「フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント(2代目・2014~2021年)」トップクラスの積載量と先進運転支援機能を備えたゴルフのステーションワゴン【人気モデル購入徹底ガイド】

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3代目ゴルフから設定されるようになったゴルフのステーションワゴンが、ゴルフヴァリアントです。2013年4月に登場した7代目ゴルフも、約9ヵ月遅れの2014年1月から販売が開始されました。今回はその7代目ゴルフベースのヴァリアントを取り上げます。

【サマリー】Cセグメントに属する使い勝手の良いステーションワゴン

ハッチバックのゴルフ同様、Cセグメントに属するステーションワゴンです。3代目ゴルフに初めて設定されたゴルフワゴンから数えると5代目、ゴルフヴァリアントと名称を変えてから2代目となるモデルです。SUVやミニバンに押されてステーションワゴン市場が縮小していく中、ゴルフヴァリアントは安全機能の充実や使い勝手の良いラゲージで勝負しました。

【外観スタイル】ゴルフファミリーだと一目でわかるエクステリア

ハッチバックの7代目ゴルフをそのまま延ばしてゴンにしたようなデザインで、一目で「ゴルフ」ファミリーだと分かります。ハッチバックと比べて全長は310mm伸ばされ、全高は25mm高められています。全長4,575mm×全幅1,800mm×全高1,485mm。

【インテリア】通常時で605L、最大1620Lの積載量はクラス最大級

インテリアもハッチバックと同じデザインに。ラゲージ容量は2列目シート使用時で605Lとクラス最大級を誇ります。専用レバーを引いて後席を倒せば最大1,620Lになります。トノカバーやラゲージネットパーティションは床下に収納することもできます。

【走り・燃費】1.2Lターボと1.4Lターボに7速DSGの組み合わせでスタート

デビュー時点に用意されたエンジンは1.4Lターボ(TSIハイライン)と1.2Lターボ(TSIコンフォートライン)の2種類。いずれもデュアルクラッチ式2ペダルMTの7速DSGが組み合わされました。駆動方式は2WD(FF)のみです。JC08モード燃費は19.5〜21.0km/L。

【安全装備】当初から衝突被害軽減ブレーキは全車に標準装備

デビュー時点から衝突被害軽減ブレーキは全車標準装備。アダプティブクルーズコントロール(ACC)などはTSIハイラインに標準装備で、TSIコンフォートラインはオプションで用意されていました。その後も機能が追加され、2017年5月のマイナーチェンジの際には自動運転レベル2相当まで進化しました。

【グレード構成】ハイパフォーマンスモデルやディーゼル車も追加された

デビュー時点でのグレードは1.2Lターボの「TSIコンフォート」と、1.4Lターボの「TSIハイライン」の2グレード。車両本体価格は269万5,000〜322万5,000円でした。以降、スポーティモデルの「Rライン」や、ハイパフォーマンスモデルの「Rヴァリアント」、2Lディーゼルターボの「RDI系」が追加されていきました。

【マイナーチェンジ&改良一覧】マイナーチェンジで自動運転レベル2相当に進化

2014年9月に、スポーティなグレード「Rライン(車両本体価格359万9,000円)」が追加されました。パワートレインはTSIハイラインと同じ1.4Lターボ×7速DSGで、専用のフロント&リアバンパーや専用17インチアルミホイール、専用スポーツシート等を備えています。

さらに2015年5月には最高出力280ps/最大トルク380N・mの2Lターボエンジンに4WDが組み合わされた「Rヴァリアント(車両本体価格581万8,000円)」が追加されました。この時のトランスミッションは6速DSGです。

Rヴァリアントは強力なエンジンに合わせるように専用チューンされたスポーツサスペンションが備わっているほか、専用のエクステリア&18インチアルミホイール、レザーシートなどが与えられています。また最上級グレードという位置付けのため、全車速追従機能付きACCをはじめとした安全機能や、快適装備も充実していました。

安全装備を中心に機能の充実化が図られた

2015年7月に一部改良が行われ、安全機能をはじめとした装備の充実化が図られています。まず安全装備については、後方死角検知機能と後退時警告・後退時衝突軽減ブレーキ機能等がセーフティパッケージとしてハイラインとRラインにオプションで用意されました。

合わせてオーディオやカーナビの機能の充実化も図られています。

2016年5月の一部改良では、エントリーグレードのコンフォートラインの装備の充実化が施され、レーンキープアシストやスマートエントリー&スタートシステム、パドルシフト、ACCが標準装備となりました。またハイラインとRラインは従来オプションだったセーフティパッケージの機能が標準装備になっています。

マイナーチェンジで最新機能がたっぷり備えられた

2017年5月のマイナーチェンジではエクステリアが一新されるともに、「今後のフォルクスワーゲンの方向性を示す」とし、①直感的な操作性②最新のコネクティビティ③自動運転を見据えた運転支援システムの強化が図られました。

まず①直感的な操作性。従来の純正ナビゲーションシステム(ディスカバリープロ)がすべてスクリーンをタッチして操作できるようになったほか、ディスプレイ上で手を左右に振るだけでメニューがスクロールされるジェスチャーコントロール機能が用意されました。

さらに専用アプリケーションを使って手持ちのスマートフォンやタブレットと無線で接続すると、そのデバイスから音楽やラジオの操作のほか、ナビゲーションの目的地設定なども行えるようになりました。

②最新のコネクティビティについては、同社のテレマティクス機能「ガイド&インフォーム」サービスとの連携が挙げられます。同サービスに登録するとオンラインVICS 交通情報に基づく高精度なルート案内が受けられるほか、Googleでのオンライン検索が可能になったり、駐車場の「満空」状況やガソリンスタンドの場所、料金などの情報もリアルタイムに入手できたりします。

さらに③自動運転を見据えた運転支援システムの強化によって、従来のレーンキープアシストとACCの機能を統合した「トラフィックアシスト」がMT車を除く全車に用意されました。車線中央(または任意の位置)を走るよう自動でステアリングを制御してくれるほか、渋滞時も発進&停止を自動で繰り返してくれます。

さらにRバリアントはエンジンの改良が施され、最高出力は280psから310psへ、最大トルクは380N・mから400N・mへとパワーアップ。トランスミッションも6速DSGから7速DSGへと変更されています。

フルモデルチェンジ2年前にディーゼル車を追加

フルモデルチェンジを2年後に控えた2019年8月には、2Lディーゼルターボ×7速DSGを搭載した「TDIコンフォート」「TDIハイライン」が追加されました。WLTC燃費は17.7km/L、車両本体価格は337万〜376万円。

【ゴルフヴァリアントのおすすめモデル#1】後期型のTSIコンフォートライン

2016年7月のマイナーチェンジで、自動運転レベル2相当になったゴルフヴァリアント。エントリーグレードである1.2LターボのTSIコンフォートラインも例外ではなく、高速道路での運転が格段に楽になりました。

1つ上の1.4LターボのTSIハイラインと比べ、確かにパワーが小さいのはもちろん、LEDヘッドライトではなくハロゲンライトになりますが、ほかはほとんど同じ。純正ナビがなくてもUSBで自分のスマホから音楽を聴けますし、エアコンも左右独立式です。排気量が小さい分、燃費も良く(JC08モード燃費18.6km/L)、それでいて高速道路での合流時などでも十分な加速力を得られます。

そんな性能の割に新車時価格はかなり抑えられていた、コスパの良いゴルフヴァリアント。中古車でももしほかと比べて安いと感じたなら、買いではないでしょうか。

【ゴルフヴァリアントのおすすめモデル#2】TDI系

そもそも見えない部分もいつの間にか改良され、モデル末期は完成度が増すのが輸入車。そんな熟成のモデル末期に投入されたTDI系は、ゴルフヴァリアントとのマッチングも最高の一台と言えます。

日本に輸入されたゴルフヴァリアントとしては初めてのディーゼル車ですが、本国では販売されていましたから、まさに待望のモデルだったのです。搭載された2Lディーゼルターボは最高出力150ps/最大トルク340N・m。どちらの数値も1.4Lガソリンターボを上回り、低速域から力強い走りを楽しめます。

自動運転レベル2相当の運転支援機能はもちろん、WLTC燃費も17.7km/Lで、かつ軽油ですからおサイフにも優しいモデルです。装備の違いによって「TDIコンフォートライン」「TDIハイライン」とありますが、ガソリン車と違い同じエンジンですから、そこは予算や好みで選んでも大丈夫。

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【まとめ】クラス最大級のラゲージと運転支援機能が魅力のワゴン

クラス最大級のラゲージと運転支援機能が魅力のゴルフヴァリアント。SUVに押されて縮小気味のステーションワゴンですが、SUVと比べて車体が軽い分、燃費面は有利。また背が低いため走行性能面でも優れています。この車でその魅力を再発見してみませんか。

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この記事は2022年9月の情現在報に基づいています。

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