スバルの軽トラック「サンバー トラック」の新車全グレードと、おすすめの中古車を紹介します。
スバルの軽トラの特徴
スバルの軽トラ、サンバー トラックの初代デビューは1961年。現行モデルは8代目となりますが、2012年にスバルは軽自動車の生産から撤退、同年に行われた7代目へのフルモデルチェンジからダイハツ ハイゼット トラックのOEMを受けて現在に至ります。
初代から6代目までの自社生産モデルは一貫して、RR（リアエンジン・リアドライブ＝後輪駆動）、四輪独立懸架という軽トラでは唯一の構造を持ち、乗り心地の良さや悪路走破性の高さを誇っています。RRレイアウト＋四輪独立懸架は、ポルシェ 911と同じ構造であることから「農道のポルシェ」という異名を取っていました。
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【新車】サンバー トラック 全グレード
現行モデルは、2014年にフルモデルチェンジを受けた8代目。2021年12月にOEM元のハイゼット トラックがマイナーチェンジ、翌年1月にサンバー トラックもマイナーチェンジを受けました。この改良では、軽トラでは初となるCVT（無段変速機）が採用され、先進予防安全装備が充実し、サンバー トラックでは全車サポカーSワイドに該当するなど、安全性能の向上も図られています。
駆動方式は2WDとパートタイム4WD（手動切替式）、トランスミッションは5MTとCVTがラインナップされています。4WD・CVT車は、軽トラでは初採用となる電子制御式四輪駆動となります。
サンバー トラックは全4グレード。ハイゼット トラックと比べると、標準キャビンモデルにハイルーフが設定されていないなどグレードが整理され、ダンプなどの特装車も設定されていません。
TB
装備が簡略化されたベーシックグレード。上位グレードに装備される、スーパーデフロック（片輪が空転したとき、反対側の駆動輪にのみ駆動力を伝える）は省略されています。なお、4WD・MT車は、唯一の機械式四輪駆動となっています。
TA
基本的な装備はTBと同等の農林水産業従事者向けの仕様。最も大きな違いは、駆動方式が4WDのみとなり、リアサスペンションが4枚リーフスプリング（ほかは3枚）に強化され、積載重量が大きいときの安定性を向上させたモデルであることです。また、副変速機（機械式Hi-Loモード切替）がMT車に装備されます。
TC
TCは最上級グレードとなり、エクステリアではメッキグリルやボディ同色アウタードアハンドルやドアミラー、アダプティブLEDヘッドライトなどが標準装備されます。TAに装備される4枚リーフスプリングとスーパーデフロックは、4WD車のみに装備されます。
グランドキャブ
ハイゼット トラック ジャンボに相当するグレードがグランドキャブです。標準キャビン（ロールーフ）に対して、室内長を270mm、室内高を90mm拡大し、ひろびろとした乗用車感覚の快適性をもたらしています。
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【スバルの軽トラ】おすすめ中古車
6代目 サンバー トラック（1999〜2012年式）
／50周年記念特別仕様車「WRブルーリミテッド」
スバル自社生産最後のモデルとなった6代目。軽自動車が黄色ナンバーになってからは唯一となる4気筒エンジンをRRレイアウトで搭載した四輪独立懸架の軽トラックはほかにはありません。ファンに惜しまれつつ2012年に生産終了、その後も熱心なファンが増えているほどです。そのため中古車相場価格は高め。しかし、この先に価値が下がる可能性が低く、程度の良いタマが出るとすぐにファンが飛びつく状況のため、買うなら今が最後かも。
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※この記事は、2023年1月時点での情報で執筆しています
