ETC車載器のセットアップ料金がいくらなのかを調査した最新情報をお届けします。
ETCセットアップはどこでやっている？
ETCの車載器のセットアップができるのは、カー用品店、ディーラー、自動車整備工場などとなりますが、自動車整備工場の認証を受け、ETCの管理団体「ITS-TEA（一般社団法人 ITSサービス高度化機構）」が定める「セットアップ登録店」への加盟が認められたところでしかできません。
ETCセットアップ店には、このような登録店章が店内に掲出される。出典：ETC総合情報ポータルサイト
セットアップ店の検索は「ETC総合情報ポータルサイト（公式）」が便利です。
大手カー用品店のセットアップ料金
全国店舗数トップの738店舗を展開するイエローハット、第2位の491店舗を展開するオートバックスの2店舗で、ETCセットアップ料金の相場は、いずれも申し合わせたかのように、3,300円からでした。
※イエローハットの公式HPでは、「セットアップ手数料3,300円〜」と表記されていましたが、オートバックスの公式HPでは表示がありませんでした。
なお、ETC車載器の取り付け工賃は、店舗で車載器を購入した場合で、イエローハットが3,300円〜、オートバックスが4,400円〜、持ち込みでは10,000円〜が相場となっていました。
また、イエローハットでもオートバックスでも店舗でETC車載器を購入すると、セットアップ料金が無料となったり、機種によっては、取り付け工賃も無料サービスしてくれるものもあります。
ディーラーでのセットアップ料金
相場価格としては、3,000〜6,000円がディーラーでのETCセットアップ料金となっていました。
ETC車載器が付いた新車購入時では3000円、中古車を購入してディーラーに持ち込んでセットアップしたときは6,000円、が相場といったところです。
再セットアップの料金相場
セットアップした車載器を、ほかのクルマに載せ替えるときには、「再セットアップ」が必要です。車載器には、クルマのナンバーが暗号化されて組み込まれているため、情報の書き換えが必要となります。もし、再セットアップの手続きをせずに有料道路を走行し、正規の料金の支払いをせずに通行してしまった場合（例えば、軽自動車用でセットアップされた車載器を、普通車や大型車に載せ替えるなど）は、道交法の違反キップと反則金では済まされない、道路整備特別措置法（第24条第3項）に抵触する犯罪となります。
再セットアップの料金相場は、カー用品店、ディーラーともに3,000〜6,000円となっています。
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どこでETCセットアップをすると一番安いのか？
カー用品店でETC車載器を購入して、まとめて取り付け・セットアップするのと、ネットショップで安く車載器を買って、カー用品店に持ち込んで取り付け・セットアップするのと、どちらが安いのかを調べてみました。
結論からいえば、概ね「カー用品店で買って取り付けるほうが安い」でした。
本記事執筆時点で、最も売れている「ETC 2.0」対応の車載器（カーナビ非連動で単体で使用できるGPS付き発話型）は、パナソニックの『CY-ET2620GD』でした（出典：価格ドットコム）。
この車載器のネットショップ最安価格は、16,994円（出典：価格ドットコム）、カー用品店に持ち込んで取り付けたときの工賃とセットアップ費用の相場は、開きが大きいですが、平均すると13,000円、合計で約30,000円です。取り付けのみを自分でやって、セットアップだけをカー用品店でやってもらった場合は、約20,000円となります。
多くのカー用品店では、ETC車載器を買うと、取り付け工賃とセットアップ料金が割引となったり、無料でついてきたりするセールやキャンペーンを実施しています。オートバックスでは、『パナソニック CY-ET2620GD』が、取り付け工賃とセットアップ料金をすべてセットにして、26,800円でした（出典）。
自分で車載器の取り付けをすれば、トータルコストはネットショップで買ったほうが安くなりますが、注意点があります。それは、ネット通販の場合、国や各自治体の助成金制度は適用外となることです。ETC車載器を初めてクルマに取り付ける場合と、ETC 1.0から2.0の車載器へ買い換える場合に、助成金が出ることがほとんどです（本記事執筆時点）。
型落ちとなった、有名メーカーではない車載器をネットで買い、カー用品店に持ち込んで取り付け、セットアップするという方法が最も安くなりますが、車載器の持ち込み・取り付けを断るカー用品店が少なくないようです。
古いETC車載器が使えなくなる！
「ETC2022年問題」
気をつけたいのは、古いETC車載器が2022年12月1日以降使用できなくなることです。この対象となるのは、2009年以前に「技術基準適合証明（旧スプリアス認証）」を受けて製造された一部のETC車載器となり、2009年以前に製造されたすべてのETC車載器が使えなくなる、ということではありませんが、注意が必要です。
これは、メディアなどでは『ETC2022年問題』と呼ばれています。
『ETC2030年問題』
また、2030年頃までに、通信の盗聴・改ざん等のセキュリティ面の脅威の増大に対応し、利用者の決済情報を安全に保護するためのセキュリティ規格が変わることが決定されています。これもメディアなどでは『ETC2030年問題』と呼ばれています。
現在販売されているETC車載器のラベルや製品情報、本体を見ると、2030年問題に対応しているかどうかが確認できます。「ETC 2.0」対応の新しい車載器であれば、ほとんど対応していますが、ネット通販価格は高めの部類に入ります。『パナソニック CY-ET2620GD』は、2030年問題対応モデルです。
なお、2020年問題の影響を受ける人はあまり多くないとされていますが、2030年問題は多くのユーザーが対象となるとされています。
買うなら「ETC 2.0」の車載器がおすすめ
2016年春から始まった「ETC 2.0」は、高速道路をはじめとする対応道路で道路情報が音声で流れてきたり（うるさい、という意見も散見されますが…）、カーナビ画面に渋滞情報が表示されたりする機能を備えています。ETC2.0対応インターで安い利用料金で通行できたりします（例えば、SA・PAの代わりにインター近くの「道の駅」を利用する場合など）。
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「ETC車載器セットアップ」とは何か？
高速道路をはじめとした有料道路でETCを利用するときには、所定のセットアップが必須となります。
このセットアップでは、自動車のナンバーや車種区分を高度に暗号化して、車載器に組み込む作業を行います。四輪自動車の車載器の場合は、氏名や住所、電話番号などの個人情報は組み込まれませんが、二輪車用の車載器には個人情報が埋め込まれます。
この作業は、高度なセキュリティ技術を使った作業を伴うことから、「セットアップ登録店」の認可がおりた店や自動車整備工場、ディーラーなどでしかできません。
詳しくは以下の「ETC車載器セットアップのすべて」の記事をご覧ください。
「カープレミアガレージ」とは
「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。
また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。
「カープレミアパーツ」とは？
カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。
中古・リビルト部品って何？
中古部品（リユース）は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古車（コア）を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。
リビルト部品をオススメする理由
１．新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
２．リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
３．品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。
中古・リビルト部品のメリット
新品部品と比較して部品にもよりますが、20％～30％ほど部品代金が抑えられるケースがあります。
その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。
※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です
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