「日産 デイズ(初代・2013年~2019年)」日産初のオリジナル軽自動車【人気モデル購入徹底ガイド】

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それまでOEMのみだった日産の軽自動車でしたが、商品企画から開発に携わって世に送りだしたオリジナルは初代デイズが初めてです。当時のクラス最高燃費と軽自動車初搭載技術を携え、2013年にトールワゴン市場へデビューしました。日産初の軽自動車がどんなクルマであったのか、紹介していきます。

三菱との合弁会社で共同開発された

デイズは、日産と三菱が設立した合弁会社「NMKV」が企画から生産まで手がけた、日産としては初となる軽自動車です。

三菱のeKシリーズの兄弟車として開発された戦略車でもあり、ワゴンRやムーヴが盛り上げていた軽トールワゴン市場へ2013年6月に投入されました。当時の最高燃費29.2km/L(JC08モード)をうたい、エコカー減税へ対応。タッチパネル式のエアコン操作パネルや軽初搭載のアラウンドビューモニターなどの最新装備で、ユーザーから支持を得たモデルです。

ノーマルとハイウェイスターの2種を用意

ライバル車と同様に、約1.6mの全高を持つボックス型のトールワゴンフォルムを持ちながら、ボディサイドのプレスラインで躍動感を表現。ラインナップには、ノーマルフェイスとカスタムフェイスの2種類をデザイン違いでそろえていました。

おもな違いはフロントマスクで、ワイド感のあるノーマルに対し、薄型ヘッドライトとクロームグリルでクール感とプレミアム感を演出していたのがカスタム顔のハイウェイスターでした。

軽自動車の常識を超えた高品質な室内

いい意味で軽自動車らしくない、質感の高いインテリアはデイズの魅力のひとつでもあります。

センタークラスターを中心にして弓なりに広がるインパネは、制約の多い軽自動車の室内を広く見せるために役立っています。

そして、一番の特徴はタッチパネル式のエアコン操作パネル。ピアノブラックに仕上げられ、登録車のコンパクトカー以上のクオリティで仕上げられています。

クラストップの低燃費性能

新開発された3気筒エンジンに副変速機付きのCVTを組み合わせ、29.2km/Lの当時クラストップの燃費を実現しました。アイドリングストップは停止する前13km/h以下になると作動し、燃焼効率の向上やフリクション低減なども行われています。

ボディは高張力鋼板と超高張力鋼板をボディの50%以上に使用し、軽量化と高剛性を両立させました。

軽初採用のアラウンドビューモニター

ボディの前後と左右4ヵ所に設けたカメラの映像を使い、車両の周囲を見下ろしたように見せる、アラウンドビューモニターを軽自動車で初めて採用しています。急ブレーキ時やABS作動時にハザードランプを高速点滅させることで状況を後続車両に知らせる、エマージェンシーストップシグナルは、全車に標準装備されました。

ターボ車はハイウェイスターのみに設定

2つのフロントフェイスそれぞれにFFと4WDが設定され、ハイウェイスターの最上級グレードにのみターボエンジンが用意されます。グレード数は全部で12。FF車にのみベーシックグレードのJとハイウェイスターJが追加されています。

価格帯は106.8~156.8万円。全車トランスミッションはCVTとなっています。

【マイナーチェンジ&改良一覧】ADASが改良の度にアップデートされる

一部改良やマイナーチェンジでは、おもに当時話題となっていた先進安全支援システム(ADAS)が充実していっています。サポカーという国の政策もあり、さまざまな装備が標準装備化していきました。マイナーチェンジは2015年10月に行われ、一部改良は随時実施されています。

緊急自動ブレーキを標準装備化

デイズに緊急自動ブレーキが標準装備化されたのは2015年ですが、実はその前年2014年の12月に登場した特別仕様車に、先行して装着されていました。「Vセレクション+Safety II」と名付けられた特別仕様車は量販グレードのXとハイウェイスターXをベースに、アラウンドビューモニターとエマージェンシーブレーキ、踏み間違い防止アシストを標準装備。そして、通常グレードにはこれらをオプション設定していました。

そして2015年10月、上記3つのアイテムにVDC(ビークルダイナミックコントロール)を加えた先進安全装備をすべて標準化するマイナーチェンジを実施しました。さらに、軽自動車初となる、ヘッドライトのハイビームアシストも新設定されています。

このほかでは、ハイウェイスターのフロントグリルや、リヤコンビネーションランプを新デザインへ変更。シート表皮やカラーにも小変更が施され、さらに上質な仕上がりとなっています。

グレード構成は変わらず、価格帯は115~168.5万円に設定されました。

ADASが歩行者にも対応する最新型へ

2018年5月に行われた一部改良では、ADASのセンシングがレーザーレーダー方式からカメラ式へ変更され、緊急自動ブレーキの性能を向上させています。10~60km/hでは歩行者対応となり、踏み間違い防止アシストも軽自動車初の前進時対応とバージョンアップを果たしました。ハイウェイスターグレードには、車線逸脱警報の機能も追加しています。

これにより、ハイウェイスターは国が定めたサポカーSワイドに対応することとなりました。価格帯はADASレスグレードが新たに設定されたため標準グレードの価格が下がり、108.9~164.2万円となっています。

【デイズのおすすめモデル#1】ADASが最も充実している後期型

年を追うごとにADASが充実していくデイズ。中古車は高年式車を狙うことがセオリーともいえますが、デイズに関してはADASがどんどん良くなっていくので特に意識したほうがいいでしょう。

中でも、2018年に実施された一部改良後のモデルは、対象物を認識するセンシングの方法がレーザーレーダーからカメラ&ソナーへと変わっています。この方法は、2022年現在でも一般的に使用されている最新の方法で、当然性能はよくなっていますので、2018年5月以降のモデルが一番のおすすめとなります。

【デイズのおすすめモデル#2】さらに個性を求めるならライダー

ノーマルとハイウェイスターの2種類のデザインが選べるデイズですが、さらなる個性を求める人には、ライダーという選択肢もありました。

ライダーはアメリカンスタイルのビレットグリルが特徴の、オーテックが手がけるカスタム車両。ディーラーで購入できるカスタムカーなので、車検等も問題なく受けられます。

デイズには初期から設定されていて、マイナーチェンジや一部改良がある度にライダーも改良を受けています。より個性的な外装が欲しい人におすすめの選択です。

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ADASの充実度から後期型がオススメ

トールワゴン市場に上質感という価値観を新たに加えたデイズ。そのクオリティは登録車のコンパクトカーをしのぐものでした。ADASの違いが世代ごとで大きく変わりますので、なるべく後期型の個体を選ぶほうがいいでしょう。

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