カーコーティングの値段はどのくらい?種類別に解説!

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カーコーティングはクルマを美しく保ちたいと考えている人におすすめです。カーコーティングをすることで汚れが付着しにくくなるため洗車が楽になったり、傷や雨染みがつきにくくなったりといったクルマの塗装をキレイに維持することができます。

しかし、カーコーティングには種類があり、料金も異なっているため、どれを選択すれば良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで、今回はカーコーティングの値段を特徴や種類別に解説していきます。

カーコーティングの値段と特徴を種類別に解説

それでは早速、カーコーティングの値段を特徴や種類別にみていきましょう。それぞれのメリット・デメリットについても解説します。

ポリマー(樹脂)の値段と特徴

ポリマーはワックスとしても使用されているため、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

カーコーティングには、ポリマー・ガラス・セラミックの3種類がありますが、その中で最も安価なものがポリマー(樹脂)です。石油や化学合成の化合物であるフッ素やテフロンを主成分としたポリマーが化学反応によって被膜を作り、クルマの塗装面をコーティングする仕組みとなっています。

メリット

・ワックスよりコーティング効果が高い
・光沢感が出る
・短時間で施工ができる
・安価で購入できる

価格の相場は5,000〜10,000円ほどであるため、安価であることかつワックスよりもしっかりとしたコーティングを施したいという方におすすめです。

デメリット

・持続期間が短い
・専用のメンテナンスが必要
・熱や紫外線に弱い

洗車を重ねるとコーティングの効果は落ちてしまいます。持続期間は約3ヵ月から半年といわれており、専用のトリートメント材でメンテナンスを行うことが必要です。

ガラスコーティングの値段と特徴

ガラスコーティングは透明度が高いという特徴があり、ガラス繊維のみで被膜生成されているコーティングを指します。硬化ガラスのコーティングは難しいため、技術を有した専門店での施工が一般的です。

メリット

・持続力や耐久性ともに優れている
・光沢感がある
・汚れが付着しにくい

塗装面に硬化した高密度の被膜を作るため、強力で光沢の美しい仕上がりが期待でき、傷や汚れに強いです。また、持続期間も3~5年と比較的長期間にわたって被膜を保持してくれることが特徴です。

デメリット

・施工は店舗で行う必要がある
・費用が高額

また、費用の相場は5〜10万円と比較的高額であるということ、施工が難しいことは難点といえるでしょう。傷や汚れに強いですが、洗車をする必要がないということではありません。クルマが汚れた際は、早めに洗車を行うことで美しさが持続します。

なお、同じような名前ですが「ガラス系」と呼ばれるコーティングはポリマーにガラス成分を加えたものを指します。ガラスコーティングとは性能が異なり、価格も抑えられますが、ガラスコーティングとは違うものであるということに注意が必要です。

セラミックコーティングの値段と特徴

セラミックにはナノセラミックスの金属・窒素・酸素・炭素といった化合物が含まれており、一度硬化するとコンパウンドで磨かない限り、はがすことが難しいコーティング手法だといわれています。

メリット

・厚みがあり傷に強い
・耐熱性が高い

塗装強度は「H」という傷のつきにくさを表す単位で数えられ、9Hのコーティング被膜を1層重ね塗りすることで1H程度強化するとされています。一般的に国産車の塗装硬度は2Hで表されますが、セラミックは9Hであることから非常に高い硬度を誇っていることがわかるでしょう。

そのため、持続性や耐久性、紫外線への耐久性のほか、すり傷にも強いという点が特徴です。また、アルカリ性や酸性にも強く、酸性雨や融雪剤といった薬品性能にも優れた威力を発揮することや、微細な傷に対して熱による自己修復機能があることも挙げられます。前述した3つのコーティング剤の中でも効果の高いものといえるでしょう。

コーティング被膜を塗り重ねて多重層化することができるため、小傷の目立つ濃色車におすすめです。

デメリット

・施工が難しい多重層のコーティング
・値段が高額
・施工できるショップが少ない
・施工に時間がかかる

コーティングを何層にも重ねることから拭き残しによるムラが出やすくなること、傷や染みがまったくつかないというわけではないことを事前に理解しておきましょう。

例えば、洗車機を使用してしまえば、数回で細かな傷がつくことは容易に想像できます。さらに、酸性雨や洗車後に車体の拭き取りを怠り、長時間放置することで車体にシミが残るウォータースポットがついてしまうことがあるため注意が必要です。

そして、セラミックコーティングの価格相場は10〜20万円と3種類の中で最も高い値段であり、また施工には時間を要します。2〜3日ほどクルマを預けなければならないことも注意点といえるでしょう。

カーコーティング後のポイント

カーコーティングを行った後に注意しなければならないポイントを紹介します。高価なコーティング効果が少しでも持続するために、行うべきことややってはいけないことについて事前に理解できるようにしましょう。

洗車機やワックスを避ける

洗車機にかけてしまうと、せっかくのコーティング効果が低下する場合があります。洗車機対応をうたう製品もありますが、なるべくなら洗車機を使用することは避けたほうが良いでしょう。

また、ガラスコーティング後のワックスも同様に使用を避けることが賢明です。ワックスは油によって塗装面に膜を作るものですが、紫外線や熱によるダメージを受けやすくなります。コーティングを行ったクルマには、専用のメンテナンス剤で手入れを行うことがおすすめです。

炎天下での洗車を避ける

特に夏場の洗車では、車体についた水の乾きが早くなります。水道水に含まれるナトリウムやカルシウムなどの金属イオンがコーティングに影響を与えることがあるため、時間帯を選んで炎天下を避けて洗車を行うことをおすすめします。

花粉に注意

春先に飛散が多くなる花粉は、人間だけでなくクルマにとっても大敵です。花粉そのものが塗装に影響を及ぼすわけではありませんが、クルマに付着した花粉が水分を含むと殻が割れてペクチンが流出し、塗装の深部に入り込むことでダメージを受けることがあります。花粉によるダメージは修復が難しい場合もあるため、注意が必要です。花粉シーズンは、雨が降った後に洗車を行うことで、コーティングを守ることにつながるでしょう。

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まとめ

カーコーティングは新車から中古車まで幅広く利用されています。しかし、高額な手法もあるため、予算に合わせた施工を選択することが賢明です。カーコーティングを行うことで、愛車がより綺麗に仕上がることはうれしいものですが、注意点もあります。

傷や汚れがつかないとうたわれているコーティングであっても絶対はありません。こまめな洗車や専用のメンテナンス剤を使用して、いつまでもツヤのある愛車を維持していきましょう。

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