「日産 セレナ(5代目・2016年〜)」多人数乗車をするミニバンならではの便利機能を数多く搭載【人気モデル購入徹底ガイド】

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子育て世代はもちろん、アウトドアやスポーツが趣味な人たちからも人気があるミニバンが日産 セレナ。その理由は使い勝手にこだわったさまざまな装備にあります。通算5代目となる現行型も歴代セレナの利便性を継承しながら、先進性を高めたミニバンになっています。

【サマリー】さまざまな便利機能を搭載した大ヒットミニバン

使い勝手のいい5ナンバーサイズのハイトミニバンであるセレナ。2016年8月に登場した5代目は、室内長3,240mm、室内幅1,545mmというクラスNo.1の広さを実現。さらに小さなお子さんがいる家族に便利な機能が数多く盛り込まれました。これはファミリー層だけでなくレジャー用途でミニバンを選ぶ人たちからも支持され、2018年、2019年にはミニバン販売台数No.1の座に輝きました。

5代目セレナに搭載されたおもな便利機能は次の通り。

■マルチセンターシート:2列目中央部分を1列目までスライド可能にしたことで、さまざまなシートアレンジができるようになった

■ハンズフリーオートスライドドア:両手がふさがっていても足をかざしてスライドドアの開閉が可能になった

■デュアルバックドア:バックドアのガラス部分のみ開けられる機構で、狭い場所でも荷物の出し入れが可能になった


■シートベルト内蔵2列目シート:ピラーではなくシートにシートベルトを内蔵したことで、2列目席に人が座った状態でも3列目へのアクセスができるように。

■USB電源ソケット:スマホなどの充電が可能なUSBソケットを1〜3列目に装備。

「多人数乗車の機会が多いミニバンユーザーはクルマに何を求めているか」をとことん研究した日産は、セレナに彼らを満足させるための機能を惜しみなく投入。これにより5代目セレナは多くの人から選ばれるモデルとなったのです。

【外観スタイル】精悍な表情で都会的なイメージを演出

上下2段に分かれたヘッドライトと大きなVモーショングリルにより、精悍で都会的な印象が与えられたフロントフェイスが印象的。Bピラーから後ろはピラーをブラック塗装することでルーフが浮いたように見えるフローティングデザインを採用し、伸びやかなイメジが強調されています。

【インテリア】開放感が高められたインテリア

開放感を高めるために、インパネは低めに設定。横一直線に伸びるインパネカラーパネルが広がり感を際立たせます。Aピラーは運転席から細く見えるよう配置が工夫され、開放感を高めるとともに右左折時の死角を減らすことに貢献しています。デビュー時、内装色はグレードにより5色用意されました。

【走り・燃費】2018年にモーターの力で走行するe-POWERを設定

デビュー時のパワートレインはマイルドハイブリッドを搭載した2L直4エンジンとCVTの組み合わせで、クラスNo.1となるJC08モード17.2km/Lを達成しました。

パワートレインのトピックは2018年2月にe-POWERが設定されたこと。これは搭載されるエンジンが発電に徹し、その電気でモーターを駆動させて走行するシステム。モーターならではの鋭い加速と静粛性を味わえるほか、アクセルペダルの操作だけで加速はもちろん減速もできるe-POWER DRIVEも搭載されています。

e-POWERを搭載するセレナの燃費はJC08モード26.2km/Lになります。

【安全装備】高速道路同一車線運転支援技術「プロパイロット」を初搭載

日産の看板技術のひとつであるプロパイロット。高速道路や自動車専用道路において、プロパイロットをオンにするとペダル操作やステアリング操作をアシストしてくれる機能です。このプロパイロットを初搭載したのがセレナ。

ほかにもクルマがステアリング操作をして駐車をサポートするインテリジェントパーキングアシスト、ルームミラーに後方のカメラが捉えた映像を映すスマートルームミラー、自車を真上から見たような映像を映すアラウンドビューモニターなどが用意されました。これらの機能はいずれもオプション設定でした。

【グレード構成】好みのデザインを選べる多彩なグレード構成

5代目セレナはデザインの違いにより大きく3つのタイプに分かれています。

■標準モデル(写真上)

ベーシックなセレナ。日産のデザインアイデンティティであるVモーショングリルは控えめなサイズに。全幅が1,700mm以下に抑えられた5ナンバーサイズになります。

■ハイウェイスター

迫力のあるVモーショングリルとエアロパーツにより高級感が高められたモデル。全幅が1,740mmになるためナンバープレートは3ナンバーになります。

■ライダー


日産の関連会社であるオーテックジャパンが手掛けたモデルで、メタル調のバンパーグリルや専用のリアバンパーなどでカスタマイズされたモデル。

■ニスモ

日産のモータースポーツ部門であるニスモが手掛けたモデル。エアロパーツ、アルカンターラまきステアリング、コンビメーター、レカロシート(オプション)など内外装に専用装備が与えられたほか、ボディ補強、専用サスペンション、専用チューニングコンピューターなどで走りの性能も高められています。

■オーテック

2018年1月にはプレミアムスポーティをコンセプトにしたオーテックを追加。専用エクステリアで躍動感のあるデザインにしたほか、インテリアにはクリスタルスエードシートや本革シートが贅沢に使われています。

【マイナーチェンジ&改良一覧】走りやスタイルにこだわり進化

プロパイロットをはじめ、デビュー時からエマージェンシーブレーキ、踏み間違い防止アシスト、車線逸脱警報などの先進安全装備が搭載されたセレナ。この先進性が評価され、デビュー年の日本カー・オブ・ザ・イヤーではイノベーション部門賞を受賞しています。そして平成28年度自動車アセスメント(JNCAP)の衝突安全性能評価では最高評価のファイブスター賞、予防安全性能評価においては初の満点を獲得して最高評価のASV++を獲得しました。

2017年11月にはニスモブランドからセレナニスモが登場。ニスモならではの精悍なスタイル、足回りやボディ補強で安定感のある走りと気持ちのいい加速が楽しめるようになっています。

2018年1月にはオーテックが手掛けたセレナオーテックを発売。スポーティでありながら大人っぽいデザインにより、プレミアムな雰囲気を楽しみたい人もセレナを選びやすくなりました。

2018年2月にはハイブリッドモデルのセレナe-POWERが登場。このシステムはエンジンが発電に徹し、この電気を使ってモーターを動かし走行するシリーズハイブリッドと呼ばれるシステム。エンジンが走行に関与しないので、電気自動車と同じようなモーターならではの鋭い加速感を堪能できます。アクセルから足を離した時は回生ブレーキにより減速もできるe-POWER DRIVEを搭載。ほとんどのシーンがひとつのペダル操作だけで済むので、ドライバーの疲労が大きく軽減されます。

2018年9月にはSハイブリッド(マイルドハイブリッド)とガソリン車にもハイビームとロービームを自動で切り替えるハイビームアシストを搭載。このタイミングで標識検知機能に最高速や一時停止の標識も検知できる機能が加わりました。

2019年10月:マイナーチェンジ 全方位運転支援システムが標準装備に

2019年8月には大規模なマイナーチェンジを実施。Vモーショングリルがより大型化されたダブルVモーショングリルになり、押し出し感が高められました。

最大のトピックは車両の周囲を360度センシングして安全性を高める全方位運転支援システムが全グレード標準装備になったこと。そして、プロパイロットも下り坂での設定速度保持やスムーズに減速する機能などの改良が加えられ、高速道路で一層リラックスして運転できるようになっています。

2019年11月にはセレナオーテックもマイナーチェンジを受けています。

2020年8月には2台前を走るクルマの動きをレーダーセンサーで監視して、危険があると判断した際はドライバーに音と表示で警報するインテリジェントFCWが全グレード標準装備されました。

【セレナのおすすめモデル#1】2019年10月以降のe-POWER車

大切な家族と一緒に出掛ける機会が多いミニバンだからこそ、先進安全装備にこだわりたい。そう思う人は全方位運転支援システムが搭載された後期型を。

エマージェンシーブレーキや踏み間違い防止アシストはもちろん、車線変更時に斜め後方から近づく車両があると警告するインテリジェントBSI、駐車場などからバックで出る時に死角から歩行者などが近づいていることを知らせてくれるRCTAなどの機能は、運転中のヒヤリを大幅に軽減してくれます。

プロパイロットの性能も向上していることも魅力。前期型のプロパイロットは初搭載だったこともあり、急な下り坂で設定速度より速くなってしまいドキッとするような場面もありました。後期型のプロパイロットはそのような心配が少なくなっています。

そしてセレナに乗るなら日産ならではのe-POWERは捨てがたいところ。標準車、ハイウェイスターなどは好みで選びましょう。

【セレナのおすすめモデル#2】前期型のハイウェイスターG

5代目セレナをなるべく安く手に入れたい人は前期型に注目。セレナは中古車の流通量が多いので条件に合うものが選びやすいモデルです。

その中でセレナらしいスタイルを味わえるのはエアロパーツで高級感を高めたハイウェイスター。その上級グレードになるハイウェイスターGはLEDヘッドライトやプラズマクラスター付きのオートエアコン、2列目席と3列目席のテーブルなどが備わります。購入後の満足度はかなり高いはずです。

もしプロパイロットも欲しいなら、プロパイロットエディションを探しましょう。

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【まとめ】セレナはミニバンらしい機能性にこだわりたい人におすすめ

2Lクラスのハイト系ミニバンは、各社の主力モデル。それぞれのメーカーがさまざまな個性を打ち出しています。

セレナは1991年から続くモデルで、どの世代も利便性を高めるためにさまざまな機能を盛り込んできました。5代目が搭載するデュアルバックドアやシートベルト内蔵型2列目シートはセレナならではの機能。中でもデュアルバックドアは一度この便利さを味わうと他のモデルを選びづらくなるほど、優れた機能です。

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