プロが選ぶ「カッコいいハイブリッド」3つのスタイル&おすすめ9車種

クルマを選ぶ テーマ別特集

今ではたいていのクルマに用意されるほど普及しているハイブリッド。そんな数あるハイブリッドの中でも特にハイブリッドの恩恵を受けやすい街乗り中心のモデルから、カッコいいクルマをセレクトしました。

ハイブリッドカーの恩恵を受けやすい街乗り用からカッコいいクルマをセレクト

ハイブリッドカーとは、エンジンとモーターの両方を使って走るクルマのこと。トヨタ プリウスが誕生して20年以上が経ち、エンジン車と見た目も同じになるなど、もはやハイブリッドカーは珍しいものではなくなりました。

ハイブリッドカーの特性上、特に燃費を稼ぎやすいのはストップ&ゴーの多い街中です。そこで今回は街乗りを中心に使用しがちなハイブリッドカーの中から、カッコいいモデルを選んでみました。

ハイブリッドカーの仕組みは大きく3つに分けられる

ハイブリッドカーは大きく43つに分けることができます。

1つ目はパラレル方式。エンジンに負荷のかかる発進時などにモーターも駆動させて燃費の向上を図ります。現在では採用する車種が減っています。

2つ目はシリーズ方式。エンジンは発電のみに使い、モーターのみで走ります。日産のe-POWERノート、そして高速でのエンジン直結機能が加わったホンダのe:HEVや三菱のPHEVシステムが代表例です。

3つ目はスプリット方式(シリーズ・パラレル方式)。発進時などはモーターのみで走行し、ある程度スピードが出ると高速道路の巡航などは内燃機関で走る、というように走行状況に応じてエンジンとモーターを賢く使い分けます。トヨタのハイブリッドなどがこれに当たります。

このほかに4つ目はマイルドハイブリッドがあります。エンジンの発電機を大型化し、発進時の補助に使用します。燃費はそこそこですが、仕組みが簡単で小さなバッテリーで済むため、内燃機関車にそのまま搭載しやすいというメリットがあります。軽自動車や輸入車によく採用されています。

街乗り中心のカッコいいSUV、ハッチバック、PHEV

ハイブリッドシステムの種類は上記の通りですが、乗る側としては「それでどれくらい燃費が良くなるの?」ということのほうが気になるでしょう。ここではシステムは気にせず、単純にカッコいいハイブリッドかどうかに注目します。

さて、ハイブリッドはおもにエンジンの負荷が高くなるストップ&ゴーの場面で、モーターを使って燃費を稼ぎます。そのため街乗り中心のクルマほど、ハイブリッドの恩恵を受けやすくなります。そこで今回は街乗りを中心に検討されそうなカテゴリーに分けて、それぞれカッコいいハイブリッドを選びました。

『ミドルクラスSUVハイブリッド』

5ナンバーサイズなど、街乗りにちょうど良く、荷物もある程度積めるというミドルクラスのSUVは、普段の買い物や通勤、送り迎えに向いている車です。自動車メーカー各社もこのカテゴリーへ積極的に新型モデルを投入しています。

『ハッチバックハイブリッド』

こちらも5ナンバーサイズなど、街乗りを中心とした普段使いのクルマとしては王道のカテゴリー。最近はSUVに押され気味ですが、逆にSUVに負けないような魅力を備えたクルマがいくつもあります。

『PHEVのSUV』

PHEVとは外部電源から充電できる、プラグインハイブリッドのことです。満充電状態ならモーターのみで50km以上走れる、つまり普段使いなら電気自動車として乗ることも可能。最近は輸入車でも採用されるなど、車種が増えています。

街並みに映えるスタイリッシュなモデルばかり

選んだのはいずれもハイブリッドが効果を発揮する「街乗り」によく使われそうな、ミドルサイズのSUVとハッチバックからセレクトしています。

街乗り重視となればSUVはオフロードだけでなく、ショッピングモールなどの街中にも映えるスタイリッシュさが求められますし、ハッチバックは街乗りの定番カテゴリーです。

さらに最近車種の増えているPHEVのSUVにも注目。ちょい乗り程度ならほぼ電気自動車ですから、燃費が大いに期待できます。

ミドルクラスSUVハイブリッド BEST3

流行のSUVは、そのカッコいいフォルムから街乗り中心で使われることも多く、それゆえ街中で映えるデザインが求められます。そんな街にスタイリッシュに映えるSUVの中から、街乗りにちょうどいいサイズのカッコいい3台を選んでみました。

第1位「ホンダ ヴェゼル」スリークでモダン、クーペのようなルーフ形状で大人気のSUV

●265.87〜329.89万円 ●全長4330mm / 全幅1790mm / 全高1590mm(e:HEV PLaY)

ボディと一体化したようなフロントグリルや細いヘッドライトなど、全体的にアクのない、滑らか(スリーク)でモダンな印象のヴェゼル。またクーペのように大きく寝かされたテールゲートなどでスタイリッシュさも加えられ、岩場に置くよりも街中のショップのウィンドウに映したくなるようなデザインです。さすが人気のSUVというべきでしょう。

1.5Lエンジンに2つのモーターを使うホンダ独自のハイブリッド「e:HEV」を搭載。街中のほとんどをエンジンが発電してモーターのみで走ります。2WDと4WDがあり、2WDのWLTCモード燃費は25.0km/Lです。

第2位「マツダ MX-30」余分な要素をそぎ落とし、塊としての美しさを追求

●242〜305.25万円 ●全長4395mm / 全幅1795mm / 全高1565mm

不要な要素をそぎ落として美しさを求める同社の「魂動デザイン」をベースに、そぎ落とした先の塊としての美しさを強調することで、自然な余白のあるシンプルさがMX-30の特徴。「ヒューマンモダン」がテーマだといいますが、確かにモダンなフォルムが印象的で、従来のSUVのような泥の匂いは皆無です。こちらもテールゲートが大きく傾斜し、スタイリッシュな印象を与えてくれます。

2Lエンジンに小型のモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドが採用され、トランスミッションは6速ATとなります。2WD(FF)と4WDがあり、2WDのWLTCモード燃費は15.6km/Lです。

第3位「日産 キックス」力強くてスタイリッシュな都会派SUVの王道デザイン

●275.99〜311.41万円 ●全長4290mm / 全幅1760mm / 全高1610mm

ふくよかなボディや張り出したフェンダー、フロント・リアアンダープロテクトなど、SUVの力強さやタフさも十分採り入れつつ、細くシャープな目元や煌めくフロントグリルなど、スタイリッシュな要素も採り入れたキックス。街乗りSUVのお手本のようなデザインです。

パワートレインは、エンジンで発電してモーターのみで走る同社独自の技術「e-POWER」。走行感覚は電気自動車と同じで、アクセルペダルの踏み加減だけで自在に加減速できるのも魅力の1つ。2WD(FF)のみで、WLTCモード燃費は21.6km/Lです。

ハッチバックハイブリッド BEST3

買い物や家族の送り迎えなど、ちょっとした用事に使いやすいクルマといえば、昔からハッチバックが定番。その用途から街乗りが中心のため、低燃費化に有利なハイブリッドモデルがたくさん投入されています。その中からカッコいい3台を選びました。

第1位「マツダ MAZDA3ファストバック」力強く印象的なデザインのCピラーが唯一無二の存在感を象徴

●279.0741〜368.8463万円 ●全長4460mm / 全幅1795mm / 全高1440mm

力強くて美しいCピラーの造形にまず目が奪われます。この造形が、折れ線や削り線ではなく、緩く湾曲したボディパネルと相まってより車の塊感を増しています。「引き算の美学」を追求する同社の「魂動デザイン」らしく、金属の塊からまるで美しい塊を削り出したかのようなフォルム。他のどのハッチバックとも異なるカッコ良さがあります。

ディーゼル車やガソリン車もありますが、2Lガソリンエンジン+小型モーターのマイルドハイブリッドも設定されています。トランスミッションは6速ATと6速MTがあり、2WD/4WDも選べます。WLTCモード燃費は16.7〜18.5km/Lです。

第2位「日産 ノートオーラ」ちょっぴりワイドになり高級感も高められたノートの上級モデル

●261.03〜286.99万円 ●全長4045mm / 全幅1735mm / 全高1525mm

エンジンで発電し、モーターのみで走る日産独自の「e-POWER」を搭載するノート。その上級モデルとして投入されたのがノートオーラです。

ノートより全幅が40mm広げられた3ナンバーボディとなったことで見た目の安定感が増し、またボディに対してノートよりキャビンがコンパクトに見えるようになったことや、目が細くなったこともカッコ良さにつながっています。

ノートオーラのe-POWERは1.2Lガソリンエンジン+モーターの組み合わせ。2WDとモーターで制御する4WDも用意されています。WLTCモード燃費は22.7〜27.2km/Lです。

第3位「トヨタ カローラスポーツ」ガソリン車より燃費が良くてパワーも上のスポーツハッチ

●248.8〜284.1万円 ●全長4735mm / 全幅1790mm / 全高1460mm

セダンやワゴンより先に、3ナンバーサイズ化して現れたハッチバック、カローラスポーツ。1790mmの全幅を活かして膨らんだフェンダーや、グラスエリアが極力小さくまとめられていることで低重心感とスポーティ感が演出されています。実際、カローラスポーツは同シリーズの中でもっとも走りの気持ち良さを訴求するモデルです。

ハイブリッドは1.8Lガソリンエンジン+モーターの組み合わせ。システム全体の最高出力は122psと、もう1つのパワートレインの1.2Lターボ車を上回ります。2WDのみの設定で、WLTCモード燃費は25.6〜30.0km/Lです。

PHEVのSUV BEST3

カーボンニュートラルな世界に向けて電動化が進んでいますが、電気自動車での遠出はちょっと不安。そんな需要を掴むかのように、最近PHEV(プラグイン・ハイブリッド)が続々登場しています。近所のお出かけは電気だけ、遠出をするときはハイブリッド。そんなPHEVの最新電動モデルからカッコいい3台のSUVを紹介します。

第1位「三菱 アウトランダーPHEV」アグレッシブなフロントマスクとくっきりしたラインが力強さを強調

●462.11〜532.07万円 ●全長4710mm / 全幅1860mm / 全高1745mm(グレード「M」を除く)

SUVとしては日本初のPHEVとなる、アウトランダーPHEV。その2代目は、機能はもちろん見た目もグンとバージョンアップして登場しました。同社共通のフロントマスクであるダイナミックシールドがよく馴染む、細いヘッドライトと、シャープで水平基調のフォルム。彫刻刀で彫ったようにハッキリしたラインが生む陰影が力強さを強調しています。

PHEVのシステムは2.4Lガソリンエンジン+前後2つのモーターで、モーターのみの最大航続可能距離は87km。4WDのみでWLTCモード燃費は16.2〜16.6km/Lです。

第2位「トヨタ RAV4 PHV」他のRAV4とは異なるデザインが与えられた最上級モデル

●469〜539万円 ●全長4600mm / 全幅1855mm / 全高1690mm(G)

雪や泥が似合う、アクティブなイメージのRAV4。その最上級モデルとして追加されたのがPEHVのRAV4 PHVです。フロントグリルとロアモールが、他のRAV4に比べて低重心で踏ん張り感のあるデザインに変更され、フロントバンパーにタテに組み込まれたLEDデイライトで先進性が強調されています。

PHEVのシステムは2.5Lガソリンエンジン+前後2つのモーターで、モーターのみの最大航続可能距離は95km。4WDのみでWLTCモード燃費は16.2〜16.6km/Lです。

第3位「レクサス NX 450h+」レクサスの電動化ビジョン第1弾として登場したPHEV

●714〜738万円 ●全長4660mm / 全幅1865mm / 全高1660mm

レクサスの電動化ビジョン第1弾として登場したのが現行型NX。ハイブリッドやガソリン車とともに、新たにPHEVモデルの「450h+」が加えられました。デザインは他のパワートレイン車同様、塊感を重視したSUVらしい力強さと、同ブランドを象徴するスピンドルグリルが見事に融合。旧型のNX同様、同ブランドの中で最もアクの少ない、シンプルなデザインになっています。

PHEVのシステムは2.5Lガソリンエンジン+前後2つのモーターで、モーターのみの最大航続可能距離は90km。4WDのみでWLTCモード燃費は19.8km/Lです。

日本メーカーが得意なハイブリッドはまだまだ主役!?

ハイブリッドカーが国産車に多いのは、電気自動車よりも技術的に難しいため、海外メーカーが追従できないという側面もあります。何しろエンジンとモーターの両方を制御する技術なのですから。

世の中ではカーボンニュートラルに向けて電気自動車が注目されていますが、価格や航続可能距離など課題が多いのも事実。今のところまだ実用性で有利なハイブリッドカーが主役ではないでしょうか。

街乗り中心なら迷わずハイブリッドを選ぼう

軽自動車を除けばたいていのボディカテゴリーで選べるようになったハイブリッド。特にストップ&ゴーの多い街中では、エンジン車との燃費差が大きくなります。車種が豊富なだけでなく、カッコいいモデルも増えている今は、ハイブリッドを選びやすくなっています。

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