「トヨタ ルーミー (初代・2016年~)」人気のスライドドア付きトールワゴン市場にトヨタブランドで参入したダイハツのOEM車【人気モデル購入徹底ガイド】

クルマを選ぶ 車種ガイド

スズキ ソリオ/ソリオバンディットが開拓したスライドドア付きトールワゴン市場。そこに参入するためトヨタが販売したのが、盟友ダイハツが作るトールのOEM車であるルーミーとタンクです。2020年のマイナーチェンジでタンクが廃止され、ルーミーに一本化されています。

【サマリー】後発とトヨタブランドを活かし、クラストップの販売台数を記録

コンパクトながら背が高いため室内が広く、後席に両側スライドドアを備えたトールワゴン。スズキ ソリオ/ソリオバンディットが開拓した市場ですが、ここに2016年に参入したのがトヨタ ルーミーとタンク、そしてダイハツ トールです。

トヨタの2台はトールのOEM車で、3台はいわゆる兄弟車。結果、デビュー翌年の2017年には販売台数でルーミーがライバルであるソリオを抜いてこのクラスでトップに。全体でも11位となりました。2020年には全体でも6位に入るなど大ヒットしています。

【外観スタイル】ミニバンのような大型グリルを装備し、兄弟車と差別化

ルーミーにはミニバンのような大型グリルを備えるなど、押し出し感の強いデザインが採用されました。一方、兄弟車のタンクはアンダーグリルを大開口とした迫力のあるデザインに。ただし2020年9月のマイナーチェンジでタンクが廃止されると、標準車が従来のタンクのデザインを踏襲しました。

【インテリア】液晶ディスプレイやパノラミックビューが設定された

ワイド感とハイテクイメージを追求したというデザイン。インパネ中央の上部に時計やカレンダー表示機能を備えた液晶ディスプレイが用意されました。また自車を俯瞰で映し出すパノラミックビューも用意され、その映像は液晶ディスプレイかナビ画面に映し出せます。

【走り・燃費】エンジンは1Lと1Lターボの2種類が用意された

エンジンは1Lと1Lターボの2種類。トランスミッションはいずれもCVTで、4WDも用意されました。デビュー時のJC08モード燃費は21.8〜24.6km/L。

【安全装備】スマートアシストは2018年1月にIIからIIIへと進化

デビュー時はダイハツの先進安全運転支援機能「スマートアシストII」が用意されました。2018年11月にはその進化型「スマートアシストIII」が最廉価グレードを除き全車に、2020年9月には改良版「スマートアシストIII」が全車に標準装備されました。

【グレード構成】カスタムグレードや、スマートアシストグレードがある

マイナーチェンジ後に設定された標準車の「G」

デビュー時のグレード構成は、標準車と、エクステリアにメッキ加飾等が追加されたカスタムが用意されました。

その中で1Lエンジンを搭載するグレードはX、G、カスタムG、1Lターボを搭載するグレードはG-TとカスタムG-Tです。

また1Lエンジン搭載車には、スマートアシストIIを搭載する「“S”」が付くグレードが設定されました(例えばX“S”)。なお1Lターボ車には同機能は標準装備されています。

2018年11月に「スマートアシストIII」へと進化した際、「“S”」が付くグレードは「X“S”」のみとなりました。

さらに2020年9月のマイナーチェンジで全車に改良版「スマートアシストIII」が標準装備されたため、「X“S”」も廃止されています。また同時に兄弟車のタンクが廃止され、代わりにルーミーの標準車が従来のタンクのデザインを踏襲しました。

【マイナーチェンジ&改良一覧】改良やマイナーチェンジでスマートアシストが進化

コンパクトながらミニバンのような広い空間と、両側スライドドアを装備して登場したルーミー。1Lと1Lターボ搭載車があり、それぞれにカスタムグレードも用意されました。最小回転半径は4.6mとライバルより小回りが利きます。

ワンタッチで開閉できる両側パワースライドドアが用意されたほか、後席は床に沈み込むように倒せるので、フラットで大きなラゲージを作れたり、容量5Lの脱着式大型センターダストボックスが備わるなど、使い勝手の良さも魅力の一台です。

2018年11月に一部改良が行われ、先進安全運転支援技術の「スマートアシスト」がIIからIIIへと進化。IIと比べて精度が高くなっただけでなく、ハイ/ロービーム自動切替機能や、前後の障害物を検知すると警告音を発してくれる機能も備わりました。

2020年9月:マイナーチェンジ

フロントのデザインやシート形状が変更されました。また、兄弟車であるタンクが廃止され、ルーミーの標準車が「タンク顔」になりました。

装備面ではスマートアシストIIIが改良され、衝突被害軽減ブレーキが同じ方向を走っている二輪車と、夜間の歩行者も検知できるようになりました。合わせて全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールも備わりました。

また、9インチのディスプレイオーディオが全車にオプションで用意され、充電用USB端子が標準装備されました。その他ではキーを持って車に近づくだけで電動スライドドアが開く「ウェルカムパワースライドドア」機能が用意されています。

【ルーミーのおすすめモデル#1】2018年以降のG

ルーミーの利便性や機能を求めるなら、標準車の中核グレードである「G」で十分。中でもスマートアシストIIIが標準で備わる2018年以降のGなら安心です。

エンジンはノンターボの1L。助手席側のみ電動パワースライドとなる廉価グレードのXに対し、Gなら両側とも電動になり、エアコンもオートエアコンになります。またステアリングにシルバー加飾が入るなどインテリアの質感もアップ。さらにサイドミラーにはターンランプも備わります。

なお2020年9月のマイナーチェンジで、スマートアシストIIIはさらに進化しましたが、同時に標準車のフロントマスクは上記写真の大型グリルから旧タンク顔になりましたので、押し出し感の強いルーミー顔がいい人はマイナーチェンジ前を、タンク顔が好きな人はマイナーチェンジ後を狙うといいでしょう。

【ルーミーのおすすめモデル#2】カスタムG-T

見た目も装備も満足したいのであれば、やはり最上級グレードのカスタムG-Tがおすすめです。エンジンは1Lターボですから加速力は十分。またカスタムグレードにはデビュー時からLEDヘッドランプやリアランプが備わり、フロントグリルにはシルバー加飾が入って標準車よりも押し出し感が強くなっています。

さらに他が14インチのところカスタムG-Tは唯一15インチを履きこなします。装備面でも最上級グレードらしく、当初からスマートアシストIIを装備し、両側パワースライドドアや撥水加工付きシート地を標準装備するなど充実しています。インテリアもメーターパネルやセンタークラスターなど、所々にシルバー加飾が入ります。

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【まとめ】ライバルを研究して生まれただけに購入後の満足度は高いはず

ライバルを研究して登場しただけに、商品力の高いルーミー/タンク/トールの3兄弟。ヒットしているのもうなずけます。購入後の満足度はきっと高いでしょう。

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