軽トラの4WDはなぜ最強?5万円の中古は大丈夫か?

クルマを賢く買う クルマの購入ノウハウ

豊田章男氏が会長を務める、一般社団法人日本自動車工業会(JAMA)が発表した2021年度軽自動車の使用実態調査の中で、軽トラ販売の62%が4WD車だったと伝えられていました。「軽トラ最強説」はなぜなのか?4WD+ATの組み合わせは大丈夫なのか?5万円の中古軽トラ4WDは問題ないのか?についてお答えします。

軽トラの4WDはなぜ最強といわれるのか?

軽トラは、重たい荷物を積んで不整地を走ることを想定して設計されています。このため、最低地上高がSUV並みに確保(現行モデルのスズキ キャリイ、ダイハツ ハイゼットはともに160mmの最低地上高)されて、悪路走破性に優れています。また、堅牢性の高さも最強といわれる所以です。

また、リアサスは、構造が単純で頑丈なリジット式リーフスプリングを採用していることも最強といわれる理由です。このサスペンション方式は、100年前のクルマにも採用され、現在もトラックのサスペンションの主流となり続けている、耐荷重性と耐久性において完成された足回りとなっています。

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さらに、軽トラの4WDより車には、軽乗用車には設定されていない、パートタイム4WD(手動切り替え式)や、副変速機(ハイ・ロー2段の)を備えたモデルがラインナップされ、ブレーキLSDを装備するなど、悪路走破性をさらに高めた仕様が設定されています。

軽トラは、2シーター(2人乗り)の後輪駆動がベースで、このスペックだけを見るなら、さながらスポーツカーです。過去には、ミッドシップ(エンジンが前輪と後輪の間に位置する)のホンダ アクティ トラックや、RR(リアエンジン・リアドライブ=後輪駆動)のスバル サンバー トラックといった、フェラーリやポルシェをほうふつとさせる構造をもったモデルがありました。サンバーは「農道のポルシェ」の愛称がつき、これに対抗するかのようにアクティは「農道のフェラーリ」などと愛好家から呼ばれていたのはこのためでした。

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ダイハツ ハイゼット トラック(現行モデル)。OEM車に、トヨタ ピクシス トラック、スバル サンバー トラックがある。

ATの4WD軽トラの耐久性は?

前項で述べたとおり、軽トラのリアサスペンションは、耐久性に優れるリーフスプリングが採用されています。重い荷物を乗せたときの安定性はとても高くなりますが、空荷では後輪が跳ねてしまうクセがあります。

後輪が跳ねて着地したとき、タイヤにはトルク(回転する力)が加わり、ドライブシャフト、プロペラシャフトを経由してその強いトルクがトランスミッションへ伝わります。このトルクが逆流してトランスミッションへ入力されても問題のない耐久性を持つトランスミッションが必要となります。

4WDのAT車でも、その点はしっかりと考慮されていますので、耐久性の心配は無用です。

ちなみに、軽トラのAT車は、これまでトルコン式ステップ式ATとなっていましたが、2021年12月にマイナーチェンジされたダイハツ ハイゼット(OEMのトヨタ ピクシス トラック、スバル サンバー トラックを含む)には、軽トラ初のCVTが採用されました。ダイハツの開発担当者の話では、これまで軽トラにCVTを搭載するのは不可能だと考えられていたが、駆動輪から入力されるトルクを切断するクラッチを設け、全体的な耐久性向上させることで、軽トラ用CVTの開発に成功したとのことです。

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スズキ キャリイ KC農繁

5万円の中古軽トラは買って大丈夫?

結論からいえば、車検に通るレベルの状態であれば、たとえ5万円の中古軽トラでも買って問題はないでしょう。

ただ、金額が金額ですので、買った後のメンテナンスをお忘れなく。内外装はボロボロでも、エンジン、トランスミッション、ブレーキといった、走る・曲がる・止まるというクルマの基本性能部分がしっかりとしていることが肝心です。

スズキ キャリイ(現行モデル)。OEM車に、日産 NT100クリッパー、マツダ スクラム トラック、三菱 ミニキャブ トラックがある。

軽トラの2WD・4WDどっちがいい?

操縦安定性の面でいえば4WDとなります。これは、どんなクルマも2WDより4WDよりのほうが、操縦安定性が優れているからです。不整地を走ることが多い軽トラは、ぬかるみにはまっても自力で脱出できるような仕様を装備したグレードが、どのメーカーも基本的にあります。

軽トラを買っても農道を走らないよ、街乗り中心だよ、という方はもちろん2WDを選んで問題ないでしょう。しかし、どうせ軽トラを買うなら、使わなくても4WDを選んでおいたほうがリセールバリューも高くなるのが基本ですので、迷ったら4WDで正解でしょう。

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※この記事は、2023年1月時点での情報で執筆しています。

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