm/全高1,300mm

かつてはF1のセーフティカーも務めていた、コンパクトなロードスターがSLKです。フラッグシップモデルであるSLの弟分とも言うべき存在ですが、バリオルーフと呼ばれる特徴的な収納式ハードトップはこのSLKが初採用でした。

SLほどの落ち着きのある乗り味は期待できないかもしれませんが、SLKは車体の軽さを生かした走りの良さが自慢です。

最終型でもちらほらと200万円以下のモデルも出てきましたが、元々そんなに流通量が多いクルマではありません。狙っている人は早めに条件のいい個体を見つけた方がいいでしょう。

第3位「ジャガー XE」走りを楽しめるジャガー最小のスポーツセダン

●中古車価格帯:170〜700万円 ●全長4,690mm/全幅1,850mm/全高1,415mm

ジャガーのエントリーモデルでもあり、最小のセダンがXEです。欧州Dセグメントに属し、ガソリン車とディーゼル車がラインナップされています。

XEのストロングポイントは、強靭なシャシーを活かした走りの良さにあります。XJやXFといったブランド内の上級モデルと共通のプラットフォームを採用し、ジャガーらしいしっとりとした乗り心地を実現しています。ドイツ勢ライバルにはない、スポーツセダンらしいスタイリッシュなフォルムも魅力です。

XEも先のSLKと同じで、200万円以下の中古車が出てきはじめたところです。そして、流通量が多くないことも同じといえます。

プレミア化する中古車はなぜ増えた?

世界的にクラシックカー人気が高まると、その波は徐々に日本車へも影響していきました。国産の古いクルマは世界的にも人気の車種があり、年々価格は高騰しています。

中古車市場の価格変動は、すべてが需要と供給のバランスが鍵を握っています。これは、どんな中古車にも当てはまることです。よく、値段がつけられないから下取りができないと言われて……なんて話を耳にすることがありますが、そのクルマを求める人が単純に少ないからなのです。

最近ではスカイラインGT-Rの価格高騰ぶりが有名ですが、これも北米での需要が25年ルールの解禁によって異常に高まったからです。ランドクルーザーの高騰ぶりも同じで、新車が出たけど何年も待たされる→それなら従来型でもいいので欲しい、と考えた人が後を絶たなかったからです。

なかなか見極めが難しいところですが、売り時と買い時は見失わないようにしたいものです。興味のあるクルマが見つかったのなら、カーセンサーやグーなどの中古車サイトをこまめにチェックして、市場動向をしばらく見てみることから始めてみましょう。

お目当てのクルマが安く買えれば最高!

新車は定価が決まっていますので少々違いますが、中古車に限っていえば相場がありますので、安い時に買いたいと思うのは当然だと思います。しかし現状はそう簡単にはいきません。

中古車相場の底値は、中古車販売店の人でもわからないものです。このくらいを下回れば満足だという基準を自分で設けて、そこを目標に購入するのが一番現実的といえます。

中古車は自分で妥協点を見つければ、安くすることができるものです。例えば、グレードや装備、ボディカラー、走行距離などの条件です。どこまで妥協すれば自分が満足できる範囲で済むのか、そこを見極めることが幸せな購入の一歩です。

自分が納得できるものをなるべく安価で購入する。これが一番満足度が高いクルマ購入といえるのではないでしょうか。

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