プロが選ぶ「カッコいいオープンカー」3つのスタイル&おすすめ9車種

クルマを選ぶ テーマ別特集

オープンカーの魅力は、なんといっても二面性です。トップを開ければオープンカー、閉じれば普通のクーペやセダン、ハッチバックとなんら変わらない快適性が得られます。いわば1台2役の、他とは違うクルマを選ぶのですから、自分の気に入ったカッコいいオープンカーを選びましょう!

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買ってよかったと思えるオープンカーを!

屋根を開けられるという付加価値が付くオープンカーは、いつの時代も特別な存在です。決して販売台数は多くはないものの、街を走っているクルマの列の中でひと際目立つほど存在感のあるボディタイプでもあります。

そんなオープンカーに乗っていてよかったと思う瞬間があります。それは、屋根を開けて走行した時。この時の爽快感は、サンルーフとは比較にならないほどの気持ちよさで、まさにオープンカーだけでしか味わえない特権です。天気も気候もいい日には、必ずオープンにして走りたくなるような、そんな「カッコいいオープンカー」を紹介していきます。

オープンカーの中にも種類は多数存在

オープンカーという言葉自体は実は和製英語で、種類によって呼び名がさまざま存在します。メーカーではオープンカーという呼び方はせず、下記のような呼び名を車名につける場合が多く見られます。その分ける基準は、現在ではおもに何人乗りかで区別されることが多いです。

例えば、2人乗りのオープンカーは
・ロードスター
・スパイダー
・バルケッタ
・スピードスター
などと呼ばれ、ルーフの部分だけ外せるものは
・タルガトップ
と呼ばれる場合もあります。

4人乗りには
・カブリオレ
・コンバーチブル
・ドロップヘッドクーペ
などが使われています。
また、ルーフ部分だけを幌で開けられるようにした構造を
・キャンバストップ
と呼んでいます。

開閉する屋根の部分も、幌を使ったソフトトップと、金属や樹脂を使ったハードトップがあり、ハードトップの場合は分割構造にして収納する方法が多くみられます。呼び名も、クーペカブリオレやリトラクタブルハードトップなど、メーカーによって様々です。

形は数あれど、オープンカーはカッコいい

構造による呼び名の違いがわかったところで、早速カッコいいオープンカーの紹介に進みましょう。今回は次の3つの基準でカテゴライズしてみました。

『走るのが楽しい2人乗りオープン』

2人乗りのオープンカーは、そのコンパクトな構造上の特性から走りを楽しめるモデルが多くあります。中でもライトウエイトスポーツに区分される軽量モデルに、今回はスポットを当てて選んでいます。

『エレガントに見える4人乗りオープン』

ゆっくりと流しているだけでも絵になるクルマ。4シーターオープンならではのカッコよさと言えるでしょう。走っているだけで上品に見えてしまう、そんなエレガントなクルマたちをセレクトしています。

『とにかく個性的なオープン』

オープンカーというだけで十分に個性的なのですが、世の中にはそこからさらに個性が強いモデルも存在します。他にはない楽しさを味わいたいのなら、ぜひオススメしたいモデルをチョイスしました。

走りか、エレガントさか、個性か。3つのスタイルの中からオープンカーをチョイス

ここからはオススメのカッコいいオープンカーを紹介します。上の3つのカテゴリーの中で、それぞれ3モデルずつ選んでいます。国産車のオープンカーが少ない(4車種のみ)ので、輸入車も含んだランキングとしました。お好みのモデルは見つかるでしょうか?

走るのが楽しいライトウエイトオープン BEST3

オープンカーの2人乗りモデルは屋根が軽いため、重心が低くなります。スポーツモデルを選べば、まるで身体の一部のように一体感が得られ、この上ない運転の楽しさを味わえるでしょう。

第1位「マツダ ロードスター」現代のライトウエイトオープンのパイオニア

●260.2〜390.1万円 ●全長3915mm/全幅1735mm/全高1235mm

1989年のデビュー以来世代を変えながら販売し続けている、ライトウエイトオープンFRスポーツがマツダ ロードスター。デビュー当時には絶滅しかけていた小型オープンカー市場を再興し、世界中の名だたるメーカーが小型オープンカーを生産するきっかけとなりました。

現代の4代目は、1.5Lエンジンのソフトトップと、2Lエンジンのリトラクタブルハードトップをラインナップ。スタイリングはどちらも文句なしのカッコよさです。それに加え、車両重量をわずか1t前後に抑えているため走りの楽しさもピカイチ。ワインディングでは1.5Lでもパワフルな加速を見せてくれます。

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第2位「ケータハム スーパーセブン」ストイックに走りの楽しさを求められる

●539.0〜924.0万円
●全長3100mm/全幅1470mm(170)1575mm(480)/全高1090(170)1115mm(480)

ロータスから製造権を取得したロータス 7をイギリスのケータハムが生産するピュアスポーツカー。日本の軽自動車規格に合わせた車両が登場することで、脚光を浴びました。

現在のラインナップは、スズキ製の660ccエンジンを積み軽自動車登録ができる「170」と、フォード製2Lエンジンを搭載する「480」の2種類。動力性能はまったく違うものの、どちらも運転を楽しめる究極のスポーツカーです。実用性は一切考えられていない、純粋に走るためだけのカッコよさを持つ1台といえるでしょう。

第3位 「ダイハツ コペン」国産唯一の軽オープンスポーツ

●188.9〜243.7万円 ●全長3395mm/全幅1475mm/全高1280mm

2014年にデビューした、2代目コペン。21年にホンダのS660が生産終了を迎え、唯一の軽自動車オープンスポーツカーとなりました。

コペンといえば、初代から続くリトラクタブルハードトップが特徴。リアのラゲッジルームにルーフが収納される様子は、ロボットの変形シーンのようにカッコいいものです。全車ターボエンジンを搭載するので、もちろんスポーツカーらしい軽快な走りも楽しめます。さらに最上級グレードには、スポーツ性能を向上させたGRスポーツもラインナップしています。

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エレガントさを備えた4シーターオープン BEST3

4人乗りのオープンカーには、2人乗りにはないエレガントさも備えたモデルが多く見られます。スポーティかつエレガント。このような気分を味わえる唯一のクルマかもしれません。

第1位「レクサス LC」 流麗なデザインと、大排気量NAの魅力

●1327.0〜1500.0万円 ●全長4770mm/全幅1920mm/全高1345mm

ラグジュアリークーペの頭文字を車名としたレクサスのフラッグシップオープンカー。クーペの登場から少し遅れた2018年に追加され、ハイブリッドはなくV8のガソリン車のみを販売します。ほかのレクサス車とはひと味違う流麗なデザインはクーペと同様で、華やかさとカッコよさを両方感じられる美しさが魅力です。

レクサスのFモデルだけに搭載されてきた5LのV8エンジンは、標準グレードとしてはLCが初めて搭載し、こちらも初採用となる10速ATと組み合わせられます。エレガントな外観にマッチした、きれいに吹け上がる排気音もカッコよさのひとつで、オープン走行時には特によく聞こえるでしょう。

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第2位「BMW 4シリーズ」Dセグメントで随一のエレガントさ

●641.0〜1433.0万円 ●全長4805mm/全幅1885mm/全高1395mm

2020年に登場した2代目の4シリーズクーペに4ヵ月ほど遅れて登場した、カブリオレ。ライバルのCクラスはモデルの入れ替わり時期、A5は販売中止となっている中で、Dセグメントでは唯一購入できるカブリオレでもあります。

大型化したフロントグリルは賛否両論あるものの、クーペのリア側から見たフォルムは美しく、カブリオレも当然そのフォルムを引き継いでいます。加えて、価格が増せば増すほど獰猛さが強くなっていくエンジンも魅力的です。特にM4は別格の動力性能が味わえ、サーキット走行もOK。高性能をさりげなくアピールするエアロパーツが、カッコよさを引き立てています。

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第3位「ベントレー コンチネンタルGT」永遠の憧れ!? スーパープレミアムカブリオレ

●2950.0〜3779.6万円 ●全長4880mm/全幅1965mm/全高1400mm

上を見ればキリがないのはわかっていますが、やはり憧れてしまうスーパープレミアムカー。超富裕層向けに作られている、ベントレーもそういったブランドのひとつです。

現行3代目のコンチネンタルGTは2017年に日本でクーペから販売が始まり、コンバーチブルは翌18年に導入。プラットフォームを刷新しフロントアクスルを前方へ移動したため、先代からさらにロングノーズ化。低くワイドでエレガントなフォルムへと変貌しました。

内装は当然のように贅を尽くして製作され、ビスポーク部門のマリナーによると呼ばれるカスタムメイドにも対応しています。豪華さでこれに匹敵できるのは、ロールス・ロイスのドーンくらいでしょう。

とにかく個性的なオープンカー BEST3

オープンカーというものはただでさえ人目を引くもの。でも、他の人と乗っているものがカブりたくない、もっと個性的なクルマを求める人もいるでしょう。そんな人も注目のオープンモデルをセレクトしました。

第1位「ミツオカ ヒミコ」海外からも注目される唯一無二のクラシックスタイル

●516.0〜618.6万円 ●全長4580mm/全幅1740mm/全高1235mm

ハンドメイドで生み出されるミツオカのクルマたちは、クラシックカーが好きな人には最適かもしれません。外観はクラシックですが、中身は最新のクルマをベースにしているので、故障などのリスクが少ないからです。

ヒミコは、ロングノーズが強調された昔ながらのFRスポーツの形を具現化したオープンモデルです。ベースがマツダ ロードスターとは思えないほど手が加えられ、前後重量配分は48:52に設定。高速域での走行を安定させるため、アンダーボディやサイドパネルにダウンフォースを発生させるデザインまで施してあります。

最近では海外のユーザーからも注目されているミツオカのクルマたち。なかなか同じクルマとすれ違うことはないくらい、レアなクルマです。個性派には最適かもしれませんね。

第2位「アバルト 595C」小さなボディに宿したサソリの毒

●415.0万円 ●全長3660mm/全幅1625mm/全高1505mm

可愛らしいフォルムで人気のフィアット 500ですが、別ブランドのアバルトの名が付くと、性格は一気に過激になります。595Cは、キャンバストップを備えたオープンモデル、フィアット 500Cのアバルト版です。

3.6mの小さなボディに1.4Lの直4ターボを搭載。わずか1,160kgの軽量ボディも相まって、0→100km/h加速7.3秒の俊足っぷりを見せてくれます。可愛らしいフォルムだからといって侮ってはいけません。サソリのエンブレムは小さなモンスターの証です。

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第3位「ジープ ラングラー」実はオープンモデルだった人気クロカン

●536.0〜635.0万円 ●全長4320mm(2ドア)4870mm(4ドア)/全幅1895mm/全高1825mm(2ドア)1845mm(4ドア)

アウトドアブームの影響もあり大人気を誇っている、ジープ ラングラー。実はこのクルマも車検証では幌型と記載される、立派なオープンカーなのです。

オープンカーに見えないのは、屋根とラゲッジスペースを、樹脂製の分割式ハードトップが覆っているからです。これらはレバー操作などで簡単に外せ、ロールバーを残したオープンカーに早変わりします。オープンボディで本格的なオフロード走行! なんて憧れも、このラングラーなら簡単にできてしまうのです。

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リトラクタブルハードトップが減っているのはなぜ?

メルセデス・ベンツが初代SLKで世に出して以来、どこのメーカーでも存在していた固い屋根のオープンカー。リトラクタブルハードトップは、最近では採用車種がグンと減ってしまいました。今では、2シーターモデルに一部残るのみとなっています。

その理由は、ソフトトップの進化が大きな要因のようです。技術の進化により、幌の構造を何階層にも重ねられるようになったのです。例えばレクサス LCは、幌を4層構造にしました。これにより、高級車に求められる静粛性を実現できたのです。

BMWの4シリーズやZ4も以前は格納式ハードトップでしたが、今ではソフトトップに戻りました。さらにはバリオルーフを最初に導入したメルセデス・ベンツでさえも、本国で発表された新型SLはソフトトップへと回帰しています。

格納式のハードトップは、故障の多さも原因だったと考えられます。構造上太いフレームを使えず、細いフレームを何枚も重ねてハードトップの骨にしているクルマがほとんどでした。経年劣化で変形したり、折れたり、トラブルが多く、修理費も高くつきました。そのあたりもソフトトップが再び台頭してきた理由かもしれません。

オープンカーの気持ちよさを知ったら戻れなくなるかも

一般的なクルマと比べ、生活感が感じられず特別なクルマに見えるオープンカー。しかし、屋根を閉めているときは、普通のクルマとほとんど変わりません。使い勝手もそこまで悪くないはずです。

それに、屋根を開けて走ったときの爽快感は、他のボディ形状では絶対に味わえません。一度味わえば病みつきになる人もいるでしょう。そんな二面性こそが、オープンカーの最大の魅力なのです。

何を隠そう、私もオープンカーを3台乗り継いできました。ミニバンのように荷物や人は多く積めませんが、ドライブ中に困ったことは一度もありません。そんな不便さよりもオープンカーでしか得られない爽快感の方が、はるかに勝ります。お気に入りのモデルが見つかったのであれば、一度購入してみることをオススメします。屋根を開け放って走れば、いつもの道も見え方が変わってくるはずですから。

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