ダイハツのベーシックモデルとして、ミラ イースとは違う立ち位置を担うミラ トコット。いい意味で今どきっぽくない、道具感を感じさせない個性的な内外装デザインが特徴的な軽セダンモデルです。中古車の事情も含めて、ミラ トコットを詳しく見ていきましょう。
【サマリー】ひと味違った魅力を持つもうひとつのミラ
同じダイハツのミラ イースとはプラットフォームを共有化しボディサイズもほぼ変わりませんが、まったく違った魅力を備えたベーシックカーとしてデビューしたミラ トコット。女性で構成されたプロジェクトチームが企画に参加するなど、若年層のエントリーユーザーをメインターゲットに据えて開発。エッジを効かせたミラ イースとは対照的に、シンプルでスクエアなデザインがもたらす『親しみやすさ』が特徴的です。
ちなみにトコットという車名は造語であり、
To Character（自分らしさの表現）
To Comfortableness（安全安心、運転しやすさ）
To Convenience（使いやすさ）
の頭文字、TOCから着想を得て作られました。
▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「ダイハツ ミラ トコット」を探す
【外観スタイル】個性的なスクエアスタイル
派手なプレスラインを廃したシンプルさと、どこか懐かしさも感じるスクエアな2ボックスボディが特徴的な、ミラ トコット。フォルムはスクエアながら角を丸くしたデザインで、見切りの良さと扱いやすさをイメージさせます。ボディとは対照的に前後の灯火類には丸型を採用。親しみやすさを感じさせるアクセントとしています。
全8色のボディカラーに加え、新開発のデザインフィルムトップを使用した2トーンカラーもラインナップ。シボとプリントを組み合わせ、布のような質感を実現したアイボリー色のキャンバス地調フィルムは、エクステリアに個性的なアクセントを加えます。
そして、もっと個性的なスタイルを求める人には、オプションでさらに3種類のアナザースタイルパッケージを用意。スイート／エレガント／クールとそれぞれのテーマに沿った、ガーニッシュや加飾が内外装に備わります。
▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「ダイハツ ミラ トコット」を探す
【インテリア】黒とベージュを組み合わせたインテリア
外観同様にインテリアもシンプルさと上質さにこだわった仕上がりです。水平基調のダッシュパネルには、セラミック（陶器）をイメージさせるホワイトパネルを採用。ブラック基調のインテリアには、ベージュのアクセントが所々に用いられ、温かみのある落ち着いた空間が演出されています。
シートカラーはトコットの特徴のひとつで、背もたれ部分には明るいベージュを、座面部分にはブラウンを配する独特の2トーンカラーとなっています。これは前後シートともに採用され、インテリアを明るく落ち着きのある雰囲気に仕立て上げています。
細かい点では、USB電源ソケットが2口あったり、運転席／助手席ともにサンバイザー裏のバニティミラーが備わっていたりと、ユーティリティの面でも充実していました。
【走り・燃費】20km/Lを超える低燃費性能
パワートレインはプラットフォームと同様に2代目ミラ イースと共通。ターボがないNAエンジンのみというラインナップも同じです。CVTを組み合わせ、燃費はFF車が22.6km/L、4WD車が21.5km/L（共にWLTCモード）となっています。
【安全装備】軽で初めてサイド＆カーテンシールドエアバッグを全車標準化
最新車種ということもあり、ダイハツの先進運転支援システム（ADAS）「スマートアシストIII」が全グレードに設定されています。衝突回避支援のブレーキ機能は歩行者も対応し、前後の誤発進抑制やオートハイビームを備えました。前走車を追従するACC（アダプティブクルーズコントロール）と、車線の逸脱防止こそ付きませんが、それ以外の機能はほぼ網羅した機能です。
そして、ミラ トコットは軽自動車として初めて、サイドエアバッグとカーテンシールドエアバッグを全グレードに標準装着しました。予防安全と衝突安全の両方から被害を軽減する工夫が、余すところなく投入されています。
▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「ダイハツ ミラ トコット」を探す
【グレード構成】3グレードを基本にしたグレード展開
デビュー当時のグレード展開はG／X／Lの3グレードが基本で、Gが最上級、Lがベーシックでした。LにはスマアシIIIの非装着も用意され、全グレードそれぞれに4WD車が選択可能となっています。
最上級のGには、シートヒーターやタッチパネル式ACスイッチなどが採用され快適装備が充実しています。価格はGが129.6万円、Xが122.0万円、Lが113.9万円、LのSA IIIなしが107.5万円と設定されました。
【マイナーチェンジ＆改良一覧】グレードを集約化
ミラ トコットは、登場から4年以上経ちますが大きな改良を受けていないクルマです。今までの改良は、オートライトの義務化に合わせた2021年9月の一部改良のみ。ヘッドライトのオート機能を追加し、ボディカラーの一部を変更。そして、グレードがGとLの２グレードに集約化されました。
ADASのスマアシIIIは全グレードで標準装備。非装着車はラインナップ落ちしています。価格はGが125.4万円、Lが116.3万円となっています。
【ミラ トコットのおすすめモデル#1】価格差が少ないからこそ最上級グレード
新車の時ほどグレード間の価格差が大きくないのが一般的な中古車市場のメリットでもありますが、これはミラ トコットにも当てはまります。最上級のGグレードと中間のXグレードは、ほとんど相場に違いがありません。となると、快適装備が充実しているGグレードの方がおすすめです。
専用装備だけでも、前席シートヒーター＆パイピング加飾、フロントドアウインドーのスーパーUV＆IRカットガラス、メッキリング付きメーターパネル、2トーンカラー（パールホワイト＆シルバー）ホイールキャップなど、多岐にわたります。これらの装備がプラスになるというだけでも、最上級グレードはおすすめできます。
【ミラ トコットのおすすめモデル#2】なかなか見つけにくいアナザースタイルパッケージ
より個性的に仕上がっているアナザースタイルパッケージは、他とは違うクルマを探している人におすすめです。3つのスタイルそれぞれにテーマがありますので、自分の趣味に合ったものが見つかればラッキー。工場で組み付けているパーツも多いので、ディーラーで通常取り付けているパーツよりも工作精度が高く感じるかもしれません。
アナザースタイルパッケージは9〜10万円のオプションですので、2トーンルーフを選択するよりも高額です。内外装ともに専用パーツであふれていますので、満足感も高いでしょう。グレードは、XよりもGを選びたいところです。
▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「ダイハツ ミラ トコット」を探す
「カープレミア」で愛車を探そう！
「カープレミア」は提携している全国の中古車販売店から自分に合ったクルマを見つけることができるサイトです。車種やメーカーだけでなく、月々の予算からも探すことができます。
「カープレミアディーラー」は厳選された優良販売店
カープレミアに掲載の中古車販売店は、東証プライム上場のプレミアグループが提携している全国の厳選された優良な販売店です。
オートローンやカーリースのファイナンスサービスの提供を始め、買った後も安心できるアフター保証も取り揃えています。支払いや維持費が心配でも、柔軟に対応してくれるので安心して車を購入できます。
「カープレミアクレジット」なら自分に合った支払いプランが選べる
「カープレミア」のオートクレジットは、新車・中古車問わず、分割払い、ボーナス併用払いや一部繰上返済などの豊富な支払いプランを用意しています。さらに故障保証に加入すれば無料で修理対応が可能です。
「故障保証」など充実したアフターサービスで安心のカーライフを
「カープレミア」は購入後のカーライフを支えるサービスも多数提供しています。例えば「カープレミア故障保証」では最長3年、最大437ヵ所の自然故障を修理費0円で対応可能です。わかりやすいシンプルな4プランから、自分にあった最適なプランを選べるので、余分な保証費用がかからず、必要最低限の支出で万が一に備えることができます。
また、365日24時間対応のロードサービスも利用可能で、全国9,500ヵ所の拠点からすぐに駆けつけることができます。そのほか、困ったときの相談役になるコンシェルジュサービスを整えており、安心のカーライフをお過ごしいただけます。
【まとめ】ただのベーシックカーではない個性的なクルマ
軽セダンをただのベーシックカーとしてだけでは終わらせたくない人にとって、ミラ トコットは魅力的な選択肢になるでしょう。よく走り乗り心地も良くて、さらに燃費もいい。そこに、個性を加えたようなクルマです。このようなベーシックカーを欲しがる人も多いのではないでしょうか。
幸い中古車市場にも多くの個体が出ていますので、好みのクルマが見つけやすいかもしれません。しかしパッケージオプションの装着車は、さすがに数が少なくなります。自分の好きな仕様が見つかったら、即決してしまってもいいでしょう。
▼カープレミアなら月々の支払額でクルマを探せる▼
カープレミアで「ダイハツ ミラ トコット」を探す
※この記事は、2023年2月時点での情報を元に執筆しています。
