今でも色あせない先代モデルたち〜スズキ ジムニー【買えない現行型より買える旧型!】

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半導体不足や世界情勢など複合的な理由で、新車の納期が深刻化しています。車種によっては1年以上、中には受注を停止している、なんてケースも。そこでおすすめなのが中古車です。現車が店頭にある中古車ですから、納車はあっという間。また、新車よりお手頃な価格で手に入れることができます。我慢して新車を待ち続けるより、すぐ手に入る中古車を買って、いち早く新しいカーライフを始めてみませんか。

【現行型ジムニーの現状】新車は1年以上待ち、現行型の中古車はプレミアム価格

今回おすすめする中古車はスズキ ジムニーです。2018年7月に登場した現行型は、ラダーフレームにFRレイアウト、副変速機付きパートタイム4WD、3リンクリジッドアクスル式サスペンションといったジムニー伝統の車体構成を継承した4代目。

このサイズでこれだけの悪路走破性は他に並ぶものがなく、「ジムニーにしか行けない道がある」といわれるほどです。しかも、旧型に比べてスッキリとしたスクエアなボディとなったことで人気に拍車がかかり、現在納車待ちは1年以上といわれています。

さらに新車の納車遅れを背景に、現行型の中古車も高騰。新車価格より高いのは当たり前というプレミア価格になっています。

ならば現行型の中古車よりも安く手に入って、すぐに乗れる旧型で新しいカーライフを楽しんではいかがでしょうか。

旧型も「ジムニーにしか行けない道がある」といわれたほどの高い性能を誇ります。その性能が十分高いかどうか判断するためにも、まずは現行型ジムニーがどんなクルマなのか、おさらいしてみましょう。

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【現行型ジムニーの概要】高い悪路走破性はさらに磨きがかけられ、安全性能も向上した

 

2018年7月に現行型(4代目)へとフルモデルチェンジしたジムニー。先述の通り、ラダーフレーム構造やFRレイアウト、副変速機付きパートタイム4WD、3リンクリジッドアクスル式サスペンションという歴代ジムニーの伝統を継承した軽自動車の本格派オフローダーです。

継承といってもラダーフレームは新たに開発され、ブレーキLSDトラクションコントロール(全車標準装備)が採用されるなど、悪路走破性能はさらに磨きがかけられています。

またこの4代目から「スズキ セーフティ サポート」が用意されたのもトピックです。今や備わっていて当たり前になった衝突被害軽減ブレーキはもちろん、車線逸脱警報機能、ハイ/ロービームを自動で切り替えるハイビームアシストなども用意されています。

ラゲッジの使い勝手も向上。一部グレードを除きリアシートバックとラゲッジ床が樹脂化されたので、濡れたり汚れたりしているものを入れても、掃除が簡単になりました。小物を入れておくのに便利なラゲッジ床下BOXも設定されています。

ジムニー4代目インパネ

搭載されたエンジンは660ccのターボのみ。トランスミッションは5速MTまたは4速ATが選べます。

2021年8月に一部改良が行われ、スズキセーフティサポートを装着していない車にもオートライトシステムが搭載されたほか、4速AT車にアイドリングストップ機能が備わりました。

ジムニー4代目インテリア

2022年には5速MT車にもアイドリングストップ機能が備わりました。

デビュー時の車両本体価格は148万5000〜208万4500円です。

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【現行型ジムニーの中古車概要】台数は豊富だが、価格は新車時より高い中古車がほとんど

原稿執筆時点で発売から約4年半経ち、中古車台数は約1600台と豊富です。そのうち約3割が届出済済未使用車(いわゆる新古車)で、平均走行距離は約9000kmですから、コンディションも期待できる中古車がほとんどです。

ただし、届出済未使用車は新車時価格より高く、走行距離5万km超でも新車時価格より高い中古車もあるなど、納車の長期化を背景にかなりのプレミアム価格となっています。

【旧型ジムニーの概要】アウトドアだけでなく街にも映えるデザインとなった最強オフローダー

1998年10月デビュー時

新軽自動車規格でボディサイズが拡大

1998年10月に登場した3代目(旧型)ジムニー。まだ「SUV」ではなく「クロスカントリー」と呼ばれていた当時、アウトドアだけでなく街にも映えるデザインが追求され、現状歴代の中では唯一丸みを帯びたフォルムが採用されました。またフロントグリルとボンネットが一体化しているのもデザイン上の特徴の1つです。

街乗りも意識したエクステリアといっても、このクルマの本質である悪路走破性は高められていて、歴代同様にこのクラスで並ぶものはありません。新たに設計されたラダーフレームをはじめ、3リンク式コイルリジットサスペンション、FRレイアウト、副変速機付きパートタイム4WD、3リンクリジッドアクスル式サスペンションという伝統はしっかりと受け継がれ、磨きがかけられました。

またデビューのタイミングは軽自動車の安全性向上を目的に軽自動車規格が改定され、現在のように全長3.4m以内×全幅1.48mに改められた時でもあります。当然3代目もこの新基準に適合したサイズとなりました。

搭載されたエンジンは660ccターボのみ。これに5速MTか4速ATが組み合わされました。

2002年1月にフェイスリフトが行われ、フロントグリルとボンネットが分かれて、フロントグリルは縦スリットに代わり横バーが備わるデザインが採用されました。合わせてインタークーラーの大型化などにより、低速時のトルク感が高められています。

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2004年に2WD⇔4WDの切り替えをボタン式に変更

2008年6月に発売された特別仕様車「ランドベンチャー」。専用グリルが与えられている

2008年6月に発売された特別仕様車「ランドベンチャー」

2008年6月に発売された特別仕様車「ランドベンチャー」

2008年6月に発売された特別仕様車「ランドベンチャー」

2004年10月の改良では、2WD/4WDを切り替える副変速機がレバー式からインパネのスイッチ式に改められました。同時にAT車はゲート式シフトが採用されました。

2008年6月にエンジンのシリンダーヘッドが改良され、加速感と使いやすさの向上が図られました。

2012年5月には衝突時の歩行者頭部への衝撃を緩和するため、フードの高さや構造が変更されています。

その後、大きな改良が行われることもなく2018年7月に4代目(現行型)へとフルモデルチェンジしました。

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【旧型ジムニーの中古車概要】総額100万円でも走行距離5万km未満を狙うことができる

約20年というロングライフモデルのため、当記事執筆時点で見ると大手中古車検索サイトの掲載台数は約2200台と豊富です。平均価格は約94万円と100万円を切っており、価格帯は10万円以下のものから220万円まで幅広くなっています。

平均走行距離は約8.8万kmで、10万km超は約4割あり、5万km未満は2割ちょっとという割合です。

車両本体価格200万円以上の高額車は、リフトアップをはじめカスタムされた車がほとんど。全体的に年式を考えるとやや高めですが、それでも走行距離5万km未満が支払総額100万円で十分狙えます。

【旧型ジムニーのおすすめ中古車】ガシガシ使い倒したくなる特別仕様車「クロスアドベンチャー」

道なき道を突き進んでいける悪路走破性を備えているジムニー。渓流釣りやソロキャンプなど、それぞれの趣味やライフスタイルに合わせた使い方が考えられますが、アウトドアでこのクルマを使うのであれば「クロスアドベンチャー」がおすすめです。

2012年5月から設定されていた特別仕様車で、当時スズキと関係が深かったスポーツブランドのサロモン社が、ヨーロッパを中心に開催していた過酷なアドベンチャーレースの名前が車名となっています。つまり、ジムニーの中でもスポーティかつアクティブなモデルとして設定されたクルマというわけです。

そのため前席シート地には撥水・透湿・消臭機能を合わせ持つ「カプロンソフト」が採用されていて、汚れたウェアでそのまま座っても、後の掃除も簡単です。さらに前席にはシートヒーターも備わります。

一方でシートは黒地に赤いステッチが入れられるなど、内外装にスポーティな演出が施されています。走行距離5万km未満で支払総額120万円から狙えます。

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【まとめ】人と違うものを選びたい人にもおすすめ

驚異的なヒットモデルとなった現行型ジムニーですが、これだけ流行すると「人と同じものはちょっと……」と感じる人も出てくるはず。現行型は新車がいまだ長期の納車待ち状態ですし、届出済未使用車はノーマルの状態で新車より50万円以上高いものもあるほど。1年以上という時間をお金で買うと考えるならこの選択もありですが、ジムニーらしい走りを楽しむなら旧型も十分選択肢になるはずです。

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※この記事は、2023年3月時点での情報を元に執筆しています。

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