ガラスコーティングを自分でできないのかと考える方は多いのではないしょうか。今回は、一度の施工で長期間ボディの輝きが持続するガラスコーティングについて紹介します。
ガラスのカーコーティングを自分でする難易度
カーコーティングの中でも比較的長持ちするものは高額となることが多く、自分で施工ができたら安く仕上げられるのではないかと考えてしまうでしょう。しかし、ガラスコーティングの施工はとても難しく、コーティングした後に乾燥させる施設の確保も大変です。ここではガラスコーティングの難易度とほかのカーコーティングとの違いを解説します。
ガラスコーティングは特に難しい
カーコーティングの中で特に効果が高いガラスコーティングは、作業の難易度も高いです。ガラスコーティングの作業工程は大きく分けて3段階。洗車、下地処理、コーティングの順番で行います。
重要なポイントは、コーティングした後に乾燥させる場所が確保できるかです。コーティングを硬化させるためには、雨露をしのげる車庫が必要となります。コーティングの大敵は水気で、少なくとも1日は湿気のない場所で硬化させる時間を作らなければいけません。車庫といっても、クルマ1台しか入らないようなサイズでは作業できず、大きめの車庫や倉庫を確保する必要があります。しかし、大きめの車庫を持っている方は少ないでしょう。その上、汚れやチリが付着しないように対策もしなければなりません。
また、コーティング剤を塗り込むときに塗り残しや拭き残しがあると白いムラになってしまいます。ムラを直すためには、コーティングを剥離させ再度コーティングを塗り込む必要があります。
このようにガラスコーティングは自分で行うには難易度が高い作業となっています。
ほかの種類のカーコーティングとの違い
ガラスコーティングとほかのカーコーティングとの違いは材料費の高さや施工時間です。
自分でも施工できるポリマー系コーティングは手軽にできるワックスコーティングの延長線上にあるもので、シリコンやフッ素などのポリマー(有機化合物)でコーティングをします。安く短時間で施工が可能ですが、ボディの輝きが持続させる期間は長いもので6ヵ月、多くは2〜3ヵ月と短期間です。
一方でガラスコーティングはポリマー系コーティングよりも熱や紫外線に強く、ボディの輝きが数ヵ月から数年間持続します。しかし材料費が高く、施工に時間がかかり大変です。こうした理由からガラスコーティングは信頼ができる業者に依頼したほうが良いとされています。
自分でできるガラスカーコーティングをする方法
ガラスコーティングを自分で行う際には適切な温度と湿度、さらに密閉空間に近い環境を用意する必要があり、非常に手間がかかります。どうしても自分でコーティングをしたいと考える場合は、ここで紹介する道具や施工手順を参考に検討してみてください。
ガラスコーティングをするために用意する物
ガラスコーティングには次の物が必要です。
・ボディの汚れを落とすための洗車用品や除去剤
・拭き取り用クロス(マイクロファイバークロス)
・ガラスコーティング剤
塗装面には鉄粉や水染みなどが付いており、コーティングをする前にきれいに落とさなければならず、洗車用のカーシャンプーや除去剤があると便利です。
また、ガラスコーティング剤には親水性と撥水性の2種類があり、用途や保管場所によって使い分けます。
親水性ガラスコーティングは屋外に駐車することが多い方やブラックやレッドなど濃い色のボディカラーのクルマに施工する方におすすめです。汚れづらく、雨染みが付着しづらくなるなど、洗車の頻度を減らせることが特徴です。
撥水性ガラスコーティングは、普段ガレージなどの屋内に駐車する方や月に2〜4回ほど洗車する方、水はじきを楽しみたい方におすすめです。
なお、撥水性ガラスコーティングはボディカラーの濃淡にかかわらず使用できます。ただし、洗車の頻度は親水性と比べて多くなる点に留意しましょう。
材料と道具はカーショップやホームセンターで購入できます。
ガラスコーティングの施工手順
道具を用意したら実際にコーティングに取り掛かります。ここからは、ガラスコーティングの施工手順を詳しく紹介します。
(1)洗車
最初にボディの汚れをカーシャンプーなどの洗車用品で落とします。ワックスや花粉、黄砂、排気ガスなどの油性系の汚れは弱アルカリ性のカーシャンプーが有効ですが、洗浄力の強い製品も多く、ボディに悪影響を及ぼすこともあります。そのため、ガラスコーティングの際にはコーティング面への負荷が少ない中性のカーシャンプーの使用を検討しましょう。
(2)鉄粉除去や油膜取りを行う
ボディ上の異物は仕上がりを左右する要素です。鉄粉や油膜が残っているときれいなコーティングができません。洗車で取り除けなかった部分は除去剤や鉄粉除去スポンジを用いましょう。
(3)研磨や脱脂を行い表面を整える
シリコンオフやIPAなどを用い塗装面の脱脂作業をすると、よりコーティング被膜が塗装面に密着しやすくなるためおすすめです。さらにこだわるのであれば、超微粒子コンパウンドや極細粒子のコンパウンドでポリッシュ加工をするとスクラッチ傷(小傷)を消すことができ、新車時のような光沢を出すことができます。
(4)コーティング
コーティングに適した温度は15~30℃ですが、直射日光がボディに当たるとかなり高温となるためすぐにコーティング剤が硬化してしまいます。テントやシートを張ったり屋内で作業したりと対策を行いましょう。コーティング作業に向いている季節は春と秋で、湿気の多い梅雨時期や雨天時の施工は避けるほうが無難です。
ここまでガラスコーティングの施工について解説しました。自分でカーコーティングをすることも可能ですが、硬化させる場所や条件が良いところでないと完成度が低く効果に不満を感じるケースも多いです。そのため、整備工場などのプロに依頼したほうが安心できるでしょう。
ガラスのカーコーティングを業者に依頼するメリット
どんなに良いコーティング剤を使用しても、その効果を100%引き出すためには技術と設備が必要です。整備工場やカーコーティングを専門とする業者は高い技術と設備がそろっており、納得のいく施工が可能です。また、専門業者のそのほかのメリットについても紹介します。
愛車に合った確実な仕上がりを期待できる
整備工場やコーティング専門業者には豊富な種類のコーティング剤があり、予算や希望に合あわせた最適なカーコーティングが選べます。
専門業者の確かな技術で施工されるため、自分で行うよりも効果が高く、さらに持続期間も長くなります。
手間や時間がかからない
自分でコーティングする場合は、道具やコーティング剤を用意することから始めるため、費用がかさむ傾向にあります。また、施工時間や硬化時間が想定以上にかかるケースもあります。費用や時間を考慮すると、専門業者に任せたほうが費用対効果が良い場合が多いです。
おすすめのガラスコーティング(カーコーティング)はカープレミアにご相談ください
クルマに関する知識が豊富な「カープレミア」なら高い技術力が必要なガラスコーティングも安心して相談することができます。ここでは「カープレミア」の魅力を紹介します。
確かな技術でカーコーティングをしてくれる
「カープレミア」は確かな技術を持った整備士が対応するため、質の高い施工が可能です。自分でカーコーティングを行うよりも手間や時間をかけずに済むでしょう。また、メンテナンス、定期点検のサービスも充実しており、施工後も安心してカーライフを送ることができます。ガラスコーティングの効果が薄くなる前に再度コーティングの依頼をしましょう。
まとめ
今回はガラスコーティングについて、種類や施工方法などを紹介しました。カーコーティングを専門業者で施工すればボディの光沢や効果が長く持続します。安心のガラスコーティングの施工なら「カープレミア」にご相談ください。