660ccという軽自動車規格のガソリンエンジンで、JC08モード燃費30.0km/Lというハイブリッドカーに匹敵するような低燃費を実現した軽自動車。ハイブリッドカーや電気自動車よりも手頃な価格でエコカーを実現したダイハツの意欲作です。
30.0km/Lという低燃費を79万5,000円という低価格で実現
ハイブリッドカーでも電気自動車でもない、第3のエコカーとして登場したのが初代ミライースです。
高価なハイブリッドシステムやリチウムイオンバッテリーを搭載しては価格が一気に高くなるため、既存のガソリンエンジンの効率化やボディの軽量化などにより、JC08モード燃費30.0km/Lという低燃費を実現。価格は79万5,000円からという軽自動車らしいお手頃な設定になっています。
発売翌年にはミラシリーズを軽自動車販売台数1位に押し上げる原動力となりました。
エコイメージが感じられる先進的なスタイリング
「スマート・エコスタイル」をデザインコンセプトに、シンプルな造形で、エコイメージが感じられる先進的なスタイリングが採用されました。また低燃費化を実現するため、空気抵抗の少ないシルエットや面が採用されています。エコイメージを想起させる葉っぱをモチーフにした専用エンブレムがフロントグリルに備わります。
先進的なデジタルメーターが採用された
エクステリア同様、インテリアもシンプルさが追求されましたが、新時代の軽自動車であることが感じられるよう、ツートーンカラーやエッジの効いたラインなどが採用されています。また上級グレードには先進的なデジタルメーターも用意されました。
燃焼効率が高められた660ccエンジン
燃焼効率が高められた660ccエンジンにはアイドリングストップ機構が備わり、動力伝導効率が高められたCVTが組み合わされます。また各部位の軽量化によってミラより約60kg軽いボディが与えられ、減速エネルギー回生機能も備わります。
JC08モード燃費は2WDが30.0km/L、4WDが27.0km/L。その後もたびたび低燃費化が図られ、最終的に2WDで35.2km/Lまで達しました。
マイナーチェンジで「スマートアシスト」が用意された
デビュー時には衝突被害軽減ブレーキはありません。運転席&助手席エアバッグや、車両姿勢安定機能のVSCがグレードによって標準またはオプションで備わりました。2013年8月に先進安全運転支援機能「スマートアシスト」が採用されました。
装備の充実度によってグレードが分けられた
600ccのノンターボエンジン×CVTという基本性能は同じで、装備の充実度によって2WDが4グレードに、4WDは2グレードに分けられました。デビュー時の車両本体価格は79万5,000円~122万円。
【マイナーチェンジ&改良一覧】ライバルとの低燃費競争が度々繰り広げられた
30.0km/Lという低燃費でデビューしたミライース。
2012年5月に上級グレードのGとGfに後席ヘッドレストが標準装備されました。合わせて4WDに100万円を切るグレード「Lf」が設定されたほか、ヘッドライトやリアランプのデザインが一部変更されています。
ライバルとの燃費競争を制し、軽No.1の低燃費を達成
実はミライースがデビューしたわずか3ヵ月後の2011年9月に、ライバルのスズキアルトから30.2km/Lというモデル(アルトエコ)が登場。さらにアルトエコは2013年3月の一部改良で33.0km/Lまで達します。
これに対応すべく、ミライース2013年8月のマイナーチェンジで33.4km/Lという低燃費を実現。価格も見直され、74万5,000円からという低価格化も図られました。
また同社初となる衝突被害軽減ブレーキを含む先進安全運転支援機能「スマートアシスト」がミライースにも採用されました。その他内外装デザインも変更されています。
2013年12月にライバルが再び35.0km/Lで抜くと、2014年7月にはミライースも35.2km/Lまで低燃費化が図られました。このようにライバルとの低燃費競争が話題となりましたが、最終的にはこの世代ではミライースの35.2km/Lが最も低燃費となりました。
2015年4月にはルーフにカーボン調のラッピングを施してツートーンボディカラーにするDラッピングが用意されました。
【ミライースのおすすめモデル#1】G SA
グレードを問わずJC08モード燃費が同じミライース。そうなれば後は欲しい装備の有無で選ぶのが正解です。中でも2WDの最上級グレードGは最も装備が充実しているのでおすすめです。
Gに備わる機能には、燃費効率の良い運転をすると照明がグリーンに変化するエコドライブアシスト照明や、各種情報が表示されるエコドライブアシストディスプレイ、マルチインフォメーションディスプレイといった、低燃費が魅力のミライースならではの機能もあります。
またコーナリング時の車両姿勢を制御してくれるVSCなどG(とその4WDであるGf)にしか備わらない機能もあります。その上で、衝突被害軽減ブレーキを含む安全機能「スマートアシスト」がついたG SAなら装備面で不満を感じることはないでしょう。
【ミライースのおすすめモデル#2】X リミテッド SA
2代目へのフルモデルチェンジが目前に迫った2015年4月に登場したのが特別仕様車のX リミテッド SAです。
中核グレードのXに安全機能「スマートアシスト」が備わり、さらにラッピングによるブラックルーフと専用イエローのツートーンボディカラーや、ブラックシート表皮、ブラックのオーディオパネルなど見た目の特別感があるモデルです。
低燃費と手軽な価格で売れたミライースは、中古車台数も豊富。しかしツートーンカラーはこのモデルのみで、レア度も高いのも魅力のひとつ。営業車としても人気の高かったクルマですから、こうした見た目の違いは重要です。
Xは最上級グレードのG同様、マルチインフォメーションディスプレイといった、低燃費運転を楽しめるような機能が備わり、低燃費走行をゲーム感覚で楽しむこともできます。
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必要十分な機能を備えたエコカー
例えば同社のタントやムーヴと比べて、確かに車内空間の広さや装備の充実度でいえばやや劣ります。ですが大人4人で十分出掛けられる広さがありますし、収納も使いやすく、後期型なら衝突被害軽減ブレーキも備わります。その上当時トップの低燃費車なのですから、中古車になってもその魅力はあせることはないでしょう。