1960年代にダイハツ初の軽四輪車として誕生して以来、人々の生活を支える「働くクルマ」として進化し続けてきたロングセラーモデルのハイゼットシリーズ。軽バンの「カーゴ」と「アトレー」は2021年末に17年ぶりにフルモデルチェンジ。従来は乗用5ナンバー登録だったアトレーは、ベースのハイゼット カーゴの積載量と積載スペースを最大限活用するために、4ナンバー(商用車)化されたのがトピックです。
ダイハツの軽バンの種類と特徴
ハイゼットシリーズは縦置きのエンジンとトランスミッションを前席下に配置し、ドライブシャフトを介して後輪を駆動するFRレイアウトを採用しています。ボディ形状は鼻先に短いボンネットが備わるセミキャブオーバータイプで、メリットはエンジンスペースがキャビンの前にあるFF(フロントエンジン・フロントドライブ)方式に比べて荷室スペースの前後長を確保できること。
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以前は「ハイゼット キャディー」という、軽スーパーハイトワゴンのウェイクをベースにしたFF方式の軽商用車をラインアップしていました。
軽商用バンクラストップの低さを誇る595mmの荷室フロア高(ハイゼット カーゴは635mm)や、運転席の前にエンジンを置くことによる静粛性の向上、乗用車感覚の運転のしやすさ、自然な着座姿勢など、FFレイアウトのメリットを最大限に活かしたパッケージングで注目を集めました。しかし、最大積載量の少なさ(ハイゼット キャディーは150kg、キャディーと同じFF方式の軽バン、ホンダN-VANとハイゼット カーゴは350kg)や乗車定員2名というスペックが災いして販売は振るわず、2021年3月に販売を終了しました。
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【ダイハツの軽バン】ハイゼット カーゴ/アトレー
FR軽商用車初のCVTを採用
11代目の現行型は2021年12月に17年ぶりにフルモデルチェンジ。ダイハツの軽商用車で初めて、クルマづくりの新方針である「DNGA」に基づいた新型プラットフォームや、パワートレインにFRの軽商用車初となるCVTを採用。ドライバビリティを向上させながらボディの軽量化でクラストップの燃費性能(WLTCモード15.6km/L)を実現しています。
さらに、CVT車にはクラス初の電子制御式4WDを採用。スイッチ操作で2WD/4WDオート/4WDロックの3モードを選択できます。
4ナンバー化で最大積載量アップ
アトレーのコンセプトは「使い尽くせる マルチBOX」。レジャーやワーケーションなど、近年増加している軽キャブワゴンの新しい使い方に着目し、商用バンならではの広い荷室に加えて、乗用車感覚の装備や質感にこだわった内外装デザインを多数採用しています。
4ナンバー化による恩恵がハイゼット カーゴと同じ350kg(2名乗車時。4名乗車時は250kg)の最大積載量。ユーザー自身で荷室をアレンジしやすいように、さまざまなアイテムの取り付けや固定に便利なユースフルナットとマルチフックを設けています。
アトレーは快適装備も充実。キーフリーエントリーシステム&プッシュボタンスタートや、両側パワースライドドア、両側スライドドアイージークロ―ザーをクラス初採用。全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)やLKC(レーンキープコントロール)も採用され、高速ロングドライブ時の運転疲れを軽減してくれます。
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【ダイハツの軽バン】狙い目の中古車
10代目 クルーズターボ リミテッド 2016年式
デラックス、クルーズ、クルーズターボの3グレードに設定された特別仕様車。アーバンナイトクリスタルメタリックとマスカットグリーンメタリックの専用ボディカラー、フロントメッキグリルをあしらったスタイリッシュな外観。
全席に撥水加工を施したフルファブリックシートを採用したほか、シート表皮とドアトリムをブラックで統一しています。さらに、ボディ外板表面錆保証3年、ボディ外板穴開き錆保証5年の長期保証も付いています。
10代目 クルーズターボ SA III 2017年12月以降のモデル
10代目ハイゼット カーゴのデビューは2004年12月。2021年末に現行の11代目にフルモデルチェンジするまで17年ものロングライフを誇った「ご長寿モデル」ですが、中古車で狙うなら先進安全装備「スマートアシスト」の機能が向上した2017年11月のマイナーチェンジ以降のモデルをおすすめします。
マイナーチェンジで採用された「スマートアシストIII」は、ステレオカメラを用いた衝突回避支援システムで、軽商用車では初となる、歩行者も認識して作動する衝突回避支援ブレーキやオートハイビームを搭載。内外装のデザインも刷新され、フロントマスクの変更やフロントバンパー左右に着脱可能なコーナーピースを設定し、傷ついた場合の修理費用・交換作業を低減できる構造としています。
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【まとめ】60年以上の歴史を持つ軽バンの老舗ブランド
1960年の初代ハイゼットから60年以上の歴史があるロングセラーモデル。現行の11代目は働き方の多様化や少子高齢化による労働力不足、コロナ禍以降に拡大したパーソナルユースへの対応など、軽商用車を取り巻く環境変化に対応させるためにプラットフォームを刷新し、誰もが使いやすく快適に運転できるクルマに進化しました。
先代10代目も17年のモデルライフを誇ったロングセラーモデルで、一部改良やマイナーチェンジを繰り返してブラッシュアップを続けました。中古車を狙うなら安全装備が充実した高年式をおすすめします。
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※この記事は、2023年1月時点での情報で執筆しています。