日本メーカーでは国内唯一の高級車ブランド、レクサス。2023年1月現在のラインナップ中の最低価格は、コンパクトSUVのベースグレードであるUX200の400万3,000円からとなっており、人気のレクサス製SUVを買おうと思ったら最低でも450万円ほどの資金が必要と、一般庶民ではすぐには手が出せない価格です。ちなみに最も高価なLX600エグゼクティブだと1,800万円+諸費用が必要に……。そこで狙いたいのが中古車。年式が少し古い車両や、1〜2世代前のモデルなら私たちにも手が届くかもしれません。今回はそんな「中古で安く買えるレクサスSUV」を選んでみました。
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No.1 コンパクトSUV「レクサス NX 300h」初代・前期型 2014〜2017年式
2014年にデビューしたNXは、RXの下に位置するコンパクトクロスオーバーSUVです。トヨタの3代目ハリアーとプラットフォームを共用するモデルですが、レクサス流の作り込みにより走りや内外装の質感が大きくアップ。エッジの効いたエクステリアは、上質なだけでなくスポーティさも感じさせるものになっています。
パワートレーンは、2.5L直4エンジンにモーターを組み合わせ、システム出力197馬力を発揮するハイブリッドのNX300hと、最高出力238馬力の2L直4ターボエンジンを搭載するNX200tで、それぞれにFFと4WDをラインナップ。なお、NX200tは2017年9月のマイナーチェンジ時にNX300と名称を変更しました。
レクサスらしいSUVを望むのなら、おすすめはNX300hです。EV走行が可能なので、大きく、重くなりがちなSUVながらJC08モード燃費で19.8〜21.0km/Lを達成。それでいて発進時や加速時にはモーターが力強いトルクを発揮してくれるため、走行性能にも不満はありません。全長4,630mm×全幅1,845mm×全高1,645mmのボディは日本の道でも取り回しに苦労しないサイズですから、非常にバランスのいいSUVと言えるでしょう。
中古車の相場は200万円台半ばから500万円ほどまでと幅広いですが、350万円以下でも過走行ではない、程度のいい車両を見つけられます。
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No.2 コンパクトSUV「レクサス NX 200t」初代・前期型 2014〜2017年式
先に紹介したNXのもう1つのパワートレーン、2L直4直噴ターボエンジンを積むのがNX200tです。これはレクサス初のターボエンジンで、いわゆるダウンサイジングターボながら、世界初の水冷式エキゾーストマニホールド一体シリンダーヘッド+ツインスクロールターボチャージャーを搭載するなど高級車にふさわしい仕上がりとなっています。
エクステリアはNX300hとほぼ共通ですが、走りは大きく異なります。このターボエンジンは燃費性能こそ12.4〜12.8km/LとNX300hには及びませんが、スポーツモードを持つ6速ATと相まってスポーティな走りが堪能できます。これは上級のRXとも異なり、当時のレクサスSUVでは非常に個性的なものでした。足まわりもそれに見合ったセッティング。引き締められていますが不快に感じないのはさすがレクサスと言えるでしょう。
中古車相場はNX300hよりやや安く、200万円台半ばから450万円ほど。高性能なターボ車とはいえスポーツカーではないので、安心して購入できる一台です。
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No.3 コンパクトSUV「レクサス UX」初代 2018年式〜
NXよりも下に位置するコンパクトクロスオーバーSUVがUXです。世界的にはコンパクトと呼ばれるものの日本ではミドルクラスに近いNXに対し、トヨタC-HRと同じTNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャー)のGA-Cプラットフォームを採用したUXは、全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mmと、カローラ クロスに近いサイズとなります。
グレードは2L直4直噴エンジンを積むUX200と、それにモーターを組み合わせたハイブリッドのUX250hの2つ。174馬力を発揮するガソリンエンジンはワイドレンジ化されたダイレクトシフトCVTが組み合わされており、WLTCモード燃費16.4km/Lの低燃費と滑らかな走りを両立しています。一方ハイブリッドは、システム出力184馬力のパワーと21.6〜22.8km/Lの低燃費を実現。駆動方式はFFで、4WDはハイブリッドのUX250hにのみ設定されています。
UXの特徴を一言でいえば、使い勝手の良さと高品質の融合でしょうか。ボディサイズ、特に全長がさほど長くないため居住性や荷室容量は大きいとは言えませんが、このクラスのSUVの中では高いクオリティを持っていると言えます。スタイルもレクサスSUVの特徴であるエッジの効いたもの。高級SUVらしい押し出し感が欲しいという人には物足りないでしょうが、普段使いできるレクサスとして多くの人におすすめできます。
中古車相場は、300万円台前半から500万円台前半まで(UX300eは除く)。流通量はUX250hが多いですが、同程度の走行距離であれば新車価格の安いUX200のほうが手頃な価格で手に入ります。この価格帯で現行型が手に入るのもUXの魅力と言えるでしょう。
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No.4 ミドルクラスSUV「レクサス RX」初代・後期型 2012〜2015年式
レクサスを代表するSUVと言えるのがRX。全長4,770mm×全幅1,885mm×全高1,690mmという堂々としたサイズを持つ初代RX(日本では初代だがRXとしては3代目)は2009年に登場しました。2012年にフロントマスクのデザインを変更するマイナーチェンジを行っており、現在のレクサス車に通じるシャープなデザインとなりました。おすすめしたいのは今でも古さを感じさせないこの後期型になります。
初代RXのグレードは、システム出力が299馬力でJC08モード燃費14.4〜17.4km/LのハイブリッドモデルRX450h、最高出力が280馬力でJC08モード燃費8.9〜9.1km/Lの3.5Lガソリンを積むRX350、そして最高出力が188馬力でJC08モード燃費10.0km/Lの2.7Lガソリンを搭載したRX270の3つです。駆動方式はFFで、RX450hとRX350には4WDも用意されます。
初代後期モデルのRXをおすすめする理由は、今でも色あせないクオリティの高さです。中古車価格がこなれてきているため、非常に手頃な価格でこの品質のクルマが手に入るのは魅力と言えます。最新モデルと比べれば静粛性や乗り心地、先進安全性能などに差はありますが、レクサス車の走りを100万円台で味わうことができるのです。
中古車相場は、RX270は100万円台半ばから200万円台半ばまで。RX450hは100万円台後半から300万円弱まで。RX350はタマ数が非常に少ないですが、100〜200万円台で手に入るモデルがほとんどです。いずれもこの価格帯で、本革シートを採用するバージョンLや、後期型から設定されたスポーツグレードのFスポーツを選ぶことも可能です。
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No.5 ミドルクラスSUV「レクサス RX」2代目・前期型 2015〜2019年式
レクサスRXの2代目は、2015年10月に登場。2022年末まで販売されていたモデルなので今でも古さはまったく感じません。初代よりもさらにエッジを効かせたデザインとなり、先進安全性能も大幅に高められています。その分中古車価格も安くありませんが、前期型で走行距離が多いモデルなら300万円台半ばのモデルを見つけることができます。
2代目RXの前期型は、システム出力313馬力を誇る、3.5L V6エンジン+モーターのハイブリッドモデルRX450hと、最高出力238馬力の2L直4ターボエンジンを搭載するRX200tをラインアップ。JC08モード燃費は前者が18.8km/L、後者は11.4〜11.8km/Lと差があります。燃費が良くパワフルなのはRX450h、低回転からターボが効き走りを楽しめるのは軽量なRX200tです。いずれも走りの質は高いので、好みで選んでいいでしょう。なお、2017年にロングボディ7人乗りのRX450hLを追加しましたが、中古車価格が400万円以下のモデルは見当たりませんでした。
中古車相場は、RX450hが300万円台半ばから800万円ほど、RX200tが同じく300万円台半ばから600万円となりますが、300万円台で選べるタマ数はそれほど多くありません。価格はもちろん、走行距離や装備などを見極めて選んでください。
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筆者おすすめの一台はこれだ
コンパクトSUV「レクサス NX」初代・前期型・200t 4WD 2014〜2017年式
レクサス初のターボエンジンを搭載し、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールや衝突被害軽減ブレーキ、ブラインドスポットモニターなど先進安全装備も採用する初代NX200tが筆者のおすすめモデルです。ターボモデルの割に燃費も悪くなく、何よりスポーティな外観に似合う走りが楽しめるからです。
中でも前後駆動配分を100:0〜50:50までコントロールする4WDは、ステアリング操舵量に合わせてトルク配分を行うことで旋回性も高めているのが特徴。この走りの良さはハイブリッドとは違う魅力と言え、「レクサス=ハイブリッド」ではないモデルの一台としておすすめしたいと思います。
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【まとめ】中古車なら憧れのレクサスだって手が届く
「レクサスのSUVのような高級車は自分には縁がない」、そう思っている人は少なくないでしょう。しかし、中古車であれば手が届くモデルがあることもわかったと思います。それは、車両のクオリティが高いレクサスだからこそ、中古車でもおすすめできるとも言えます。極端に古いモデルは先進安全装備が未装着なためおすすめしにくいですが、衝突被害軽減ブレーキなど最低限の安全性を備えたこれらのモデルなら、買って後悔することは少ないのではないでしょうか。
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※この記事は、2023年2月時点での情報で執筆しています