軽トラックの総販売台数の32%が中古車だそうです(出典:JAMA=一般社団法人日本自動車工業会が、2021年度に実施した軽自動車使用実態調査)。本記事では、軽トラの中古車を選ぶときの注意点や、おすすめモデルを紹介します。
軽トラの中古車を買うときの注意点と選び方
現車を目視で確認を
中古車検索サイトの写真や動画だけを見て、現車を見ずに購入する方が増えてきています。昔に比べて情報量が多くなったとはいえ、過酷な使い方をされやすい軽トラは現車を見てから購入することをおすすめします。
サビ
軽トラの下回りや荷台などに防錆塗装を施したモデルやオプション設定がありますが、過酷な使われ方をしたクルマが多々あります。特に下回り、フレームのサビは要チェック。
フロアマットをめくってフロアパネルをチェック
軽トラは水や泥が室内に入り込んでいる可能性が高くなります。フロアマットをめくって(フロアマットの下のフロア全面に敷かれたマットも)フロアパネルをチェックしましょう。フロアパネルは鉄板1枚。穴が空いたら地面が見えます。錆やひどい汚れがないかどうか確認してください。
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【軽トラの中古車】おすすめ4モデル
軽トラはOEMのほうがモデル数が多くなっていますので、OEM元のモデルで紹介しています。OEM車との違いはエンブレムぐらいで、同じクルマと考えて差し支えありません。モデルにより、OEM車のグレードが整理されていることがあります。
軽トラはほかのボディタイプと比較すると、中古車流通台数が少ない傾向にあります。この背景には、軽トラは新車の中で最も価格が安いタイプで、新車購入時は諸費用込みで100万円以下で買われることが多く、購入後は乗り潰すまで乗ることも多くなるといった傾向があります。
中古車を探すとき、ブランドにこだわりがなければOEMモデルも調べてみましょう。
ダイハツ ハイゼット トラック 10代目初期型(2014〜2021年)
2014年9月にフルモデルチェンジを受けて10代目となったハイゼット トラックの初期型をおすすめモデルの1番目にご紹介。ハイゼット トラックは軽トラの中で最も売れているモデルです。
2021年12月にほとんどのパーツを共有するハイゼット カーゴ、アトレーがフルモデルチェンジして11代目になりましたが、ハイゼット トラックはマイナーチェンジに留まりました。マイナーチェンジモデルは、軽トラ初のCVT(無段変速機)を搭載したのが最も大きなトピックでしたが、フルモデルチェンジされなかったことも逆にトピックでした。
開発担当の話では、10代目ハイゼット トラックは十分に熟成しており、フルモデルチェンジさせる必要がなかったとのこと。10代目初期型は、1つ前の型になりましたが、その実力は十分です。
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ダイハツ ハイゼット トラック 10代目のOEM車
スズキ キャリイ 現行モデル 11代目(2013年〜)
キャリイトラックの現行モデルは2013年8月にフルモデルチェンジを受けた11代目。先代から約15年ぶりのフルモデルチェンジでした。現行モデルの次期新型へのフルモデルチェンジももうちょっと先でしょう。
キャリイは、2ペダルのAT免許で運転ができるセミAT、5AGS(オートギアシフト)が選べます。パワー不足が否めない軽トラのATはギア段数が少なく、扱いづらいと敬遠されていますが、5MTの同じギア段数がありながら、クラッチ操作が不要な5AGSはうれしい選択肢です。
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スズキ キャリイ 11代目のOEM車
日産 NT100クリッパー
マツダ スクラム トラック
三菱 ミニキャブ トラック
【絶版】スバル サンバー トラック 6代目(1999〜2013年)
自社生産時代のサンバートラックは軽自動車唯一のRR(リアエンジン・リアドライブ)レイアウトに、当時から現在に至るまでの軽自動車規格では唯一の4気筒エンジン、四輪独立懸架を採用していたというスバルらしい個性あふれるモデルでした。運送業の赤帽はサンバーを指名、赤帽仕様のロッカーカバーを設定するなど、優れた性能と耐久性に定評がありました。スバリストをはじめとしたファンから「農道のポルシェ」と愛称がついたほど(ポルシェ 911がRR、四輪独立懸架でスポーツカー顔負けのスペックをサンバーが誇っていたことから)。多くの人に惜しまれつつ、2012年2月に生産終了しました。
こういった背景から、中古車相場価格は高止まりしています。逆にいえば、今買っても価値が下がらないといえますが、タマ数は少なめ。良タマはすぐに売れてしまい、走行距離が少なく保管環境が良かった程度のいいタマはプレミア価格に。買うなら今が最後でしょう。
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【絶版】ホンダ アクティ トラック 4代目(2019〜2021年)
軽自動車唯一のミッドシップ(エンジン位置が前輪と後輪の間にある)レイアウトをもっていたのがアクティ シリーズ。最終型となった4代目は、小回りが効いて足元空間が広いフルキャブ(前輪が前席の直下にある)に回帰。ホンダらしいこだわりが詰まった1台になりました。ファンの間では、前述のサンバー トラックの愛称「農道のポルシェ」に対して、アクティトラックは「農道のフェラーリ」と愛称がつけられていました。
ホンダらしいスポーティな一面も見せた走りとミッドシップレイアウトならでは利点でファンが多かったのですが、2021年4月に惜しまれつつ生産終了、ホンダ アクティの約44年の歴史に幕を下ろしました。
※ホンダ アクティ トラックにはOEMはありません。
こういった背景から、中古車相場価格は下げ止まり、ハイゼットやキャリイと比較すると高い価格となっています。程度の良い高年式のタマは、プレミア価格並みのプライスがつけられています。
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※この記事は、2023年2月時点での情報で執筆しています。