車検に通るタイヤの溝は何ミリ?車検とタイヤの関係すべて教えます!

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車検にはさまざまな検査項目がありますが、タイヤもそのひとつ。路面と直接触れている唯一の場所でもあるタイヤは、重要な項目であり基準も厳しく設けられています。ひとつ間違えれば大惨事の原因ともなるタイヤのことを正しく知るため、Q&A方式で解説していきます。

【Q1】車検に通るタイヤの溝は何ミリですか?

車検を通る残り溝の深さは、1.6mmです。これはタイヤのスリップサインの厚みとも一致しますので、タイヤ側面にある数ヵ所の△印がある場所の溝を見てみましょう。1ヵ所でもスリップサインが露出していれば車検はパスできません。

タイヤの摩耗は走行性能だけでなく安全に関わる重要な要素です。磨耗していれば溝は浅くなり排水性能が悪くなります。雨の日などハイドロプレーニングを起こしやすくなりますので、早めの交換に越したことはありません。安全性を考えると、一般的には残り溝が4mmを下回ると交換を勧められます。

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【Q2】車検に通らないタイヤにはどんなものがありますか?

残り溝が減っている以外に偏磨耗、変形、ひび割れなどタイヤ自体に問題がある場合も通りませんし、ボディからはみ出し、スピードメーターの誤差が大きい外径などもパスできません。どれも安全上問題があるからです。例えば走行中にタイヤがバーストしてしまうと、大事故につながりかねません。

【Q3】車検後、車検に通らなかったタイヤに交換しても大丈夫ですか?

©photoAC

違法改造車となる場合があります。道路運送車両法第99条「不正改造等の禁止」に違反する場合は、6ヵ月以下の懲役、または30万円以下の罰金が課せられます。道路交通法第62条「整備不良車両の運転の禁止」に違反する場合もあります。そもそも法律よりも先に、安全に運行ができない可能性がありますので、車検に通らないタイヤでは絶対に走行しないようにしましょう。

【Q4】車検に通るタイヤ外径の許容範囲はどれくらいですか?

外径誤差の許容範囲は、一般的にはマイナス3%、プラス2%といわれています。インチアップなどで外径を変えると、スピードメーターの誤差が生じてしまうからです。車検の検査時には40km/hでスピードメーターの誤差を測定しますが、メーターが40km/hを示している時に実測30.9〜42.55km/h(平成18年以前の製造車は30.9〜44.4km/h)であれば許容範囲内となります。

【Q5】車検に通るタイヤ外径の許容範囲の計算方法を教えてください。

タイヤの外径は、タイヤの内径(リム径)に断面の高さを2回かけることによって計算できます。内径はインチ表記ですので、ミリへの変換は25.4をかけて算出します。標準タイヤに近い外径サイズであれば、メーター誤差も許容範囲内で済みます。

(内径×25.4)+(タイヤ幅×扁平率×2)=タイヤの外径

【Q6】ボディからはみ出したタイヤは車検に通りますか?

ボディに触れてしまう可能性があるため、はみ出しは車検に通りません。接触すればそこから偏磨耗し、バーストを起こしてしまいます。違法改造となりますので注意しましょう。

横から見たときにタイヤの中心から上部の前30度、後ろ50度の範囲が、タイヤハウス内に収まっていなければならないと規定されています。

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【Q7】ひび割れたタイヤは車検に通りますか?

ひび割れたタイヤは車検に通りません。ひび割れや傷は、タイヤ表面の強度を落としてしまいます。タイヤの中には圧を高めて空気が押し込まれていますので、表面強度が弱いとバーストの原因になってしまいます。外的な要因がない限り、経年劣化の可能性が高いので早めに交換するようにしましょう。

【Q8】純正サイズではないタイヤサイズは車検に通りますか?

外径に大きな差が生じない範囲であれば通ります。車検時にはスピードメーターの誤差を測定しています。その許容範囲内であれば基本的にはOKです。あとは太さにも気を配りましょう。ステアリングを全開まで切った際に、フェンダーへ接触するサイズも通りません。

【Q9】車検に通るタイヤサイズの許容範囲はどれくらいですか?

Q4でも回答しているとおり、外径に関してはマイナス3%、プラス2%といわれています。スピードメーターの許容誤差範囲内に収まっていれば大丈夫です。太さに関しては純正のタイヤ幅に対して、プラス20mm、マイナス10mmまでを目安にしましょう。標準サイズとフェンダーに触れないサイズは、ボディに貼ってある空気圧を示すステッカーで確認できます。

【Q10】引っ張りタイヤは車検に通りますか?

明確にNGとする規定はありませんが、注意は必要です。引っ張りタイヤとは、ホイールの幅に対して狭いタイヤを選ぶことによって、タイヤの側面がホイールに引っ張られているように見える形のこと。見栄えはいいのかもしれませんが、空気圧を高くするためバーストしやすくなります。ホイールから外れやすくもなりますので、極端な引っ張りは避けた方が無難です。

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車検費用を「安く・安心」に済ませる方法〜「カープレミアガレージ」とは

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※この記事は、2023年1月時点での情報を元に執筆しています。

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