引越しなどで移転した場合、気になるのが車検証に記載されている住所。新たな住所に変更しないといけないことはわかっているけれど面倒だし、なにより手続き方法がわからないという方も多いのではないでしょうか。そんな方に向け、今回は軽自動車の住所変更手続きについて詳しく解説していきます。
軽自動車の車検証は登録車（普通車）と何が違う？
普通車と車検方法が違う軽自動車ですが、車検証に違いはあるのでしょうか。
車検証の違いを検証する前に、まずは普通車と軽自動車の違いを説明しておきましょう。登録車の場合、所有すると土地や自宅などと同様に国に登録されるため、普通車は「登録車」と呼ばれます。一方、軽自動車は国に登録されません。普通車は運輸支局で登録されますが、軽自動車の場合は軽自動車検査協会で検査を受け車検証とナンバープレートが発行されます。これを届出と呼ぶことで、軽自動車は「届出車」と呼ばれることもあります。
前置きが長くなりましたが、軽自動車と普通車の車検証に違いがあるかといえば、やはり違いは存在します。
まず普通車の車検証が青地なのに対して、軽自動車の車検証は薄いグリーンの地色。また車検証のレイアウト自体が異なります。
ただし記載されている内容に大きな違いはありません。どちらも車両番号、車台番号、形式などクルマの情報や使用者、所有者、有効期限の満了する日など自動車を所有する上で必要な事項が記載されています。
なお、普通車の車検証は2023年1月から電子化され、必要最小限の記載事項を除き各種情報はICタグに記録されるようになりました。軽自動車の車検証電子化は2024年1月からの予定です。詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。
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軽自動車の車検証の住所変更手続き手順と必要書類
軽自動車の車検証に記載されている住所を変更する手続きは普通車と異なります。普通車は陸運支局で行うのに対して軽自動車は使用者が新しくクルマを使用する場所（使用の本拠の位置）を管轄する軽自動車検査協会の事務所・支所・分室で行います。
軽自動車検査協会とは、軽自動車の安全性確保や環境保全に必要な検査を実施する機関として設立されました。（二輪の軽自動車等を除く）軽自動車の検査、自動車重量税等の納付確認、自賠責保険等の契約締結の確認などを行う機関となります。
住所変更の手続きには下記書類が必要となりますので、協会での手続き前までに用意しておきましょう。
住所変更手続き時に必要な書類
①車検証（自動車検査証）
②使用者の住所を証する書面（※発行されてから3ヵ月以内）
＜個人の場合＞
■住民票の写し（マイナンバーが記載されていないもの）
■印鑑（登録）証明書
いずれか1点
＜法人の場合＞
■商業登記簿謄（抄）本
■登記事項証明書
■印鑑（登録）証明書
いずれか1点
③自動車検査証記入申請書（軽第一号様式）
場合によっては必要となる書類
■ナンバープレート（車両番号標）
自動車検査証に記載されている使用の本拠の位置の管轄に変更がある場合は必要
■希望番号の予約済証
希望ナンバーを希望する場合は、希望番号予約センターより発行された予約済証が必要
■字光式車両番号指示願
字光式ナンバーを希望する場合は、必要
■事業用自動車等連絡書
事業用自動車（黒ナンバー）の使用者等を変更する場合、自家用自動車から事業用自動車またはその逆の変更を伴う場合等に必要
■申請依頼書
代理人が手続きをする場合は、「申請依頼書」の提出が必要
軽自動車検査協会の窓口以外で必要となるもの
軽自動車検査協会以外の窓口で手続きする場合、下記書面などの提出が必要となる場合があります
■軽自動車税（種別割）申告（報告）書／軽自動車税（環境性能割）申告（報告）書
■軽自動車所有者承諾書など
■自動車保管場所届出書（車庫の届出）など
これらの必要事項を記入した書類を軽自動車検査協会などに持参し車検証に記載される住所変更を行います。（自動車検査証記入申請書は協会ホームページからダウンロード、もしくは協会窓口で入手可能）
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住所変更手続きの流れ
手続き当日の流れですが、まず管轄する軽自動車検査協会の総合窓口で書類一式を提出。手当日の混み具合にもよりますが、早ければ30分程度で新たな住所が記載された車検証が発行されますので窓口で受け取ります。
ナンバープレートの取り替えが必要な場合は書類一式とともに提出。車検証とともに新たなナンバープレートを受け取ることになります。
また、新たな車検証を受け取った後には協会建物内に設けられた税申告窓口で軽自動車税（環境性能割・種別割）申告書を提出（書類は窓口で入手可能）。こちらでも住所が変わったことを申告します。
車検証の住所変更手続きで注意したいのが受付営業時間。軽自動車検査協会の事務所などは平日の午前8時45分〜11時45分。午後1時〜4時までとなっており、土曜・日曜・祝日、また年末年始などは休みのため手続きを受け付けてもらえません。
平日は仕事で休みが取れない場合は代理人や代行業者の利用を行う必要があります。
車検証の住所変更をやらなかったらどうなるのか？
車検証に記載される住所変更手続きは道路運送車両法により原則15日以内に行うよう定められています。
ただ、引っ越しした後すぐに手続きを行うことはなにかと面倒ですよね。しかし、手続きを怠ったことで，車検証に記載された住所へ送付される自動車税の納付書が届かず滞納してしまうリスクが発生することも想定されます。なにより手続きを怠ったことで50万円以下の罰金となる可能性があります。
転居後はなるべく早く住所変更を行うことはもちろん、うっかり忘れていた場合は早急に住所変更手続きを行いましょう！
車検証の住所変更以外に手続きが必要となるケースとは？
車検証に記載されている内容の変更で必要となるのは住所変更だけではありません。
まずクルマの所有者が変更となる場合。こちらは名義変更手続きが必要となります。
また結婚などで名前が変わる場合も変更手続きが必要。住所変更手続きと同時に行う場合は必要書類に戸籍謄本、もしくは戸籍抄本（発行後3ヵ月以内）の用意が必要です。
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車検費用を「安く・安心」に済ませる方法〜「カープレミアガレージ」とは
「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。
また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。
「カープレミアパーツ」とは？
カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。
中古・リビルト部品って何？
中古部品（リユース）は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品（コア）を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。
リビルト部品をオススメする理由
１．新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
２．リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
３．品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。
中古・リビルト部品のメリット
新品部品と比較して部品にもよりますが、20％～30％ほど部品代金が抑えられるケースがあります。
その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。
※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です。
【まとめ】面倒だけど住所変更手続きは必須
引越しを行った場合、引越し前はもちろん引越し後もなにかと慌ただしいため、車検証の変更手続きを怠ってしまいがちです。
ただし、お伝えしたように住所変更手続きは15日以内に行うよう定められています。軽自動車検査協会に出向いて行わないといけないため面倒な住所変更手続きではありますが、引越し後はなるべく早くに手続きを行いましょう。
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※この記事は、2023年1月時点での情報を元に執筆しています。
