ある夏の日、都内在住の某A氏が高速道路でオービスを光らせてしまいました。ほめられた話ではありませんが、自分自身と皆様への戒めとして、光らせてから通知書が届き、免停期間が終了するまでのA氏の一部始終を記事化し共有させていただきます。掲載される書類等の画像はすべて実物です。
宇宙一詳しい、オービスを光らせてから免停が終わるまでのスピード違反者実録記事をめざしたシリーズ記事、Vol.4でやっと免停講習に入ります。オービスを光らせてから免停が開始するまで、A氏は3ヵ月以上かかっていました。
オービスを光らせてから免停までの流れ
A氏が中央自動車道でうっかりオービスを光らせてしまい、免停がスタートするまでの流れ、手続きは次のようなものでした。
1.オービスを光らせて通知書が届く
2.オービス設置場所所轄警察へ出頭・赤キップを切られる
3.検察庁からの出頭命令・事情聴取を受ける
4.略式裁判結果(罰金確定)
5.罰金納付
6.行政処分の決定と開始(免停)
7.意見の聴取(警視庁本部へ出頭)
ステップ8は、免停講習の予約です。
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8.免停講習予約
A氏は、意見の聴取の際、「免停講習の予約は、鮫洲・府中・江東のいずれかに行って手続きをしてください。なお、講習は鮫洲・府中でのみ行っています。また、免許証の返還場所は、運転免許停止処分書に記載されています。」と説明を受けたとのことです。
免停講習の予約はネットはおろか、電話予約すらできない状況で、都内に3ヵ所ある運転免許試験場のいずれかに足を運ばないといけません。せめてもの救いが土日・祝日も予約可能であることと、委任状があれば代理人でも予約できることです。代理人が予約するときも、いずれかの運転免許試験場に、違反者の処分書を持参して行かねばなりません。なおまた、講習は平日しかやっていません。
A氏は、アクセスがいい江東試験場に行って手続きをしたそうです。
長期講習指定書
これが、A氏が講習の予約時に記入した「長期講習指定書」。青い丸に「江」のゴム印が、江東試験場で予約されたことを示しています。A氏は鮫洲試験場で予約したので、指定書の講習場所があらかじめ鮫洲と印刷されています。指定書の裏面には、ごていねいに鮫洲試験場の案内図が印刷されていました。
A氏は、90日免停なので講習は「長期講習」となり、2日間の受講となります。
指定書のほか、以下の紙が手渡されたとのこと。
注意事項のポイントは、免許証返還業務を行わない日があること。土日・祝日、年末年始は免許証を返してくれません。なお、免許証の返還は、免停講習を受けない人は、免停期間終了日の翌日、免停講習を受けた人は返還予定日以降となる、と書かれていますが、返還日が土日・祝日、年末年始の返還業務をしない日になる場合は、免停が終わるまで絶対に運転しないよという誓約書を書けば、返還業務をしない日の前日に免許証を返してもらうことができます。また、免許証の返還予定日を過ぎれば代理人でも返してもらうことができますが、返還予定日前の事前返還は本人しかできない、となっています。
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【基礎知識】免停講習を受けて短縮される日数と費用、講習日数
免停期間 | 講習名 | 短縮日数 | 受講費用 | 講習日数/時間 |
---|---|---|---|---|
30日 | 短期講習 | 成績「優」で最大29日 成績「良」で最大25日 成績「可」で最大20日 |
11,700円 | 1日/6時間 |
60日 | 中期講習 | 成績「優」で最大30日 成績「良」で最大27日 成績「可」で最大24日 |
19,500円 | 2日/10時間 |
90日以上 | 長期講習 | 成績「優」で最大45日 成績「良」で最大40日 成績「可」で最大35日 |
23,400円 | 2日/12時間 |
免停期間は、より厳密には、免停30日は「処分期間39日以下」、免停60日は「処分期間40日以上89日以下」、免停90日以上は「処分期間90日以上」となります(警視庁HPによる)。免停期間に端数が出るケースは特殊な事例しかないか、そのケースが実質上ない(過去にはあったかも)といえます。
短縮日数は、講習の最後の試験結果によって変化します。また、受講が遅くなり短縮日数より残りの免停期間のほうが短くなってしまうこともあるため「最大」としています。
30日免停では、免停になったら即受講すれば翌日から運転ができるようになります。60・90日免停では、計算して最も短縮される返還日の前日までに受講をすればいいことになります。
しかし、A氏は90日免停だから、45日以内に受講をすればいい、予約はそれに間に合うようにすればいいと考えていましたが、実際は甘くなかったようでした。
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【トラブル】免停講習の予約がいっぱいで先になり、免許返還が先延ばしになる
A氏は仕事の都合があり、免停開始日の約10日後に講習の予約に行ったそうです。窓口で講習の予約をすると、90日の長期講習は週に2回しか開催されておらず、1ヵ月先まで予約が埋まっていると言われたとのこと。
日数を計算すると、最短で予約できる講習日が、短縮された免許返還予定日より3日後ろにずれこんでしまったそうです。免許が返還され運転できるのは免停講習が終わった翌日となるため、4日分A氏は損をしてしまったことになります。
A氏は「一旦予約を入れたあと、キャンセルがでたら前倒しにしてくれるのか?」と尋ねたところ「当日キャンセルには対応できないが、このあと電話して予約状況を確認して、もし空きがあれば予約の変更は可能。ただし、予約手続きにはまた来てもらわないといけない。キャンセル枠が出ても電話口で枠をおさえることができないので、せっかく予約変更に来てもらっても、前倒しにできないがよろしいか?」と返答されたとのこと。
完全たるお役所仕事ですね。ネット予約にしたほうが、よっぽどスムーズですし、警察側の人件費削減にもつながるかと思いますが、まぁ、いっても免停講習を受ける人は、刑事処分を受けた前科者(そうなんです、スピード違反でも一発免停クラスは前科者になるんです)ですから、仕方ないですかね……
仕方なくA氏は、仕事を調整して最短で予約できる日に講習を申し込みますが、そのとき、窓口の担当(警察官だったらしい)が、短縮日数が最大の45日でなくなることを承諾する書面に記名、捺印してくれと言ってきたそうです。
その書面は控えがなく、A氏は取材のことを考えて、控えがないならスマホで写真を撮らせてほしいと頼んだが、「それはできない」の1点張りでらちが明かなかったので、要点だけ記憶して帰ることにしたそうです。
その書面の内容は、クリティカルな情報は何も含まれておらず、単に「このまま予約するが、免停期間の短縮は最大の恩恵が受けられないことを了承し、今後は文句を一切言いません」という誓約書のようなものだったとのことです。
講習日が最短免許返還日より後ろになったら、講習の最終日に免許返還が可能に
先程「お役所仕事」とボヤきましたが、免許試験場の警察官も人の子なのでしょう、A氏に親切な提案をしてくれたそうです。その内容とは「免停の最終日の講習終了時刻は午後3時30分、免許返還手続きの受付最終時刻は午後4時ちょうど。短縮された免停期間の最後は講習の最終日となる。免許の返還予定日はその翌日となるが、絶対に運転しないという誓約書を書けば、翌日が免許返還手続きをしない日であっても、講習の最終日に免許証を受け取れる」というものでした。
2日間の講習で鮫洲に通ったあと、もう1日鮫洲に行くという、都合鮫洲3日連チャンは避けられるようです。鮫洲って何もないですし(特に鮫洲の駅前は、昭和かよ、と思うレトロな雰囲気。筆者は好きな雰囲気ですが、3日連チャンで行く気にはならない)、京急の普通しか止まらないし、距離的には都心からさほど遠くないけれど、その割に移動時間がかかるという絶妙なロケーションにあるという、通うのが辛いところです。2日で済むことになったことで、A氏の沈んだ心を少しばかり救ったに違いありません。
なんとか講習の予約を終えたA氏。講習成績が「優」で無事終われば、オービスが光ってから丸っと5ヵ月後と数日で、すべての処分が終わって解放されることになります。
さて、次は免停講習。どんなプログラムだったのかの詳細をお伝えします。
しかし、講習の予約だけで記事1本分のボリュームになるとは思ってもいませんでした。編集部スタッフから文句を言われそうですが、ここは編集長特権。ジャーナリスト魂に火を点けて全力で最後まで詳細をお伝えします(キリッ)。
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※この記事は、2022年11月時点での情報を元に執筆しています。