軽自動車の車検の期間・頻度はどれくらい【カーライフQ&A】

カーライフを賢く楽しむ クルマの点検・車検

普通乗用車から軽自動車に乗り換える方が多くなってきましたが、税金などいままでとは違うケースがあることに戸惑う方もいるのではないでしょうか。初めて軽自動車に乗る方や、人生初となる愛車が軽自動車の方などに向けて軽自動車の車検期間や車検に関する情報をお伝えしていきましょう。

軽自動車の車検の頻度・有効期限はどれくらいですか?

■軽自動車も普通乗用車と同じ有効期限

車検の有効期限は車種ごとに定められており、軽自動車は普通乗用車と同じく新車登録から3年間、以降は2年間となります。

ただし軽商用車(軽貨物)の場合は別。新車登録から2年間、2回目以降も2年間となります。ちなみにキャンピングカーなど特殊な使い方をする8ナンバー車は新車中古車を問わず2年間。バスやタクシーは新車登録から1年間、以降も1年間となります。

余談となりますが、1995年以前、普通乗用車は新車登録から10年を経過していた車両は毎年車検を受ける必要がありました。

その他、二輪(新車登録から3年間、以降は2年間)やレンタカーなど用途により車検の有効期間は変わっていきますが、有効期限を過ぎてしまった場合は公道を走行できなくなるところは同じです。車検が切れた車両で公道を走行してしまうと、道路運送車両法第58条の1や108条の違反となり「無車検運転」という状態と見なされます。

■車検切れで公道を走行すると罰則あり

この無車検運転には道路運送車両法108条により罰則が設けられており、6ヵ月以下の懲役、または30万円以下の罰金という刑事罰が科せられます。同時に交通違反として、免許の違反点数が6点加算されることに…。前歴がない場合なら30日、1回なら90日の免許停止。2回以上ならこれだけで免許取り消しとなりますので車検の有効期限の確認は必須です。

ただし私有地を走行することは車検の有効期限が過ぎていても問題ありません。公道を走行した場合のみ罰則が適用されます。

■自賠責保険の期限も要確認

車検の有効期限と併せて確認しておきたいのが自賠責保険の契約期間。

自賠責保険の契約期間は車検の有効期限と同じ場合が多いため、車検切れのクルマを公道で走行する場合は自賠責保険も未加入の状態になっているケースがあります。その際には自動車損害賠償法第86条の3項1号に抵触し、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されることになってしまうため要注意。

車検切れ、自賠責保険未加入が重なると、1年6ヵ月以下の懲役または80万円以下の罰金という非常に重い刑事罰が科されます。

自分が乗っているクルマの車検期間はどうやって知ることができますか?

©photoAC

所有している軽自動車の有効期限を知りたいときは、『車検証(自動車検査証)』もしくはフロントガラス上部に貼られている『検査標章』を確認することで調べることが可能です。

どちらにも車検の満了年月日が記載されていますが、検査標章の表面には車検満了年月のみが記載されているため要注意。車内から見える裏面には満了日も記載されているので正確な日付はそちらで確認しましょう。

また車検証はクルマに保管することが義務付けられています。車検の有効期限を確認するためクルマから持ち出した場合、次回運転時までにクルマに戻しておきましょう。

中古車の軽自動車の車検期間はどうなりますか?

軽自動車を中古で購入する場合、気になるのが車検の有効期限。ただし、中古で販売されている軽自動車には車検が切れた状態の車両も販売されています。

車検有効期限がある中古車の場合、残っている期間により車検のタイミングが異なります。購入した中古車の車検有効期限満了日までに車検を受け、以降2年ごとに車検を受けることになります。

また車検有効期限が残っていない場合、そのままの状態では公道を走行することができません。購入時に販売店などに依頼して車検を受け、それ以降は2年ごとに車検を受けることになります。

次の車検までにやっておくべきことは何がありますか?

車検は新車購入から3年後、以降2年おきに受けることになりますが、その間、メンテナンスはもちろん車検有効期限が少なくなった場合は車検に必要な書類などを確認する必要があります。

■車検に必要な書類を確認

車検は車検満了日の1ヵ月前から満了日まで受けることができます。有効期限が迫ってから車検を受ける場合、必要書類の不備で期限内に受けることができなくなることもあるので事前の確認は必要です。

軽自動車の車検で必要な書類は以下の通り。

・車検証(自動車検査証)
・自賠責保険証(自動車損害賠償責任保険証明書)
・軽自動車税納税証明書(2023年1月以降は原則不要)

納税証明書を紛失した場合は再発行が必要となりますが、発行までに時間がかかるケースもあるため注意が必要です。ただし2023年1月から市区町村が賦課徴収する軽自動車税(種別割)の車両ごとの納付情報を、軽自動車検査協会がオンラインで確認できる「軽JNKS」の運用が開始される予定です。「軽JNKS」の運用が始まることで、車検時の軽自動車税納付証明書は原則不要となります。詳しくは【軽自動車の納税証明書 Q&A】コンビニで再発行できる?2023年1月から車検時は不要に? を参照ください。

国土交通省HPより

■やっておきたいメンテナンス

各種オイル交換や点検は車検時に、と考えている軽自動車ユーザーが多いですが、メンテナンスは日頃からこまめに行うことをおすすめします。とくに通勤など、日常的に車両を使用する場合、オイル交換は走行距離5,000kmごとを目安に交換するように心がけましょう。

また料金の安さを売りにした業者に車検を頼む場合は、オイル交換費用はオプションとなるケースも多く、その費用はカー用品店などと比べてやや高めに設定されています。費用を安く抑えたいなら事前にカー用品店などでオイル交換を済ませておいたほうがよいでしょう。

こまめに点検やオイル交換を行うことで車検時に大がかりな整備が必要となる可能性が少なくなることもありますので、定期的なメンテナンスを心がけましょう。

【まとめ】軽乗用車の車検期間は初回3年、以後2年間。納税証明書は2023年1月から不要に

軽自動車の車検期間は新車登録から3年間、以降は2年間となります。車検期間については普通乗用車と変わりはありません。これまで軽自動車は軽自動車税納税証明書が車検に必要でしたが、2023年1月から普通乗用車同様に原則不要となります。

軽自動車の車検費用を「安く・安心」に済ませる方法〜「カープレミアガレージ」とは

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「カープレミアパーツ」とは?

カープレミアのグループ会社が提供する自動車パーツです。整備・修理の際に、主に「中古・リビルト部品」といった「リサイクル・リユース部品」などの低価格で安心のパーツを提供しています。

中古・リビルト部品って何?

中古部品(リユース)は、使用済み自動車等から取外され、テスターによる点検、清掃などを行い商品化された部品です。リビルト部品は、中古部品(コア)を分解洗浄、消耗品交換や故障個所の交換を行い、性能をほぼ新品同等に回復させた部品です。

リビルト部品をオススメする理由

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3.品質基準をクリアした部品で安心して使用できること。

中古・リビルト部品のメリット

新品部品と比較して部品にもよりますが、20%~30%ほど部品代金が抑えられるケースがあります。

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※この記事は、2022年12月時点での情報を元に執筆しています。

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