初代は1966年にデビュー。以来、60年近く世界中で愛されているカローラシリーズ。シリーズを通してさまざまなボディタイプが用意され、それぞれの国に合ったモデルが市場投入されています。ここでは2000年にデビューした9代目(120系)から現行型となる12代目(210系)までの車検についてお伝えします。
トヨタ カローラの車検を受ける前に…
歴史が長いカローラは、年式によっては自動車重量税が重加算の対象になったり、消耗部品の交換が必要になったりするケースが増えてきます。低年式のカローラに乗っている人は、余裕を持って車検費用を用意しておきましょう。また、カローラはクルマの性格上、社用車として使っていることもあるはず。この場合はクルマの管理方法がまちまちで、日頃から点検整備を行っていないと車検時に高額の費用がかかってしまう可能性もあります。
▼カープレミアでお得な車検店舗が見つかる!▼
カープレミアで「トヨタ カローラ対応の車検店」を探す
▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ カローラ」を探す
【12代目】 トヨタ カローラ<スポーツ・セダン・ツーリング・クロス>(2018年6月〜)
日本で発売されるカローラはずっと全幅が1,700mm以内に収まる『5ナンバーサイズ』を固持してきました。しかし現行型はここから抜け出し、3ナンバーサイズに進化しています。トヨタのクルマづくりの指針であるTNGAに基づいたプラットフォームを採用。パワーユニットはガソリンモデルとハイブリッドが用意されています。
ボディタイプはまず2018年にハッチバックの『スポーツ』が登場。2019年に『セダン』とステーションワゴンの『ツーリング』、そして2021年にシリーズ初のSUV『クロス』が発売されました。
【11代目】 トヨタ カローラ<アクシオ・フィールダー>(2012年5月〜)
2012年5月にフルモデルチェンジした通算11代目となるカローラは、セダンが2代目カローラアクシオ、ステーションワゴンが3代目カローラフィールダーとなります。最新モデルが3ナンバーサイズになったことから5ナンバーサイズのビジネス需要を取り込むために、フルモデルチェンジ後も現在まで継続販売されています。
搭載エンジンはアクシオが1.3Lと1.5Lで、フィールダーは1.5Lと1.8Lが用意されました。2013年8月にはアクシオとフィールダーの両方にハイブリッドが追加されました。
【10代目】 トヨタ カローラ<アクシオ・フィールダー・ルミオン>(2006年10月〜)
この世代からセダンに『アクシオ』というサブネームがつきました。アクシオは全グレードにバックモニターを標準装備、フィールダーにはワンタッチでリアシートを格納できる機構を世界初搭載しました。
搭載エンジンはアクシオ、フィールダーともに1.5Lと1.8Lを用意。トランスミッションはCVT以外に5MTも用意されました。1.8LのCVT車にはMT感覚でシフト操作ができるポーツシーケンシャルシフトなどが標準装備されました。
2007年10月には2BOXスタイルのカローラルミオンが登場。ルミオンは全幅が1,760mmで3ナンバーになります。また、ルミオンはアクシオ・フィールダーがフルモデルチェンジした後も2015年12月まで販売されました。
【9代目】 トヨタ カローラ<セダン・フィールダー・ランクス・スパシオ>(2000年8月〜)
この代からステーションワゴンに『フィールダー』というサブネームが付きました。『New Century Value』というコンセプトで開発された9代目は、プラットフォームを一新してコンパクトでありながらミディアムクラスに匹敵するゆとりある室内空間が与えられたのが特徴。エンジンやトランスミッションも新しいものに変更されています。
エンジンは1.3L、1.5L、最高出力136psの1.8Lエンジン、最高出力190psの1.8Lエンジン、そしてディーゼルを用意。トランスミッションは4速ATと5速MTになります。
2001年1月には5ドアハッチバックのカローラランクスが登場。2001年5月には3列シートを備えたカローラスパシオが2代目にフルモデルチェンジしました。
▼カープレミアでお得な車検店舗が見つかる!▼
カープレミアで「トヨタ カローラ対応の車検店」を探す
▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ カローラ」を探す
トヨタ カローラの車検費用の相場はいくら?
車検費用は、「法定費用」と「整備費用」の2つがあります。法定費用は国が定めた自動車重量税と自賠責保険料(自動車賠償責任保険)は、どこで車検を受けても金額が変わりません。法定費用のうち検査費用(印紙代・証紙代)は整備を受ける場所が指定工場(=民間車検場)かそれ以外かで600〜700円異なります。整備費用は、車検を受ける店、工場によって金額が変わってきます。
【12代目】トヨタ カローラ<スポーツ・セダン・ツーリング・クロス>の車検費用の相場
12代目はまだ初回車検を過ぎたくらいの年式なので、車検時に大掛かりな整備が必要になるケースは少ないはず。自動車重量税の区分はスポーツ・セダン・ツーリングがFF・4WDともに1〜1.5tになります。クロスも基本的に1〜1.5tの区分ですが、ハイブリッドの最上級グレードであるZの4WDのみ1.5〜2tの区分になります。そしてすべてのモデルがハイブリッドはエコカー減税の対象です。
【12代目】トヨタ カローラ<スポーツ・セダン・ツーリング・クロス>の法定費用
自動車重量税 | ハイブリッド車:¥15,000 ガソリン車:¥24,600 カローラクロス ハイブリッドZ(4WD):¥20,000 |
---|---|
自賠責保険料(24ヵ月) | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600) 認証工場:¥2,300 |
合計 | ¥36,610〜¥46,910 |
※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
■自賠責保険は25ヵ月分かけるケースもある
自賠責保険は、次回車検までの期間分加入します。次回車検までなら24ヵ月の加入でいいのですが、実は車検の有効期限満了は夜24時までなのに対し、自賠責保険の有効満了は正午12時までと、12時間のズレがあります。そのため、車検をギリギリのタイミングで受ける場合、数時間の保険未加入期間が発生してしまいます。
自賠責保険に加入していないクルマは公道を走行できないだけでなく、車検を通すこともできません。このような事態を防ぐために自賠責保険を25ヵ月分かけるケースがあります。
【12代目】トヨタ カローラ<スポーツ・セダン・ツーリング・クロス>の車検整備費用の相場
この世代のカローラシリーズはまだ初回継続車検を迎えるタイミングで、スポーツのみ2度目の継続車検が近づいている車両があります。まだ大掛かりな整備が必要になるケースは少なく、編集部がインターネットで調べたところでは、5万円以内から7万円程度の間がもっとも多い実際の車検整備費用でした。法定費用と車検整備費用の合計の相場は、7万円程度〜10万円以内となります。
【11代目】 トヨタ カローラ<アクシオ・フィールダー>の車検費用の相場
現在も新車が継続販売されている11代目カローラシリーズ。デビュー時のものは初度登録から10年以上経過しているので、乗り方や走行距離によっては車検を通すための整備や消耗部品の交換が必要になるケースも考えられます。自動車重量税はまだ重加算の対象にはなっておらず、ハイブリッド車と1.5LガソリンのCVT車はエコカー減税の対象になります。区分はすべて1〜1.5tになります。
【11代目】トヨタ カローラ<アクシオ・フィールダー>の法定費用
自動車重量税 | ハイブリッド車・1.5L CVT車:¥15,000 1.3L車・1.5L MT車・1.8L車:¥24,600 |
---|---|
自賠責保険料(24ヵ月) | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600) 認証工場:¥2,300 |
合計 | ¥36,610〜¥46,910 |
※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
【11代目】トヨタ カローラ<アクシオ・フィールダー>の車検整備費用の相場
通算11代目のカローラシリーズ。初回や2度目の継続車検を受けるクルマは車検で大掛かりな整備が必要になるケースは少ないはずですが、フルモデルチェンジ時のものは初度登録から10年以上経過しているので、消耗部品の交換が必要になることも十分考えられます。とくに社用車として使用していて距離を走っているのに定期的な点検整備を行っていないクルマは、車検を機に整備が必要な不具合が発見される可能性は十分あります。
編集部がインターネットで調べたところでは、5万円以内から10万円程度の間がもっとも多い実際の車検整備費用でした。法定費用と車検整備費用の合計の相場は、7万円程度〜15万円程度となります。
【10代目】 トヨタ カローラ<アクシオ・フィールダー・ルミオン>の車検費用の相場
2006年にフルモデルチェンジが行われた通算10世代目のカローラシリーズは、すでに多くの年式で自動車重量税が「13年経過」の重加算対象になっています。まだ重加算の対象になっていないものもエコカー減税の対象ではありません。自動車重量税の区分はすべて1〜1.5tになります。
【10代目】 トヨタ カローラ<アクシオ・フィールダー・ルミオン>の法定費用
自動車重量税 | ¥24,600 |
---|---|
自賠責保険料(24ヵ月) | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600) 認証工場:¥2,300 |
合計 | ¥46,210〜¥46,910 |
※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
※自動車重量税が重加算の対象車は¥34,200になります。
【10代目】 トヨタ カローラ<アクシオ・フィールダー・ルミオン>の車検整備費用の相場
フルモデルチェンジから16年経過している10代目カローラシリーズは、車検時に不具合が見つかったり、消耗部品の交換が必要になったりするケースが多くなったりする可能性が高い時期です。編集部がインターネットで調べたところでは、5万〜15万円程度の間がもっとも多い実際の車検整備費用でした。法定費用と車検整備費用の合計の相場は、10万〜20万円程度となります。部品交換が多くなるとこれより費用が高くなることも考えられます。
【9代目】 トヨタ カローラ<セダン・フィールダー・ランクス・スパシオ>の車検費用の相場
2000年に登場したセダンとフィールダー、2001年に登場したランクスとスパシオ。いずれも自動車重量税は「13年経過」の重加算対象で、多くの年式で「18年経過」の重加算になります。自動車重量税の区分はすべて1〜1.5tになります。
【9代目】 トヨタ カローラ<セダン・フィールダー・ランクス・スパシオ>の法定費用
自動車重量税(13年経過) | ¥34,200 |
---|---|
自賠責保険料(24ヵ月) | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | 指定工場:¥1,800(電子申請:¥1,600) 認証工場:¥2,300 |
合計 | ¥55,810〜¥56,510 |
※自賠責保険は沖縄県・離島など一部地域は上記保険料例と異なります。
※自動車重量税が「18年経過」の重加算対象車は¥37,800になります。
【9代目】 トヨタ カローラ<セダン・フィールダー・ランクス・スパシオ>の車検整備費
初度登録から20年前後経過しているものが多いモデルなので、車検時には車検を通すための整備や消耗部品の交換が必要になる可能性がかなりあります。インターネットで調べても車検費用に関する情報は出てきませんでしたが、車検整備費用は最低でも15〜20万円程度は見ておきたいところ。法定費用と車検整備費用の合計の相場は、20万円台〜25万円以上となります。交換が必要な部品が増えるとこれより高い金額が必要になることもあります。
▼カープレミアでお得な車検店舗が見つかる!▼
カープレミアで「トヨタ カローラ対応の車検店」を探す
▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ カローラ」を探す
トヨタ カローラの車検費用を「安く・安心」に済ませる方法〜「カープレミアガレージ」とは
「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。
また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。
「カープレミアパーツ」とは?
カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。
中古・リビルト部品って何?
中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。
リビルト部品をオススメする理由
1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。
中古・リビルト部品のメリット
新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。
その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。
※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です。
▼カープレミアでお得な車検店舗が見つかる!▼
カープレミアで「トヨタ カローラ対応の車検店」を探す
▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「トヨタ カローラ」を探す
※この記事は、2023年1月時点での情報を元に執筆しています。