【スズキの軽バン】新車とおすすめの中古車|2023年版

クルマを賢く買う クルマの購入ノウハウ

軽4ナンバーバンカテゴリーにおいて、ライバルのダイハツ ハイゼット カーゴと熾烈な販売競争を繰り広げるスズキの軽バン「エブリイ」。縦置きのエンジンを前席下に置き、後輪を駆動するキャブオーバーのFRレイアウトもハイゼット カーゴと同じ。人気を二分するロングセラー軽バンの魅力を探ります。

スズキの軽バンの種類と特徴

初代は1964年にデビューしたスズライト キャリイバンが7代目まで続いた後、1982年にキャリイバン「エブリイ」に名称変更。エブリイの車名になったのは1985年の8代目から。

現行モデルは2015年にフルモデルチェンジした12代目で、フロントにボンネットを設け、前輪を前方に移動した「セミキャブオーバー」スタイルになったのは1999年に衝突安全性の向上を目的として改定された軽自動車の新規格に合わせてフルモデルチェンジした10代目から。エンジンを前後の車軸の間に搭載する「リアミッドシップレイアウト」も歴代モデルが継承していて、静粛性と運動性能の向上に寄与しています。

2018年6月には初代モデルのデビューから53年6ヵ月で累計販売台数300万台を達成。スズキの屋台骨を支えるロングセラーとして進化を続けています。

商用車規格のみだったエブリイに乗用車規格のワゴンが加わったのは1999年。エブリイより90mm後ろに後席を取り付けて足元スペースを拡大し、後席にもリクライニング機構とセンターアームレストを設定。全車ターボエンジンを搭載するなど、動力性能にゆとりのある上級志向の軽ワゴンに仕立てています。

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[スズキの軽バン]エブリイ

2015年2月にフルモデルチェンジした12代目の現行エブリイ。登場時は軽キャブバンクラストップの荷室サイズと低燃費を誇り、クラス初の衝突被害軽減ブレーキをはじめとする先進安全技術が採用されました。

エンジンはNA(自然吸気)・ターボともに吸気VVT機構を採用したR06A型を搭載。太い中定速トルクにより積載時でもスムーズな走行性能を実現しています。トランスミッションは5速MTをベースに、クラッチとシフト操作を自動化したオートギアシフト(AGS)搭載車をNA車に設定。電子制御による優れた燃費性能、MTベースの力強い走破性、ギア比の最適化による高い登坂性能、高速走行時の高い静粛性など、軽バンの用途に最適化したトランスミッションとして期待されました。

なお、ターボ車に設定した4ATは、中速域における扱いやすさの向上が図られ、トランスミッションのトルク容量を最適化しています。さらに、高張力鋼板の使用範囲を増やしたボディをはじめ、エンジン、足回り、電装部品など、車両全体で40㎏の軽量化(5MT車。先代モデルとの比較)を実現しています。

2022年4月の一部仕様変更では、エブリイの4AT車に停車時のアイドリングストップ機能を追加。PCグレードにも最上級グレードのJOINと同様にスズキ セーフティ サポートが標準装備になり、JOINにはディスチャージヘッドランプを標準装備とするなど、安全装備の充実を図りました。

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[スズキの軽バン] 狙い目の中古車

10代目 ジョイポップ エアロターボ 1999年式

同世代のジムニー(JB23)と同じく、スクエアな現行型に比べて丸みを帯びているのがこの時代のスズキの軽自動車のデザイントレンド。角ばった現行型に比べてスタイリッシュな印象を受けます。ハイルーフ全車にエアコンが標準装備され、ターボエンジン搭載車は全車パワーステアリング、ステレオ、パワードアロック、キーレスエントリーを標準装備しています。中古車市場でのタマ数はとても少ないものの、ボディ形状を活かしてワーゲンバス風のカスタムを施したものや、外装をオールペンしたものが見受けられ、カスタムのベース車にするのも良さそうです。

11代目 JOINターボ 2010年5月以降

全車にインパネシフトを採用して前席左右のウォークスルーを可能にした11代目。現行モデルに通じるスクエアなデザインに刷新され、今でも古さを感じさせません。短命に終わった10代目に比べ、11代目のモデルライフは2005年から2015年までの10年間で、一部改良を重ねてモデル末期まで商品力を保ち続けました。

中古車の狙い目は2010年5月の一部改良後のモデル。特にターボ車はエンジンの圧縮比を高めて燃費が0.2km/L向上。ターボチャージャーの効率アップで中低速トルクが増え、街中で扱いやすくなるなど、ダイナミック性能に磨きをかけています。中古車の流通台数は豊富ですが、2013年式で走行距離9万kmの物件が50万円と高値をキープ。NAとの価格差が少ないので、ターボで走行距離の少ない物件と出会えればラッキーです。

12代目 JOIN AGS搭載車 2016年3月以降

スタイリング的には11代目のキープコンセプトともいえる現行の12代目。パッケージング的には荷室の長さ、幅、高さ、床面長やバックドア開口部の高さと幅など、積載性に関わるすべての項目でクラストップを実現しています。

メカニズムのトピックはNA車に設定されたAGS(オートギアシフト)搭載車。アルトワークスにも設定されたMTベースのトランスミッションで、2ペダルながらMT感覚のダイレクト感あふれるシフトフィールを楽しめます。

AGS搭載車を狙うなら一部仕様変更で2速発進モードが標準装備になった2016年3月以降のモデルがおすすめ。空荷や軽積載時、少人数乗車時にスムーズな加速と快適な乗り心地を実現するのと同時に、クリープ時の推進力も強化され、発進や低速時の使い勝手が向上しています。

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【まとめ】キープコンセプトのデザインは軽バン界の200系ハイエース!?

10代目の曲面デザインからオーソドックスなスクエアボディに刷新された11代目、その流れをくむ現行12代目まで、20年近くスタイリングが変わらないエブリイは超ロングセラーの1ボックス、200系ハイエースにも通じるものがあります。ゆえに、値段のこなれた11代目の中古車をベースに流行りのバンライフ的なカスタムを施しても映えるし、ノーマルのままでも古臭さを感じさせません。ジムニーと同様に流行り廃りとは無縁の、飽きの来ない相棒になるはずです。

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※この記事は、2023年1月時点での情報で執筆しています。

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