2020年2月にデビューしたコンパクトカー「ヤリス」と、遅れて同年8月にデビューした「ヤリス クロス」。本記事公開時点でレンタカー以外はまだ車検を迎えるはずがないヤリス/ヤリス クロス。この先の車検に備えて、いくらくらい費用がかかるのか、注意点はないのかについてお伝えします。
トヨタ ヤリス/ヤリス クロスの概要
トヨタ ヤリス(2020年2月〜)
2020年2月、ヴィッツの後継新型として登場した。ヤリスの車名はヴィッツのグローバルモデル名。先代ヴィッツまでは4名乗車にも十分配慮された実用的なコンパクトカーだったが、ヤリスはスタイルを優先、パーソナルユース向けの仕立てとなり後席空間は小さくなってしまった。デビュー時はこれが災いするかと思いきや、後に登場したコンパクトSUV「ヤリス クロス」がヤリスでは後席が狭い、というユーザーを受け止めて商業的に大成功を収め続けている。パワートレインは豊富なラインナップで、開発陣はビジネスカー用途を中心として設定したであろうダイハツの直列3気筒1.0Lガソリン、新世代「ダイナミックフォースエンジン」の1.5L、このエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド「THS-II」の3種類を設定。このうち1.5Lガソリンは6速マニュアル車も設定している。
トヨタ ヤリス クロス(2020年8月〜)
2020年8月に発売。コンパクトカーベースのSUVだから“なんちゃってSUV”感があろうかと思いきや、高性能な電子制御4WDシステムをガソリン車とハイブリッド車の両方に設定するという本気ぶり。モータージャーナリストからの評価も高い1台となった。セールスは好調。最も低燃費なコンパクトSUVとなった(後に登場したコンパクトSUV、ダイハツ ロッキー ハイブリッドとそのOEMのトヨタ ライズ ハイブリッド も同等のWLTCモード燃費)。ヤリスは5ナンバーに対して、ヤリス クロスは3ナンバー。
トヨタ ヤリス/ヤリス クロスの車検費用はいくら?
車検費用には「法定費用」と「整備費用」の2つが含まれています。このうち、法定費用は国が定めた自動車重量税と自賠責保険料(自動車賠償責任保険)と検査手数料(印紙代・証紙代)で、どこで車検を受けても金額は変わりません(検査手数料は指定工場かそれ以外で600〜800円異なります)。整備費用は、車検を受ける店、工場によって金額が変わってきます。
※新車購入時に車検付きのメンテナンスパックに加入していれば、初回の車検費用を心配する必要がありません。
トヨタ ヤリス/ヤリス クロスの法定費用
法定費用のうち、自賠責保険料は毎年見直され、金額が変わるときがありますが、本記事執筆時点の2022年度で、自賠責保険料が19,120円、検査手数料(印紙代・証紙代)が1,600〜2,300円となっています。自動車重量税は、ヤリス/ヤリス クロスのハイブリッド車がエコカーに認定されており、新車登録後初めての車検では免税となっています。ヤリス/ヤリス クロスの初回車検の法定費用は以下のとおり。
▼ヤリス ハイブリッド
自動車重量税 | ¥0 |
自賠責保険料 | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | ¥1,600〜¥2,300 |
合計 | ¥21,610〜¥22,310 |
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▼ヤリス ガソリン
自動車重量税 | ¥16,400〜¥24,600 |
自賠責保険料 | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | ¥1,600〜¥2,300 |
合計 | ¥38,010〜¥46,910 |
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▼ヤリス クロス ハイブリッド
自動車重量税 | ¥15,000 |
自賠責保険料 | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | ¥1,600〜¥2,300 |
合計 | ¥36,610〜¥37,310 |
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▼ヤリス クロス ガソリン
自動車重量税 | ¥24,600 |
自賠責保険料 | ¥20,010 |
検査手数料(印紙代・証紙代) | ¥1,600〜¥2,300 |
合計 | ¥46,210〜¥46,910 |
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ちなみに自動車重量税は新車登録時からの年数(車検証記載の初度登録年月から)が13年および18年を超えると税額が加算されます。
【参考】自動車重量税一覧
【乗用車(3・5ナンバー)・2年・自家用・継続検査】単位:円 | ||||
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エコカー
(本則税率) |
非エコカー | |||
車両重量 | 12年まで | 13〜17年 | 18年以上 | |
500〜1,000kg | 10,000 | 16,400 | 22,800 | 25,200 |
〜1,500kg | 15,000 | 24,600 | 34,200 | 37,800 |
〜2,000kg | 20,000 | 32,800 | 45,600 | 50,400 |
〜2,500kg | 25,000 | 41,000 | 57,000 | 63,000 |
※乗用車は車検証記載の「車両総重量」ではなく「車両重量」 |
トヨタ ヤリス/ヤリス クロスの車検整備費用
初回の車検で、年間8000km程度の標準的な走行距離であれば、特段費用のかかる交換部品はなさそうですが、タイヤ交換を車検のタイミングでしておいたほうがいいかもしれません。想定される車検整備費用(交換部品などの変動費を除いて基本料金部分で)安いところで2万円台、相場では3〜6万円になるでしょう。
トヨタ ヤリス/ヤリス クロスの車検費用を「安く・安心」に済ませる方法〜「カープレミアガレージ」とは
「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。
また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。
「カープレミアパーツ」とは?
カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。
中古・リビルト部品って何?
中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。
リビルト部品をオススメする理由
1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。
中古・リビルト部品のメリット
新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。
その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。
※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です。
※この記事は、2022年12月時点での情報を元に執筆しています。