燃費性能の良さは燃料代の節約につながり、お財布に優しいだけではなく地球環境やエネルギー問題の観点からみても、大切な要素のひとつです。さらに最近の燃料費高騰も加わって、燃費の良さは車の性能の中でもますます重視されるようになっています。そのため、各メーカーともに燃費の良い車種を多く取り揃えており、車の購入を検討する際に判断のポイントにする方も多いのではないでしょうか。
今回は燃費について、その定義や燃費悪化の原因などを解説していきます。
そもそも燃費とは
そもそも、「燃費」とは「燃料消費率」の略で、燃料1Lあたりの走行可能距離を示す指数です。「km/L」で表されることが多く、この数値が大きいほど燃料1Lで走行できる距離が長く燃費が良い、反対に小さいほど走行できる距離が短く燃費が悪いということになります。
燃費の計算方法
燃費は、「走行距離(km)÷消費した燃料(L)」で計算することができます。
例えば、300km走行して給油をし、20Lで満タンとなった場合、この車の燃費値は「300(km)÷20(L)=15km/L」となります。
また、各自動車メーカーのカタログやホームページ上には、それぞれの車両の標準的な燃費が記載されています。これは、各メーカー間の公平性を保ち、試験条件の違いによるデータのバラツキを防ぐために国土交通省が指定した基準に基づき一定の条件下で測定を行います。基本的に、国内メーカーの車両はいずれも同じ基準で算出されるため、メーカーの垣根を越えて燃費性能を比較することができます。
燃費の測定方法には、2006年から採用された日本独自の試験方法である「JC08モード」と、2014年に採択された世界統一試験サイクルと呼ばれる国際的な試験方法の「WLTCモード」があります。
「JC08モード」は、実際の走行パターンに近い試験方法を用いることで実燃費に寄せて燃費値を算出する測定方法ですが、実燃費は2~3割ほど低い水準であることが多いなど、実燃費との乖離があるといわれています。
対する「WLTCモード」は国際基準の試験方法です。
・市街地モード
・郊外モード
・高速道路モード
の3つの走行パターン別、およびそれらを統合した「WLTCモード」の計4つの燃費値が示されます。実燃費との乖離はJC08モードより改善され、1割程度とされています。
燃費が悪いとは?
前項では燃費の測定方法についてご紹介しましたが、燃費の良し悪しは何を基準に判断すればよいのでしょうか?
その判断基準のひとつとして、販売車両の燃費値の総平均が挙げられます。2018年度に販売されていた車両の平均燃費は22.0km/L(JC08モード)であるため、これを上回っていれば燃費が良い、そうでなければ燃費が悪いと判断できます。
なお、一概には言えませんが、軽自動車やコンパクトカーは車体が軽量な上に小排気量のエンジンを搭載していることが多いため、燃費が良い傾向にあります。しかし、スポーツカーやSUVは大排気量エンジンを搭載していたり、車両重量が重たかったりすることが多いため、燃費が悪い傾向にあるため事前に理解をしておきましょう。
燃費が悪い原因は車種だけではない
燃費が悪い場合、その原因は車種だけにあるとは限りません。ここでは、車種以外の燃費悪化の原因について解説していきます。
部品の故障や劣化
まず、燃費悪化を引き起こす原因として、部品の故障や劣化が挙げられます。例えば、エンジン関係の部品の故障・劣化により燃焼室に送り込む燃料の割合が規定値以上に多くなり、燃費が悪化するケースがあります。
それ以外にも、タイヤの空気圧が低下すると走行時の抵抗が増えることから、燃費の悪化につながります。
また、エンジンオイルやバッテリーの劣化はエンジンが最大限の性能を発揮できなかったり、エンジンに負荷がかかったりと燃費の悪化に起因します。
車の運転方法
車の運転の仕方も燃費を左右します。急加速や急ブレーキが多いと、必要以上にエンジンを高回転まで回したり、減速ギリギリまでアクセルを踏み込んでいたりするため燃費の悪化につながります。
また、普段走行している道路が渋滞の多い市街地や山道、砂利道などの悪路であると燃料の消費が多くなるため燃費悪化の要因となります。
このほか、エンジン始動時の「暖機運転」も燃費の悪化につながります。暖機運転とは、エンジンを始動した後、しばらくアイドリング状態にしておく行為です。およそ5分間の暖機運転で160ccの燃料を消費するといわれています。最近の車は部品の精度が上がり、エンジンオイルなども進化したため暖機運転をする必要はないと言われています。それでも気になる方はアイドリングによる暖機運転ではなく、始動直後はエンジンを高回転まで回さない、アクセルを踏み込まないなどを意識的に取り組めば、エンジンをいたわりつつ燃料の消費を抑えられ、燃費は向上していくでしょう。
また、重い荷物を載せた状態での運転はエンジンへの負荷が高まるため、燃費が悪化します。普段からトランクにゴルフバックやキャンプ道具などを載せたままという方は不要な荷物を下ろし、燃費の悪化を抑えましょう。
季節の影響
季節の影響により燃費が悪化することがあります。例えば、冷間時にエンジンが温まるまで時間がかかり、ガソリンの燃焼量を増やそうとするため、短距離使用の多い人だと燃費の悪化につながる場合があります。
エアコンの冷房使用頻度が増える夏場は特にエンジンへの負荷が高まり、燃費の悪化につながります。
カープレミアなら燃費の良い車を最適なプランで購入できる
ここまで、燃費の悪化につながる原因を解説してきました。お財布や地球環境のためにも燃費の良い車に乗りたいものです。
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まとめ
車の燃費は、排気量や車両重量といった車種によるものだけでなく、運転の仕方や季節によっても変わります。
燃費向上のためにエコ運転を心掛けることも大切ですが、「カープレミア」の賢い購入プランを活用し燃費の良い車への乗り換えも検討してみてはいかがでしょうか。
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