春から秋はノーマルタイヤ、そして雪が降る冬はスタッドレスタイヤと、季節によってタイヤを履き替えている人も少なくないはず。その際に必要になるのが、クルマに装着していないタイヤの保管。最近はタイヤ預かりサービスが充実しているものの、自分で保管しているという人も大勢います。タイヤを保管する際、タイヤにカバーをするべきか、そしておすすめのタイヤカバーを考えてみました。
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タイヤカバーは必要?
紫外線や雨風からタイヤを守るためにカバーは必要
タイヤを家の中で保管できるスペースがある人もいるでしょうが、多くの場合は、ベランダ、物置、玄関の軒先などに置いておくことになります。その際に心配なのが、紫外線や雨風でタイヤが劣化してしまうこと。
言うまでもなくタイヤはゴムでできているため、長時間紫外線にあたっていると、あたっていないときよりも劣化が早まります。タイヤは数万点におよぶクルマの部品の中で、唯一直接路面に接するもの。しかも高速で回転しながら路面との摩擦にさらされます。「まだ溝が十分残っているから安心」と思っていても劣化によってバーストなどを引き起こし、事故につながる可能性もあります。保管時はタイヤの状態を維持できるようしっかり対策をしておくことをおすすめします。
では、屋内保管なら特に気を使わなくても大丈夫でしょうか。実は屋内でも保管場所に窓などがあれば時間帯によって直射日光があたる可能性があります。また、長期間同じ場所に置いておくことでタイヤにホコリが溜まったり、ガレージなどでは油脂類がタイヤについたりすることもあります。屋内保管でもカバーをつけておいたほうが安心できます。
タイヤカバーは大きく分けて3種類
タイヤカバーの形状は、大きく分けて3種類あります。
■フルタイプ
4本のタイヤを積み上げ、全体にカバーするタイプ。
■1本タイプ
タイヤを1本ずつカバーに入れるタイプ。
■ラックタイプ
専用の保管ラックにタイヤを置き、そこにカバーをするタイプ。
タイヤカバーを使う際の注意点
タイヤカバーを使って保管する場合は、以下の点に気をつけてください。
■タイヤサイズに合ったものを手に入れる
タイヤは車種によりサイズがかなり違います。自分のクルマ(タイヤ)にあったものを手に入れましょう。
■屋外保管時は下にスノコを置く
屋外でタイヤを積み重ねて保管する場合、一番下のタイヤは地面からの湿気や雨水にさらされます。スノコを敷くことで通気性が良くなり、下に積んであるタイヤの劣化を抑えることができます。
■遮光性の高いカバーを選ぶ
太陽光がタイヤにあたるのをタイヤカバーで防いでも、カバーが紫外線を通すものだとあまり意味がありません。太陽光をしっかりカットしてくれるものを選びましょう。
■定期的にローテーションを行う
タイヤを積み上げた場合、一番下のタイヤにはかなりの重量がかかっています。また、ラックにタイヤを載せた場合も、ラックと接する部分に重みがかかります。時々タイヤを入れ替えたり、ラックに触れる部分を変えたりすることで、タイヤにかかる負荷を減らせます。
■換気を行う
屋外保管の場合、雨が降ると隙間からカバー内に湿気が入り込んでしまうこともあります。時々、タイヤカバーを外したり、カバーの口を開けたりして、湿気を逃してあげましょう。
■カバーが傷んだら即交換
タイヤを紫外線や雨風から守るタイヤカバー。ということは、タイヤを守るためにカバーが紫外線や雨風を受けるため、経年劣化でカバーは傷んできます。破れ、ほつれなどが出てきたら、早めに新しいものと交換しましょう。
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タイヤカバーおすすめ10選
No.1 アイリスオーヤマ「タイヤカバー TE-700E シルバー」
フッ素撥水加工・シルバーコーティングで、紫外線・雨水・雪・ほこりなどからタイヤをガードするフルタイプのタイヤカバー。素材は長期間日光にさらしても強さはほとんど変わらないポリエステルを採用しています。カバーの裾が風などでバタつくのを抑えるワンタッチヒモ止め付き。
No.2 Hirano「ゼロキーパー」
止水力のあるフルジップアップを採用したフルタイプのタイヤカバー。カバーをかけた後はコードロックをして隙間から中に風が入り込まないよう工夫されています。撥水加工も施すことで、507mmの耐水圧性能を達成しました。
No.3 Mr.You「タイヤカバー 屋外 防水 420D」
耐水圧が3,500paある420Dオックスフォードの厚手生地を使用したフルタイプのタイヤカバー。表面の厚手の布とポリウレタン塗料と紫外線防止保護塗料を塗った内側の布を縫製した上で防水処理を施すことで、タイヤを紫外線から守ってくれる設計になっています。
No.4 Iptienda「600D防水タイヤカバー」
厚手で耐久性のある600Dオックスフォード布を使用したフルタイプのタイヤカバー。タイヤに被せた後はヒモで裾を締めることで、強い風が吹いてもカバーが外れないようにしています。カバーの収納に便利な専用ケースもついています。
No.5 Iptienda「タイヤカバー4個セット」
ホイールを保護するとともに持ち運び時に洋服が汚れるのを防ぐフェルトパッドがついた、1本タイプのタイヤカバー。各タイヤカバーには小さいポケットがついているので、ナットなどを簡単に収納することができます。さらに右前などタイヤがついていたところを書いたラベルを収納できる透明カードスロットもついています。
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No.6 FIELDOOR「タイヤトート4枚セット」
アウトドア&フィットネスギアブランドであるフィールドアが作った1本タイプのタイヤカバー。直径約55.7~約76.2cm、30kgまでのタイヤに対応していて、ホイールを保護するフェルトパッドがセットになっています。写真のブラッグ×レッドのほか、ブラック×カーキもラインナップ。
No.7 AKAYI「タイヤバッグ4枚セット」
直径70cmのMサイズと直径80cmのLサイズの2タイプが用意されたタイヤバッグ。LサイズはSUV車の大径タイヤも収納できます。前後・左右のマーキングラベルを入れられる収納袋がついているので、長時間保管しても4本のタイヤを元の位置に取り付けることができます。
No.8 GORDON MILLER「タイヤラックカバー」
オートバックス セブンが手掛けるガレージライフをコンセプトにしたブランドであるゴードンミラー。同ブランドのタイヤラックにすっぽりとかけられるのがこのタイヤラックカバーです。ラックとカバーはMサイズとLサイズを用意。クルマのボディカバーにも使われる250デニールの厚織り生地を使っているので、耐久性に優れています。
No.9 Mr.You「タイヤラックカバー」
別売りのタイヤラックに合わせて作られたタイヤラックカバー。布地の厚さは420デニールあり、メーカーでは「耐久年数5年以上」とうたっています。紫外線からタイヤをしっかり守ってくれるので、屋外でタイヤラックを使用したい人におすすめ。裾には風でカバーが飛ぶのを防止するヒモがついています。
No.10 ANBEN「タイヤラックカバー」
別売りのタイヤラックをすっぽり覆うことができるタイヤラックカバー。ダブルファスナー式なので簡単にラックに被せることができ、しかもジッパー部は紫外線による劣化を防ぐ隠しジッパーになっています。カバーは裏起毛になっているため、屋外で保管する際に風で布とホイールがこすれて傷がつくのを防いでくれます。
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「カープレミアガレージ」とは
「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。
また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。
「カープレミアパーツ」とは?
カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。
中古・リビルト部品って何?
中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。
リビルト部品をオススメする理由
1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。
中古・リビルト部品のメリット
新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。
その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。
※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です。
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【まとめ】タイヤカバーは劣化したらすぐ新しいものに交換を
屋外で使うことも多いタイヤカバー。どのメーカーも耐久性に優れたものを製造しています。しかしいくら耐久性に優れているとはいえ、半永久的に使用できるわけではありません。筆者の経験では、縫い目部分がだんだんほつれて破けてきたり、タイヤラックカバーだとラックに触れている部分にラックの錆が移ってしまったりします。タイヤカバーは消耗品です。このような状態になったら新しいものに交換を。そうすることでタイヤを長持ちさせることができます。
※この記事は、2023年3月時点での情報を元に執筆しています。