【軽自動車】総額100万円以下の中古車タイプ別・用途別おすすめ10車種|2024年版

クルマを賢く買う クルマの購入ノウハウ

一昔前はセカンドカーのイメージが強かった軽自動車も、クルマとしての基本性能が向上したおかげでファーストカーとして使う人が増えました。ただし、先進安全装備の標準化などにより、新車で購入すると総額で150万円以上となることも珍しくありません。車両本体価格が高いスーパーハイトワゴンだと200万円を超えることもあります。そこで、手を出しやすい総額100万円以下で購入できるタイプ別・用途別の中古軽自動車を選んでみました。

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おすすめのスーパーハイトワゴン

ホンダ N-BOX 2代目 前期型 2017〜2020年式

いわずと知れたベストセラー軽自動車、N-BOXは、発売から5年以上が経過したこともあり、総額100万円以下でも現行型に手が届きます。ただし、迫力ある顔つきのカスタムやターボモデルは流通台数が少なく、中心は標準モデルのNAエンジン車になります。

N-BOXの魅力は、優れた居住性と走りの良さに尽きます。背の高いスーパーハイトワゴンとは思えないしっかり感があり、3〜4人乗車でも乗り心地に大きな不満は感じられません。後席を倒せばフラットで広い荷室が作り出せ、後席スライド機構を使えば居住性と積載性を両立可能。先進安全装備のHonda SENSINGは全車標準装備されるなど、どんな人にもおすすめできる1台です。

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スズキ スペーシア 初代 後期型 2015〜2017年式

N-BOXのライバルであるスペーシアですが、100万円以下で購入できる現行型はまだ数が少なく、対象は先代(初代)モデルとなります。先進安全装備のデュアルカメラブレーキサポートがオプション設定された後期型でも十分な流通台数があり、また精悍なフロントマスクを持つカスタムも選ぶことができます。

先代スペーシアの後期型はモーター機能付き発電機(ISG)が最長30秒間、発進から85km/h(ターボ車は100km/h)まで加速をアシストするS-エネチャージが搭載されたことで、燃費性能が大幅に高められました。

現行型には及びませんが、車内は十分すぎるほど広いため不満は出ないはず。価格がこなれているので、余裕を持った高速走行ができるターボモデルも選ぶことができます。

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おすすめのトールワゴン

ダイハツ ムーヴ 6代目 後期型 2017年式〜

2014年登場の6代目ムーヴは価格がこなれており、流通台数も豊富なトールワゴンの1台です。ただしおすすめするのは、衝突被害軽減ブレーキが歩行者にも対応したスマートアシストIIIを搭載する後期型です。なお、標準車と精悍な顔つきのカスタムをラインアップするムーヴで、総額100万円以下で狙えるのは標準車のNAモデルが中心になります。

大人4人が乗っても不満のない広さを持ち、軽自動車ながらインパネまわりの質感が高いのがムーヴの特徴です。全高が高すぎないため走りに安定感があり、ハンドリングも優れています。乗り心地もいいので、街乗りからドライブまで多くのシーンで満足できる1台です。

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ホンダ N-WGN 2代目 2019〜2020年式

2019年にリリースされた2代目N-WGNは、人気のN-BOXと同じプラットフォームを採用するトールワゴンです。初代の方が価格はこなれており流通台数は多いのですが、走りの質感に大きな差があるので購入するなら2代目がおすすめです。なお、100万円で購入可能なのは2020年式くらいまでの初期モデルとなります。

N-BOXほどの車内の広さはないですが、1,675mmの全高を持つため居住性は十分。車両重量も軽いので走りは軽快で、乗り心地もソフトに仕上がっています。ラゲッジスペースを上下に2分割できるボードを装備しており、後席を倒せばフラットな荷室が作れるのも魅力。スライドドアや、スーパーハイトワゴンほどの室内高が必要なければ、実用性に優れるのはこちらの方といえるでしょう。

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女性におすすめの軽自動車

ダイハツ ムーヴ キャンバス 初代 2017〜2022年式

トールワゴンながらリアスライドドアを採用したのがムーヴ キャンバス。最新モデルは2022年登場の2代目の外観はキープコンセプトなため、初代モデルでも古さを感じないのでおすすめできます。ただし、先進安全装備のスマートアシストIIIを採用した2017年以降のモデルを選びましょう。

初代のエンジンはNAのみですが、街乗りなら不満なし。むしろこのかわいらしいエクステリアには、NAエンジンの穏やかな性能が似合っているといえます。運転席のまわりには小物入れが豊富に用意され、後席足元にはショルダーバッグや買い物の荷物をフロアに置かなくていい引き出し式トレー「置きラクボックス」も装備するなど、日常の使い勝手に優れています。

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スズキ アルトラパン 3代目 前期型 2015〜2019年式

ベースのアルトとは一線を画す、丸みを帯びたデザインが特徴のアルトラパン。最新モデルは3代目ですが、登場が2015年なので中古車の流通台数は多く選びやすいモデルといえます。なお、2019年に先進安全装備をアップデートしていますが、総額100万円以下で購入できるのはその前のモデルになります。

歴代を通して女性人気が高いモデルで、かわいらしさに加えてシンプルで上質なインテリアとしたのが3代目ラパンです。そのため若い女性だけでなく、男性も含めより幅広い年齢層のドライバーにおすすめできます。全車NAエンジンのみでマイルドハイブリッドのS-エネチャージも採用しませんが、燃費性能は今でも軽トップクラスです。

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ファミリーユースにおすすめの軽自動車

ダイハツ タント 3代目 後期型 2016〜2019年式

ホンダ N-BOXやスズキ スペーシアのライバルであるタントの最大の特徴は、左側のセンターピラーをドアに内蔵したミラクルオープンドアです。高い室内高に加えて広いドア開口部により楽に乗り降りできるため、小さな子供がいるファミリーに特におすすめしたいモデルです。総額100万円で狙えるのは先代の3代目。中でも安全装備が充実した2016年の改良以降のモデルを選びましょう。

ミラクルオープンドアをさらに活かすのが、助手席のロングスライド機構。後席左側足元スペースを拡大できるので小さな子供をチャイルドシートに乗せやすく、またチャイルドシート自体の着脱も容易です。もちろん荷物なども載せやすいため、レジャーや日常の買い物などでも活躍してくれます。

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スズキ ハスラー 初代 2015〜2019年式

丸目のかわいらしい外観と、最低地上高を高めたことで個性的なデザインに仕上げたハスラー。現行型は2019年末登場の2代目ですが、100万円以下で購入できるのは高い人気を誇り流通台数が非常に豊富な初代モデル。特におすすめなのはマイルドハイブリッドのS-エネチャージを採用した2015年以降のモデルです。

2代目もエクステリアはキープコンセプトなため、初代モデルでもあまり古さは感じられません。室内高はワゴンRよりも少し低い程度なので大人4人乗車でも居住性に不満は出ないでしょう。また、滑りやすい路面で発進をサポートするグリップコントロールを搭載した4WDもこの価格帯で選ぶことができます。ファミリーカーとして、夏はキャンプ、冬はスキーと子供たちといっしょにアクティブに使ってほしい1台です。

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通勤・通学・毎日のお買い物におすすめの軽自動車

スズキ ワゴンR 6代目 前期型 2017〜2021年式

軽トールワゴンの代表車種であるワゴンRは最新型が6代目。発売は2017年とやや古いため、2021年式くらいまでの現行モデルがターゲットになります。

ワゴンRの魅力は、使い勝手のよさと優れた燃費性能です。ベースモデルを除きマイルドハイブリッドを採用しており、100km/hまでの加速でモーターがアシストを行います。さらに、アイドリングストップからスムーズに始動でき、発進時にはモーターによるクリープ走行が可能なので、おすすめはマイルドハイブリッドモデルになります。居住性は、スーパーハイトワゴンほどではないものの十分すぎる余裕があります。

なお、現行型は標準車(FA/FX)、FZ、スティングレーと3つのタイプがあります。最上級のスティングレーは流通台数がやや少なめになりますが、どのタイプも総額100万円以下で探すことが可能です。

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日産 デイズ 2代目 2019〜2021年式 / 三菱 eKワゴン 4代目 2019〜2021年式

日産と三菱が共同開発した軽トールワゴンが日産 デイズ/三菱 eKワゴンの兄弟車。どちらも現行モデルのため100万円の予算で購入できるのはマイルドハイブリッドを搭載しないベーシックグレードとなり、数もさほど多くありません。それでもおすすめするのは、シャシー性能が軽自動車とは思えないほど高いからです。いずれも2021年式くらいまでの中古車が狙えます。

走りの質は1Lクラスのコンパクトカーと比較しても遜色なく、軽自動車らしい優れた取りまわし性能と相まって使い勝手は抜群。車内の質感も十分なので、購入後の満足度は高いでしょう。居住性はライバルとなるスズキ ワゴンRやホンダ N-WGNと比較しても不満はありません。安全装備も充実しているので、通勤などで毎日乗るドライバーに特におすすめしたいモデルです。

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【まとめ】100万円以下でも安全性能に優れたモデルはたくさん!

前述のように先進安全装備の標準化などによって、軽自動車=安価というのはすでに過去の話になってしまいました。とはいえ、取りまわし性に優れ、燃費が良く、諸経費やランニングコストが安いなど多くのメリットがあるのは変わりません。購入総額100万円以下でも安全性と使いやすさを両立した軽自動車はたくさんありますので、ぜひ自分のライフスタイルに合った1台を見つけてください。

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※この記事は、2023年1月時点での情報で執筆しています。

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