愛車のカーコーティングを自分でやりたい方必見!種類別のカーコーティングの施工方法、手順、注意点をまとめてお伝えします。
成分別で5種類・水のはじき方で3種類あるカーコーティング
カーコーティングには、成分の違いにより「油脂系」「樹脂(ポリマー)系」「ガラス系」「ガラス」「セラミック」の5種類あります。
このうち、自分で施工しやすいのは、「油脂系」「樹脂(ポリマー)系」「ガラス系」です。また、成分の違いのほか、水のはじき方に「撥水(はっすい)」「親水(しんすい)」「疎水(そすい)」の3種類があります。
それぞれのカーコーティングの特徴は、次のとおりです。
油脂系コーティング
「油脂」のことばからわかるとおり、ワックスのことです。昔からあるカーワックスを、カーコーティングとは呼べない、と考えている人は少なくありません。一番オーソドックスな方法で、誰にも簡単に施工(施工というには及ばない作業)ができます。また、最も安価です。
デメリットとしては、耐久性・効果持続性が弱く、1度雨が降ると汚れは付着し、ワックスが流れ落ちてしまうこともあります。
天然素材である、カルナバワックスは高級品とされ、深く美しいツヤで仕上がるため、洗車好きな方にはおすすめです。
樹脂(ポリマー)系コーティング
フッ素やシリコン、テフロンなどの樹脂(ポリマー)でクルマの塗装面に皮膜を作るカーコーティング剤。フッ素は、歯医者で虫歯予防として歯に塗布されているものです。
油脂系コーティングより、効果持続性が優れており、施工も楽、コーティング剤もそれほど高くなく、使いやすいのが特徴です。
ガラス系コーティング
樹脂(ポリマー)系にガラス繊維を加えたものは「ガラス系カーコーティング」と呼ばれています。
効果持続性・耐久性は、樹脂(ポリマー)系より優れますが、施工時には下地処理をしっかりとしないと、塗りムラや美しさを損ねてしまいます。また、一度塗ってしまうと、なかなかはがれないため、失敗したときが大変です。
ガラスコーティング
主成分がガラス繊維でとなるのが、ガラスコーティングと呼ばれていますが、前述のガラス系コーティングと明確な区別、定義がありません。カーコーティング専門店など、プロが施工するカーコーティングは、ほとんどがガラスコーティングです。
効果持続性・耐久性は、ガラス系コーティングよりガラスコーティングのほうが勝り、デメリットは同じです。
なお、自己修復機能のクリア塗装が採用されている車種はガラスやガラス系コーティングを施工した場合、自己修復機能が損なわれる可能性があります。
セラミックコーティング
ガラスコーティングの上位互換がセラミックコーティングとなり、カーコーティングの中では最も高価な最上級コーティングとなります。基本的にセラミックコーティングの施工はプロが行います。耐久性・効果持続性・美しさ、どれを取ってもガラスコーティングに勝ります。
水の弾き方「撥水」「親水」「疎水」それぞれの特徴
撥水(はっすい)
水を強くはじいて、表面に美しい水玉を作るタイプが撥水です。カーワックスは撥水タイプとなります。ただし水玉がボディ表面に残ったままになると、雨ジミを作る原因となります。
親水(しんすい)
ボディ表面を伝って、水が下に落ちるタイプが親水です。ボディ表面に汚れが付いても、雨が降ると汚れもある程度流し落としてくれます。樹脂(ポリマー)コーティングは、撥水タイプと親水タイプどちらの製品も販売されています。
疎水(そすい)
撥水と親水の中間が、疎水です。ガラスコーティング・セラミックコーティングに疎水タイプがよく見受けられます。
カーコーティングの種類について詳しくはこちら
カーコーティングを自分でやるのに最適なのは?
DIYでカーコーティングするなら、コーティング剤が安価で作業しやすく、効果持続性もあるのでおすすめです。
前項で紹介した「樹脂(ポリマー)系」で「親水」タイプなら、価格・作業のしやすさ・効果持続性のバランスが取れていておすすめです。
ガラス系コーティングは、下地処理のための道具や材料をそろえなければならず、塗るための腕も必要です。
カーコーティングを自分で施工する方法
カーコーティングの基本的な施工の流れは「下地処理→コーティング剤塗布→仕上げ」です。
前項でおすすめした、樹脂(ポリマー)系コーティングや、油脂系コーティングの場合の下地処理は、一般的な洗車で大丈夫です。
樹脂系コーティング剤の塗布も難しくありません。ほとんどの樹脂系コーティング剤は、ボディが濡れたままの状態で塗布できますので、洗車後そのままで作業が継続できます。なお、より作業のしやすさを追求するなら、スプレータイプの製品がおすすめです。
ガラス系カーコーティングの下地処理のやり方はこちら
やはりカーコーティングはプロに任せたい、と思った方はこちら
「カープレミアガレージ」とは
「カープレミアガレージ」では、国家資格を持った整備士が点検に対応するため、クルマに関する疑問点や不安点は何でもご相談いただけます。また、定期点検などのサービスも行っているため、長期的なクルマの管理も安心して任せることができます。
また、カープレミアでは「カープレミアパーツ」としてリビルト・中古部品を推奨しており、自社グループ会社においても、リユースの生産から販売まで自社工場を有し低価格の実現を進めています。
「カープレミアパーツ」とは?
カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。
中古・リビルト部品って何?
中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。
リビルト部品をオススメする理由
1.新品部品を利用するよりもコストパフォーマンスが良い事
2.リサイクル、リユースといった資源の有効活用に繋がること。
3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。
中古・リビルト部品のメリット
新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。
その他、万が一の故障時に0円で修理対応する故障保証や、24時間365日対応可能なロードサービスなどのサポートも充実しています。安心・快適なカーライフは、「カープレミアガレージ」にお任せください。
※故障保証の利用は車両購入時に別途加入が必要です。
※この記事は、2022年5月時点での情報を元に執筆しています。