ライバル対決「マツダ CX-60(2022年〜)vs トヨタ ハリアー(2020年〜)」国産ラグジュアリーSUV、買いはどっち?

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世界的に人気のSUVの中でも話題を集めているのが、駆動方式にFRを採用し直列6気筒エンジンやPHEV(プラグインハイブリッド)を搭載したプレミアムモデル、マツダCX-60です。一方、日本のプレミアムSUVの第一人者であるトヨタ ハリアーも新たにPHEVを追加しました。今、注目の2台を比較してみましょう。

【外観スタイル】重厚感のあるCX-60に対し、ハリアーはスポーティさを感じさせる

マツダ CX-60

トヨタ ハリアー

CX-60とハリアーは、ともに2〜3Lクラスのエンジンを搭載するミドルクラスSUVに属しています。両車とも全長は4,740mmですがそのイメージは大きく異なります。

CX-60は、全幅1,890mm、全高1,685mmというボリュームのある堂々とした体躯を持ち、CX-5やCX-30と同じく余計なボディラインを配したシンプルな造形を採用しているのが特徴です。また、水平基調の長いボンネットがエンジン縦置きパワートレインであることを表しており、FFベースのライバルたちとは大きく異なる印象を与えます。なお、ボディカラーは7色がラインアップされます。

ハリアーの全幅と全高はそれぞれ1,855mm、1,660mmなのでCX-60よりもややコンパクトですが、流麗でキャビンを絞り込んだスタイリングが躍動感を感じさせます。CX-60と並べればスポーツクーペ風のデザインといえ、歴代ハリアーに共通するプレミアム感や贅沢さをしっかりと感じられるでしょう。こちらのボディカラーは8色となっています。

【インテリア】両車ともプレミアムSUVらしい高い質感を備える

マツダ CX-60

トヨタ ハリアー

インテリアの造形も対照的です。CX-60はマツダ車に共通する横基調のシンプルなデザインで、大型のコンソールがエンジン縦置きのFRであることや、SUVらしい力強さを表現しています。ピアノブラックやクロームメッキ、ブラッククロームの加飾、本革や合成皮革などをふんだんに用いており、質感も十分に満足できるものです。インテリアカラーは、ブラック、グレージュ、ピュアホワイト、タンの4色をグレードにより用意しています。

ハリアーは大型のセンタークラスターを持ち、乗馬の鞍をイメージした幅広いセンターコンソールがボリューム感を感じさせます。CX-60よりも凝った造形で、こちらも本革や合成皮革、メタルブラックやグレーウッド調、ホワイトウッド調パネルを用いて質感を高めています。PHEV専用となるブラック×レッドをはじめ、グレードによってブラック、ブラウン、グレーのインテリアカラーを設定します。

【ラゲッジ】CX-60には4個、ハリアーは3個のゴルフバッグを収納可能

マツダ CX-60

両モデルとも荷室容量の公式データはないですが、CX-60はCX-5と、ハリアーはRAV4と同等とのことなので、いずれも500L以上の容量を備えていると思われます。ただしカタログによると、CX-60はゴルフバッグが4個、ハリアーは3個を収納可能と差があります。これは計測方法の違いのほかに、ハリアーはリアが絞り込まれていることも影響していそうです。

後席背もたれは、ハリアーが一般的な6:4分割式、CX-60は下位グレードを除き4:2:4分割式なので、4人乗車でも長尺物を乗せやすいのはCX-60といえます。電動開閉式のバックドアは両車ともベーシックグレードを除き標準。ハンズフリー機能もハリアーは中上級グレードに、CX-60は電動バックドア装着車には標準となります。

【装備】高い質感だけでなく、新しいインテリアデザインや装備にも注目

マツダ CX-60

トヨタ ハリアー

CX-60で特に注目したいのはインテリアです。質感が高いというだけでなく素材にもこだわっており、例えば最上級のプレミアムモダングレードには、日本の伝統技法である「掛け縫い」という手法を採用しています。メープルの本杢を使うなど、高い質感で定評あるマツダ車の中でも最上級のものに仕上がっています。

ハリアーの装備で特徴的なのが、調光機能を持つパノラマルーフでしょう。これは電動で作動するシェードに加え、ガラス自体の調光機能により透過と調光を一瞬にして切り替えられるものです。透過状態なら一般的なサンルーフのように外が見え、調光状態なら障子のような柔らかい光が得られます。音声認識での操作にも対応したこのルーフは、最上級のZグレードにオプション設定されています。

かたやインテリアの素材や造形、かたや装備と異なりますが、いずれも和のテイストを取り入れているという共通点があります。

【先進安全装備】基本装備はどちらも充実しているが、機能ではハリアーが一歩リードか

トヨタ ハリアー

いずれも最新モデルらしく、先進安全装備は充実しています。歩行者や自転車も検知する衝突被害軽減ブレーキや、前後方向に対応する誤発進抑制機構、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールや車線の中央を走る車線維持機能、後側方を走る車両を検知して知らせるブラインドスポットモニター、対向車や先行車の位置によりハイビームの照射範囲を変えるアダプティブハイビーム、交通標識を認識するロードサインアシストなどは両車とも装備しています。

ハリアーのPHEV車には、車両上方から見たような映像で周囲を映すパノラミックビューモニターに、車両を透かして周囲を見たような床下透過表示機能を追加。デジタルインナーミラーは前後方向の録画機能(ドライブレコーダー)が備わります。また、交差点の右折時に対向する直進車や横断する歩行者との衝突を回避するプリクラッシュブレーキも装備しています。

CX-60は、運転者の異常を検知すると車両を減速・停止させるドライバー異常時対応システムを用意しています。なお、緊急時に自動で通報を行うヘルプネットは両車に装備されています。

【パワートレイン】CX-60は国産乗用車唯一となる直列6気筒ディーゼルエンジンを採用

マツダ CX-60

マツダ CX-60

振動が少なく滑らかな回転が得られる直列6気筒エンジンは、長く高級車の証とされてきました。しかし、衝突安全基準が厳しくなるにつれクラッシャブルゾーンの確保が必須となり、さらにFF車が一般化するにつれ採用車種が減少。現在、乗用車に採用しているのはBMWとメルセデス・ベンツくらいです。

マツダは新開発のFRプラットフォームとともに、この直列6気筒のディーゼルエンジンをCX-60に搭載しました。排気量は3.3Lで、通常のディーゼル仕様(最高出力231馬力/最大トルク51kgm/WLTCモード燃費18.3〜19.8km/L)のほか、マイルドハイブリッド仕様(254馬力/56.1kgm、モーターは16.3馬力/15.6kgm、21.0〜21.1km/L)も用意しています。

さらに2.5Lガソリン(188馬力/25.5kgm/13.0〜14.2km/L)と、急速充電にも対応したマツダ初となる2.5LガソリンエンジンベースのPHEV(スペック未発表)もラインナップ。組み合わされるトランスミッションはトルコンレスの8速ATで、駆動方式はガソリンとディーゼルは2WD(FR)と4WD、マイルドハイブリッドディーゼルとPHEVは4WDを用意しています。

ハリアーのエンジンは、発売当初は2Lガソリン(171馬力/21.1kgm/14.7〜15.4km/L)と2.5Lガソリンハイブリッド(エンジン178馬力/22.5kgm、モーターは前120馬力/後54馬力、21.6〜22.3km/L)の2つでしたが、2022年9月に共通のプラットフォームを採用するRAV4と同じく2.5LガソリンPHEV(エンジン177馬力/22.3kgm、モーターは前182馬力/後54馬力、20.5km/L)を追加しました(急速充電には非対応)。

駆動方式は、ガソリン車とハイブリッドがFFと4WD、PHEVは4WDのみ。トランスミッションはガソリン車がCVT、ハイブリッド/PHEVは電気式無段変速機となります。

【価格】エントリーグレードながらCX-60の200万円台の価格設定は驚き

マツダ CX-60

トヨタ ハリアー

2台の価格帯は、CX-60が299万2,000円(25S Sパッケージ)から584万6,500円(PHEV エクスクルーシブモダン)まで、ハリアーは312万8,000円(S)から620万円(ZのPHEVモデル)まで。CX-60の方が若干安価になっており、2.5Lガソリン仕様のFR車が200万円台という価格設定には驚かされます。

CX-60のグレード構成は、2.5Lガソリンが25S Sパッケージ/Lパッケージ/エクスクルーシブモード、3.3LディーゼルがXD/Sパッケージ/Lパッケージ/エクスクルーシブモード。同マイルドハイブリッドはXDハイブリッド エクスクルーシブスポーツ/エクスクルーシブモダン/プレミアムスポーツ/プレミアムモダン、PHEVはPHEV Sパッケージ/エクスクルーシブスポーツ/エクスクルーシブモダン/プレミアムスポーツ/プレミアムモダンと非常に多彩ですが、やや複雑で分かりにくいともいえます。

一方のハリアーは、2Lガソリン車と2.5LハイブリッドがそれぞれS/G/Z/Zレザーパッケージ、PHEVはZのみとなります。いずれもグレードにより内装色や使われる素材が異なるので、装備内容はもちろん内装の雰囲気にも注意してグレードを選びましょう。

【CX-60がおすすめなのはこんな人】ボディの大きさが気にならず、SUVでも走りを楽しみたい人

全幅が1,900mm近いCX-60は、狭い道が多い日本ではやや大きすぎるかもしれません。もっとも輸入車ではこのくらいのサイズは珍しくないので、幅の広さに抵抗がなければ後輪駆動(ベース)の上質な走りを楽しむことができます。居住性は同等のサイズのFFモデルよりはタイトですが、そもそも大柄なので大人4人でも余裕を持って乗ることが可能です。

上質な直6エンジンがディーゼルのみであること、PHEVはかなり高価なことなど気になる点もありますが、マツダが満を持して送り出したプレミアムSUVだけに、クルマ好きであればぜひ一度乗っていただきたいモデルです。

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【ハリアーがおすすめなのはこんな人】輸入車には抵抗があるが、プレミアム感を得たい人

既に4代目となるハリアーは、日本では高級SUVとして定着したモデルといっていいでしょう。現行型の特徴は、上質さを極めたこと。上級ブランドのレクサスや高級輸入車とは異なり、日本でも使いにくくならないギリギリのサイズに収めているのもポイントです。なお、ガソリン仕様はコストパフォーマンスが高いですが、このクルマを堪能するのであればハイブリッドを選びたいところ。

新たに追加されたPHEVは、ベースとなったRAV4 PHVと同じく走りの楽しいモデルに仕上がっているでしょう。それでいて燃費性能も優れており、価格を別にすればオールラウンドに使える1台といえます。

トヨタディーラーのどこででも購入できるため、ディーラー数が少ない輸入車のようにアフターサービスの不便さを気にする必要がないのも魅力です。

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【まとめ】質感の高い走りを楽しむか、上質な雰囲気を味わうか

マツダ CX-60

トヨタ ハリアー

CX-60、ハリアーともほかのミドルクラスSUVとはひと味違う、非常に個性の強いモデルです。とはいえ、サイズ感を除けば扱いづらくないのは日本車ならではで、多くの人にすすめられます。高級感では甲乙付けがたい2台ですがそのテイストはまったく異なりますので、両車をじっくりと比べ、好みに合うモデルを見つけてください。

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この記事は2022年9月の情現在報に基づいています。

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