【ホンダ】中古で安く買えるおすすめSUV3選|2023年版

クルマを賢く買う クルマの購入ノウハウ

国産、輸入車含め多彩なモデルが存在するSUV選びは簡単ではありません。特に、新車の納期が遅くなっている状況で注目を集める中古SUVは数も多いし、なによりどんな魅力を備えているかがわからないですよね。そこで今回はホンダが販売してきたSUVの中古車をピックアップ!おすすめのモデルを紹介していきます。

なお見出しのNo.は便宜上でおすすめの順ではありません。

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No.1 ハイブリッドSUV「ホンダ ヴェゼル」初代 2013〜2021年式

スペシャリティクーペとSUVのクロスオーバーとして2013年にデビューした初代ヴェゼル。スタイリッシュな見た目に加え、使い勝手が良いことでデビュー後、すぐに人気モデルとなりました。

初代に用意されていたパワーユニットは2タイプ。1.5L直4エンジンと1.5L直4+モーターのハイブリッドと2つのパワーユニットは、新車販売時は30万円ほどの価格差がありました。ただ、中古車でいうとその差はほぼなし。であれば、燃費に優れるハイブリッド車にお得さを感じます。

初代ヴェゼルが搭載していたハイブリッドユニットはi-DCTと呼ばれ、電気モーターを内蔵したハイブリッド専用のトランスミッションDCTを装備。走行シーンに合わせクラッチによりエンジンとモーターの接続・切断が可能なシステムでした。

ただ、ご存じの方もいるでしょうがこのDCTはデビュー後すぐにリコールが届けられ、その後も短い期間でリコールを連発。度重なるリコールにより、ホンダ社内の組織改革に踏み切ることになったほどです。

その結果、初代ヴェゼルのハイブリッドはリーズナブルに中古車を購入できることになっています。基本的にリコール対策済みの中古車であれば、購入後にトラブルが発生する可能性は少ないでしょう。

初代ヴェゼルの中古相場は70〜350万円。100万円程度で比較的状態が良い中古車を購入可能と今回のテーマにピッタリです。

ただし、購入前、リコールがすべて対応されている中古車かどうかを記録簿や販売店を通して確認することを忘れてはいけません。

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No.2 コンパクトSUV「ホンダ クロスロード」2代目 2007〜2010年式

全長4,285mmとコンパクトなボディに3列シートを備える7人乗りレイアウトを採用したクロスロード。「アクティブライフ・ナビゲーター」とのキーワードを基に開発された同車は多彩な生活シーンで楽しめるクルマを目指し開発されています。

いざというとき役に立つ3列目シートもそのひとつで、SUVならではの機動性や街乗りに適したコンパクトボディも備わっていることでデビュー時は大いに注目を集めました。

残念ながら販売的に成功はしませんでしたが、オーバーフェンダーなどでタフネスさを身につけたボクシーなフォルムはアウトドア好きには今でもささるはず。オフローダーほどの高い悪路走破性は備えていませんが、リアルタイム4WDシステムや185mmの最低地上高を備えることでアウトドアを楽しむ際にも安心して走行することができます。

また、広くはない3列目シートも緊急用と考えればうれしい装備。収納することで使い勝手が良いラゲッジスペースが登場するなど、通常は3列目シートを使用しない5人乗りとして使用するとより実用性が高まります。

しかもクロスロードの中古相場はかなりリーズナブル。40〜200万円が相場で、150万円以上の値がつく中古車はカスタムされているものが大半。100万円以下で状態が良い車両を探すことは難しくありません。

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No.3 ミドルクラスSUV「ホンダ CR-V」4代目 2011〜2016年式

「ホンダ買うボーイ」とのキャッチフレーズを掲げ1995年にデビューしたのが初代CR-V。ライトクロカンブームを巻き起こした初代は大ヒットとなり、2001年にはフルモデルチェンジで2代目が登場。2006年には3代目とモデルチェンジが繰り返されました。

CR-Vといえば5代目が2016年から2022年まで販売されていましたが、中古車価格はまだまだ高値。安く買えるがテーマの今回、条件からは外れてしまいます。

となるとおすすめしたいのが4代目CR-V。2011年に登場した4代目はすでにメイン市場が北米をはじめとする海外市場になっていたため、ライトクロカンとしてデビューした初代から大きくサイズアップされています。

とはいえボディサイズは全長4,535mm、全幅1,820mm、全高1,685mmと今どきのミドルクラスSUVと比較するとそこまで大きくありません。国内でも取り回しに苦労するシーンは多くないでしょう。

このサイズを得たことで居住性が良好なことも大きな利点です。特にリアシートの座り心地がよく、シート自体も大きなサイズで作られたことで、大人が3名座ってもゆったり乗車可能です。

またラゲッジルームも589Lと大容量。床が低く奥行きがあるため使い勝手も抜群です。

4代目CR-Vの中古相場は60〜240万円。新車時、人気車種といえなかったため販売数はそこまで多くありませんが、状態が良さそうな中古車が数多く販売されています。

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筆者のおすすめの一台はこれだ!

コンパクトSUV「ホンダ エレメント」初代 2003〜2005年式

1980〜90年代の国産スポーツカーが中古車市場で高値高騰していることが近年、話題になり続けています。ひと昔前とくらべ新車で購入できる国産スポーツカーが少なくなったことに加え、特に80年代後半から90年代前半にかけて登場した国産車はおしなべて今より個性的だったこともその理由なのでしょう。

今回、イチおしするエレメントも2000年代のクルマで、遊び心満載の超個性派SUVとして、現在中古価格が上昇中です。

エレメントは2003年に国内販売を開始したSUV。2代目CR-Vとプラットフォームを共有していますが企画・開発・生産まですべてアメリカで行ったモデルです。

サーファーを楽しむ若者のためのクルマをイメージし開発されたエレメントはとにかく遊び心いっぱいのクルマ。観音開き式ドアを採用したことや2列目シートを跳ね上げれば広大なフロアが登場するなど、「遊べる軽」とのキャッチフレーズを掲げデビューした初代ハスラーよりさらに遊びの幅が広いSUVでした。

デビュー当時は、センターピラーレススタイルを採用したことで「剛性が弱い」など、クルマ自体のできが高い評価を得ることができず、販売も成功したとはいえません。しかし、クルマを所有する理由がアウトドアやレジャーでの用途を理由に購入する層が少なくない現在、徹底的に遊び倒せるエレメントが再評価されるのもよくわかります。

執筆時点でエレメントの中古相場は50〜200万円。価格が高い車両でさえ10万km以上走行している中古車も多いですが、今ならまだ100万円以下で購入できる車両も結構あります。

ただ、すでに登場から20年経つクルマだけに、購入後もメンテナンスなど手間がかかるのは必須。それでも他に類を見ない個性と遊び心を備えたエレメントは買う価値があるクルマです。

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【まとめ】個性的なモデル多いホンダのSUV

ほかのメーカーとはひと味違うモデルを出すことで多くのファンを抱えるホンダ。SUVについてもやはり独自の個性を備えたクルマを世に送り出してきました。

ただ、その個性が新車販売時に受け入れられたかというと、失敗したケースも少なくありません。

今回紹介したクロスロードやエレメントがまさにそんなクルマ。その分、中古車となったとき手に入れやすかったりします。

価格高騰中のエレメントは別ですが、新車時、人気を得ることができなかったモデルにも数多くの魅力が備わっているのがホンダのSUV。現在はリーズナブルに購入できるクロスロードでさえ、今後、値段が上がっていくかもしれません。

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※この記事は、2023年1月時点での情報で執筆しています。

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